最近のシェリダンスタールカービングの手順(その3) | 俺のホビー!〜ほぼシェリダンスタイルカービング〜アメブロ支部

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タイトルの通りほぼシェリダンスタイルカービングについて書き込みをしようと思っています。

今後の記事はエキサイトブログで書きます。エキサイトの登録しなくても大丈夫なのでよろしければお気軽に遊びに来て下さい。
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こんばんは(^-^)/

昨日は夜中酒飲みながらiPhoneでAmazonサイト見てたら...ポチッとやっちゃいました..
明日には着くと思うので到着したらアップしますが、別に今必要なものじゃないし..男のロマン~と思っただけです(-"-;A

皆さんも酒の勢いには気をつけてくださいね(笑)

前置きくだらなくてすいません...ここから本題です。

前回の続きからです。今回は「ベベラ」「ベンナー」です。

前の記事に書こうと思っていたんですが、刻印の呼び名は様々です。僕は刻印の形状と効果で覚えています。なので、ブログ記事を書く時はカタログで名称を確認しながらです。
もしかしたら誤字があるかもしれません。そこはご容赦を(^▽^;)

まずは「ベベラ」から。

ベベラ打ちの際にもっとも気をつけるべきところは強弱(コントラスト)だと思います。
もちろん花や葉にも強弱はあると思いますが、それほど気にすることないので比較的楽だと思うんです。
でも、地味なところですが、とにかくツルは強弱をかなり意識して打ってます。なのでもの凄い疲れます...たまにツルも花も全部思いっきりドカドカとベベラ打ってやりたくなります...
今作ってるコンテスト用の2作目のカービングは「これでもか!!」とばかりに穴があくほどのカットと打刻をしてます。非常に楽しいです(笑)

ツルの先端はガツンと深く!徐々に弱く打っていくんですが、左上の○で囲っている様なツルの終わりが集中するところ。
ここはかなり魂込めます!!ここで全体の繊細さが決まるぐらいに思ってます!!

ということでベベラは打ち終えました。この作業1番嫌いです(笑)

次にベンナー(ベイナー)です。

僕はギザギザのついたもの(ライン&スカラップベイナー)とギザギザのないもの(ラインベイナー)を使い分けしてます。

ちなみにスカラップ(スカラプ)の本来の意味は「帆立貝」です。帆立貝のからの淵を思い浮かべると分りやすいと思います。凸のところが大きな山で凹んだところは小さく尖っているといった感じです。

ここでちょっと脱線させてください。というかアンダーショットの時の言い忘れです!!そしてここはほぼ本の受け売りです(笑)

花や葉の山と谷の部分もスカラップって呼びます。花と葉のスカラップはカルフォルニアスタイルから採用されてシェリダンスタイルでも1つの特徴だと思うのですが、ここは1番苦戦するところじゃないかな?と思います。
花と葉のスカラップをキレイに見せるには細かな曲線のカッティングを頑張るのはもちろん必要なのですが、アンダーショット(リフター、アンダーカット)の刻印の善し悪しで決まってしまうところもあると思います。
先ほども言いましたが凹んでいるところの細かさを表現するにはアンダーショットの1番細いものの精度が問われると思います..
これだけはショップの社長さんにバリーキング刻印を何本か取り寄せてもらって1番いい出来のものを選んでもらってもらいました。僕にどれが良いのかなんてわかりません(笑)
バリーキング刻印をかったのはこの時が初めてでかなり高いな~と思ったので、協進エルさんのEMS刻印で1番細いアンダーショットを試し打ちさせてもらった時、かなりいい感じなのを知った時はもっと早く出してよ~とか思っちゃいました(笑)

僕は1番細いタイプでも太いな??と思っちゃうのでステンレスの釘を加工したアンダーショットを使っています。ショップの店員さんに聞いたのですがこれは結構作る方多いみたいです。
上が自作のアンダーショットで下がバリーキングの1番細いアンダーショットです。

すいません。ベンナーに戻ります。
ベンナーは個人的な考えかもしれませんが?間隔を狭く均等に打つとキレイに見える刻印だと思います。特にスクロールのところなどは特に。

それと正反対なのがカモフラージュでこの刻印はあまり間隔を詰めすぎるとキレイに見えないと思います。
あと、僕はシェリダンスタイルではほとんどカモフラージュを使いません。参考書によく書いてある花の中心から放射状に打つべき箇所にも僕は打ちません。カモフラージュに限らないと思いますが好き嫌いってありますよね?

もちろん例外もあって葉のベンナーはせいぜい打って片側だけでいうと4、5本ぐらいです。あと、葉のベンナーの打つ向きはどちらでも良いと思います。末広がりになるような向きで打てば葉が広がった様に見えますし、逆に打てば葉が内側に丸まったような感じに見えると思います。

あと、ベンナーはシェリダンスタイルでは「ストップ」の代用として使うことが多いと思います。効果はそのまんまなんですが留めです。
唐草やスツールマンスタイルではベベラの終点に使う事が多いと思いますが、通常刻印のストップは先が丸くなっているのでこれをシェリダンスタイルで打つとシャープさがなくなると思います。
たまにですが僕は逆に丸みを出したいときにわざと先の丸いストップを使う事もあります。

僕が主に「ベンナー」を「ストップ」の代用として使う箇所はベベラの終点を留めてアクセントをつけキリッとさせたいところ、ツルの枝分かれ(分岐点)をはっきりとさせたいところです。
今回の図案だと写真下の矢印のような「ツルが枝分かれするところ」「花の中心に向かって打つベベラの終点」。
この部分を僕はスカラプ(凸凹)のない先端が尖ったベンナーを使っています。バリーキング刻印を持っていなかった頃は通常刻印のV707を使っていました。
なお、「ツルが枝分かれするところ」のベンナーは気分でスカラップが入ったものを使う事もあります。

こんな感じでベベラとベンナーは終わりました。

しかし文章長過ぎですね...こういうのって文章で伝えるより対面で見てもらうのが1番だと思うんです。機会があればうんちくはほどほどにして実際に見てもらいたいです(^▽^;)

今日はこんな感じです(⌒∇⌒)ノ""