それぞれの知恵で乗り越える | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



今日はとぶくじらのミュージカル

合同練習の日。


初めての通しです。


とはいえ、できていないシーンや、

迫力が足りない場面は

何度も何度もやり直します。


やっぱり

今までお休みが多かった子のいるチームは、

繰り返してやることになるし、

来ても他力本願だった子は、

急に不安になったりします。


でも、その中で

だんだん考え始めます。


自分は何が分かっていないか。


何をしたら、

楽しんで本番に挑めるか。


それは小さかろうが、

ちゃんと自分で考えています。


セリフを家で練習して来てくれた子は、

しっかり演技に集中していました。


年長さんでしっかりできているけれど、

不安を感じた子は、

自らお母様に袖にいてほしいと

お願いしたようです。


周りの同じ役の子は、

そのお母様の存在が頼もしく、

頼りまくって私に指摘をされてしまい、

そのお母様から心配した連絡がきました。


大丈夫。

今、わからないことが分かり始めた時期。


だから、

おとなは手を出しすぎず、

何に困っているのか見極めて、

必要な手助けをします。


でも、嬉しいのは

そのお母様が我が子以外も助けたいと

連絡をくださる気持ち。


一生懸命、考えてくれた証拠です。


分身悟空たちは、

ラストの悟空が輪を外した後に出てくる時、

すかさず自分たちも外し、

その輪がなくならないよう、

懐に入れていました。


賢いなぁ〜


わからない子を、

わかっている子がリードし始めて、

髪飾りが落ちないよう、

親子で考え工夫して、

みんながそれぞれの知恵で、

この難所を乗り越えていこうとする。


お昼休憩も、何度も

髪を結び直し合う女の子たち。


玉帝の頭飾り(写真のもの)は重いのに、

文句も言わず頑張る役の子を、

小さな女の子が心配して、

「あんなに大きいのを被り続けて、

頭が痛くならないの?」と、

私に聞いてきてくれたり、

お菓子交換が始まったり…

友情もしっかり芽生え始めています。


何もかもお膳立てしすぎず、

自分たちで考えて、

それぞれの知恵で乗り越えた力は、

きっといざという時にも、

しっかり働くことでしょう。


明日は、第二公演の合同練習!

がんばります!


チケット販売は、

1/27からです。