僕が高校2年の夏〜
母親が、この新興宗教の教祖から直々に

息子さん、命がありません。
黒い大きなマントを被った死神がついています。
一度死んだということにして、
棺桶を作って海に流してください。

って(; ̄ェ ̄)

はぁっ⁉️

なんやそれ〜‼️って感じです。

なんで僕だけがそんなこと言われないといけないのか、本当になんで❓なんで⁉️です。

本当に泣けてきました


周りの信者さんも苦笑いです。


ただ1つ思い当たる事があって…

忘れもしません、小学校4年の時に

寝ている時に、夢か現実か夢なんですけど、

真っ暗闇の中、遠くから、

シャラ〜ン  シャラ〜ン

と音を立てて近づいてくる人が来ました。


真っ黒いマントを被って、顔は骸骨風
大きなカマを持っています。

テレビで出てきそうな、死神です。

それがどんどん近づいて来るのです。


シャラ〜ン シャラ〜ン


声も出ません❗️

そして、目の前に来て、

カマを大きく振り上げるのです‼️

うわぁ…殺される…


体が全く動きません。


目を強くつぶりました。


しばらくすると、


シャラ〜ン  シャラ〜ン


その死神は振り返って、僕に背を向けて
シャラ〜ン  シャラ〜ンと不気味な音を立てて帰っていくのでした。


その後、目覚めた僕は、
全身汗だくで、ビチョビチョで、
胸の前で手を組んでいました。(亡くなった方が胸の前で手を組むのと同じです)

この幼い時の記憶があったので、

死神ついてます

とか訳の分からんこと言われても、
少しは思いあたる節があるなぁと思いました。

そして、教祖に言われた

棺桶作って海に流しなさい

って

棺桶なんか作ったことないし(´・_・`)


ちょうどこの時、盆法要の期間で、
たくさんの人がお参りに来てました。


そして、この宗教の信者さんで、宮大工のおっちゃんが、僕の棺桶作りを手伝ってくれました。


これがまた、めっちゃ上手いんですよ〜


ただ単に、四角い箱ではなく、
材木をカーブに切ったりして、
それはもう、立派な棺桶、立派な曲線美です。

さすがおっちゃん♪(´ε` )

技術ハンパないぞ٩(ˊᗜˋ*)و

まぁ、そんなん言うても、僕の棺桶ですしね〜

そして、棺桶には、何を入れたか、
確か白装束の衣装と白い三角頭巾を入れたように思います。

白い三角頭巾は、すぐに用意なんか出来ないので、母親が急遽、白い三角頭巾を作ってくれました。


そんなこんなで
せっかく作った
宮大工さん特製の棺桶と
母親お手製の三角頭巾を入れた棺桶を
夕暮れの海に流しましたとさ•*¨*•.¸¸♪


生い立ちシリーズ
まだまだ続くよ〜٩(ˊᗜˋ*)و