靴修理のお話 -7ページ目

“John”修理編




前回の続き…と言っても、五ヶ月が過ぎてしまいましたf^_^;

開き直ってブログ更新です!


修理編スタート‼

お客様の希望は、
*オリジナルの靴底の雰囲気に近い事
*靴底の厚み・バランスも元と同じ
*底が剥がれないように!

その他、諸々あるのですが、大まかには以上の事が重要事項です


そこで、私が提案した材料は天然クレープです。


一体型の雰囲気が出しやすく、柔らかくて元の履き心地に近く、微妙な厚みの調整が可能です


先ずは、しっかり元のソールの各部分の厚み・傾斜角度をメモして、丁寧にバラしていきます

そして、ミッドソールを取り付け(厚み調整・船底状の傾斜を作り)、中底と縫い合わせる(マッケイ)




そして、アウトソールを取り付ける



サイドに薄い天然クレープを巻いて完成(^O^)/




後日、お客様よりお礼の電話とメールを頂きました。その時、添付して頂いた使用後の靴の画像を使わして頂きました。


有難い言葉を頂き、修理を任して貰った私も、とても達成感がありました。


まだまだ、日々勉強ですが、これからも腕を磨いて行こうと思える出来事でした


寒い冬の日々、Johnも活躍している事を願いつつ、私も頑張ります!


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大阪市西区京町堀2丁目6-28 1F
06-6447-2088
定休日・月曜

"John"と呼ばれる靴

久々のブログ…しかも、夏なのに冬靴のご紹介です(^_^;)


昨年末に、東京にお住いの女性のお客様よりメールでの問い合わせ

専門的な用語を含んだ質問に、文章の苦手な私は、妻の力を借りて少しでも修理方法・仕上がりのイメージが伝わる様に四苦八苦…

何度か、やり取りをしている内に、もしかしたら同業者?…とも思いました

中々、文章では伝えられないので、電話することに

話をしていると、本当にこの靴が好きで、修理内容に納得した上で依頼したいというのが伝わってきました。
この靴が好き過ぎて、“John”と、名前を付けているとの事


靴に、詳しいと感じたのも、ご自身で色々調べて、直接修理屋に行ったり、当店以外にも何店舗かメールで問い合わせされてた様です。


私としては、折角問い合わせして頂いたので、出来る限りイメージして貰えるよう説明しますが、直接店頭で修理人と会話して修理を依頼するのが良いのでは?と、提案してみました。


色々、悩まれて年明けに“John”が、当店にやって来ました

靴修理のお話-HI3H06950001.jpg


一体型のウレタン底で、経年劣化していました。
メールで画像も見ていて、電話で説明も聞いていたので、想像していた修理方法で進める事にします(^_^)


長くなったので、修理編は次にしますね

次は、なるべく早く投稿します^_^;



カツサン



靴の丸洗い講習会

あるショップさんからの問い合わせ…
『緑のスエードの靴は、洗えますか?本部に問い合わせてみたら、色落ちがするから止めた方が良いと言われて…』


確かに、汚れの質によっては、使用する汚れ落としにより、色落ちする事もあります!

汚れの状態を説明してもらい、とりあえず、お持ち頂いて判断する事にしました。


洗い前
靴修理のお話-HI3H05140001.jpg
靴修理のお話-HI3H05160001.jpg

確かに、派手に汚れてます…しかし、これは、かなり綺麗になる自信がありました(^_^)v
『色落ちの心配はなさそうなので、出来る限りやってみます』


洗い後
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靴修理のお話-HI3H05320001.jpg
今回の汚れは、スエード表面に付いた、ゴムっぽい擦り汚れでした。
雨染みや油染みとは違い、通常のクリーニングでさっぱり綺麗になります!


『thicktrunk』では、週に20足以上クリーニングする事があります


そこで、『家でも出来る靴の丸洗い』講習会をする事にしました(^_^)v

日時
7/28 丸洗い \1200 14時~
8/4 お手入れ \800 14時~
※今回は表革で、スエードは除きます
 記事にしといて、すいませんf^_^;

両日、土曜日で1時間程で予定しています!
是非、興味のある方は、お店にお問い合わせしてみて下さいね!



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靫公園テニスコート北側
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