「戦争を知らない大人たち」の恐ろしさ | 国家教養主義・教養国民党宣言

国家教養主義・教養国民党宣言

国際金権主義(白人金融帝国主義)打倒!真善美の価値観を説く教養主義の復権と、国家への帰属心・公徳心を説く国家主義との融合を図る新世紀のイデオロギー・国家教養主義を提唱する。その担い手は定住し正業を営む生活者である。日本人再生・啓蒙・覚醒の為のブログ。

 団塊の世代はベビーブーマーと言って、、いわゆる戦後復員してきた若者達の子供である。だから、親が戦争体験者というのが多い。だから、親から戦争の話・苦労は聞いている人間が多い。私は団塊の世代ではないが、北支戦線に従軍した叔父さんから、戦地での話をよく聞いた。「行けども行けども砂漠」「身体のでかい中国人を小さい日本人が塹壕から銃剣で突き上げたら百発百中だった」とか、中々生々しい話を聞かされた。そういう話を子供時代に親から聞かされた世代は、青年期がベトナム戦争とも重なっているし、反戦運動をするにしても、あまり軽はずみな奴はいなかっただろう。フォークソングで反戦歌を歌っていたのは、ただのアホだろう!
 本当の平和主義者というのは、戦争を知っている人間である。そして、親から戦争の生々しい話を聞かされて、成長後も、日常茶飯事のごとく流れてくるベトナム戦争の報道を見聞きしていた世代も、実感していなくても、まあ戦争の悲惨さは知っていると言っていいだろう。こめかみに銃を突きつけられて射殺されたり、爆弾で吹っ飛んだ兵士の肉体を扱う米兵、裸で逃げ惑う子供の映像とか、今とは比べ物にならないほどの生々しい映像が流れていた。取材するマスコミも命懸けだったのだろう。ネットがこれだけ発達している中、何故そんな映像が出てこないのかと思う。今のマスコミは危険なところへ一切行かない。
 そして、「戦争を知らない子どもたち」どころか「戦争を知らない大人たち」で溢れかえっている。「戦争を知らない」奴らが一番恐ろしい。他人にやらせるからな。そして、戦争は自分に降りかからないところから見物している分には面白い。だから、こういう奴らが、一番戦争を起こす可能性が高い。すわ!第三次世界大戦!の時代はもうそこまで迫ってきている。