子どもたちが笑っている場所 | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



とぶくじら新年初回の練習は、

とても楽しく進みました。


冬休みはあけてないけれど、

部屋の都合で今回は午前午後と

長丁場の練習だったにも関わらず、

クラスの子は誰も休まず、

みんな元気に集まりました。


今日はエンディングから練習。


お釈迦様からお経をもらい、

友と再開して、

自分たちはどう生きたいか、

見つけて進む場面です。


『西遊記』の物語は、

天竺でお経をもらってからが、

本当の旅の始まりだと

私は解釈しています。


苦行を乗り越えて、

「自分」という不自由な観念から開放され、

本当に心のままに生きていく。


旅の行く末を見守る神々からも

たくさん力をもらって、

強くなるために戦うではなく、

違いを認め、

理解するという術を手に入れる。


だからこそ、

もっと遠くに飛べる。


そのテーマについて子どもたちと話すと、

子どもたちは作品を理解していて、

私が投げかける質問に

上記のようなことを言ってくれました。


そして、

形作られていく物語に、

みんなで命を吹き込んでいきました。


悟空が強く見えるには、

戦う周りのリアクション。


踊っている子を励ます周りの歌声。


歌がハモるには、

互いの声を聞き、

相手のパートの音を知っていること。


自分から声を発することで、

周りの反応は変わる。


***


すごいなぁ…


子どもたちの全てが、

まるで『西遊記』の物語そのもの。


それを見守る保護者の方々は、

部屋の片隅で装置の竜宮城を

仕上げてくれました。



みんながいるから

出来上がる物語。


想像もできないような

妖怪が次々に襲ってくるけれど、

みんなで立ち向かい、

他を恨まず、

みんなで笑って解決していく。


子どもたちの日々も、

そうあるように、

明日の練習も楽しみます。