LONGMORN 1969-2009
なんだか無くなる寸前でコメントUP間に合った?
LONGMORN 1969-2009 59.3% 1st Fill Sherry Butt#5293 G&M Reserve for JIS
色はマホガニー、トップからレーズンとシナモン、コリアンダーシードを感じ、ややオイリーで、アグリコールラムの長熟品、グレープフルーツの皮、オロロソシェリーとアルコールのアタック。ほのかにピートの土っぽさとスモーク、遂にはラズベリーまで感じさせる複雑な香り。
見た目のアルコール度数や実際に香った時のアルコールのアタックに比べて口当たりは丸く感じる。
舌先には強いレーズンの甘みと酸味、全体的にはややドライでシナモンやクローヴなどのスパイスを感じ、舌にざらつく感じさえ残る。ローリエのような青っぽさとオイリーさが舌に絡み付く。
フィニッシュも長く、ほのかなレーズンとシナモン、クローヴ、コリアンダーシード、グレープフルーツとラズベリー、最後にピートが残る。
少量の加水で甘い香りになり、優しさが出る。味はややドライになり、バニラっぽさが出てくる。
1:1の加水だとかなりオイリーでウッディーな感じになる。
ストレートがオススメだが、加水してかなり変化をするので面白い。色々な楽しみ方ができる1本。
当店のプライベートボトルとしてリリースした#5298とはカスク違いで、同じ日にカスクサンプルをティスティングした4樽のなかの一つ。
店主が一目惚れしたのが#5298、次によかったのがこの#5293で、この2樽が日本向けにボトリングされた。あとの2樽は海外でリリースされたようだ。
ロングモーンの中でも特に名品と呼べる1本だろう。
店主