みなさん、こんばんは。ムラタです。
一昨日と昨日は、Billyさんによる歌と、エイドリアンの芝居の抜きの二本立て、今日はエイドリアンによる芝居中心、で稽古が進みました。

もちろん、並行しての衣裳・かつら合わせも実施。
衣裳スーパーバイザーのジュディスと、ウィッグ・スーパーバイザーのシュテファンが来日したので、明日からの衣裳・かつら合わせの段取りやら、前回からの懸案事項の確認やら、新しくなっている部分をどうするかやら、細々と打合せました。

帝劇は初となる彼らには、舞台を客席から見る、という経験もしてもらいました。
というのは前回、衣裳やかつらは、合わせの段階で非常に細かな調整を入れ、舞台稽古にのぞんだのですが、なんと、舞台稽古のために劇場入りして初めて、
「えっ?!帝劇って、こんなに大きな劇場だったの?!」
と来日スタッフがびっくりし(何しろロンドンの劇場とは間口や奥行き、客席の幅等々、全然スケール感が違うので…)、そこからまた帝劇サイズに合った直しが入る…という事態が発生したのです。
そこで今回は、まずは劇場を知ってもらって、効率よく出来るだけ無駄なく作業が進むようにしよう、と、実際の作業に入る前に劇場見学を組み込んだワケなのです。
スペイン・ツアーに関わった経験を持つシュテファンは、
「スペインはねー、もっとすっごく巨大なホールだったんだよ」
と笑っていましたが(巨大なコンサートホールみたいな所が多いんです)、二人とも、1階、2階、それぞれから見える帝劇の舞台面の広さ・奥行き、人間の大きさを確認し、今の段階で進めるべきことの参考としてくれたようです(^^)


それから、のどじまん。
2次参加者のチラ見せ映像、アップされてますが、もうご覧になりましたか?
歌ウマあり、熱意あり、レミ愛あり、パフォーマンスあり、人間ドラマあり…是非是非、みなさん、チェックしてみて下さいね。

正直、この企画が発表された時、「帝劇で歌えるチャンス!」と喜ぶ方がいる一方で、「は? 帝劇に素人を立たせるなんて、何考えてんの?」と思った方もいらしたと思うんです。
あ…こんな正直なこと書くと怒られるかな…f^^;
ただ、これはキャストを探すためのオーディションではなくて、「レ・ミゼラブル」を盛り上げるためにお客様と一緒に出来る新しい何かを、というところから生まれた "イベント" なワケでして、みんなでレミの曲を使って楽しみましょう!が目的ですから、「ん?」と思われた方もどうぞあたたかーく見守って下さいませ。
よろしくお願いします m(_ _)m


脱線しますけど、
そもそもガチのオーディションだと、こんなほんわかした気持ちではやれないですよね、参加される方も運営・審査する側の我々も。
オーディションの場合は、記念受験の方も中にはいらっしゃいますが、やはりほとんどの皆さんは人生賭けての真剣勝負なわけで、受け止める側のこちらも、決していい加減な姿勢では向き合えないですから。
もちろんキャスティングは、作品の成否を決める大事な要素のひとつなわけで、そういう意味での大変さ、というものも当然のことながら付随してきます。
なので、「オーディションやるよ」と宣告されると、ムラタはまず、深ーくため息ついてしばし黙り込んでしまうのです f^^;

同じキャメロン作品のオーディションでも、レミにはレミの、サイゴンにはサイゴンの大変さがありますが、まず、数から言うと、レミの方が応募数は圧倒的に多いです。
歌勝負のため、異ジャンルの方や歌に覚えのある一般の方でもチャレンジしやすい作品なんですね。
一方のサイゴンは、一部キャスト以外はダンス必須のため、踊りが不得手だったり経験がなかったりすると応募しづらいなぁ…というところがあります。
もちろんここに、オールキャスト公募か一部キャストの追加なのか、という募集形態も影響してきます。
だいたいいつも、数千のサイゴンに対してレミは1万通越えが普通、な感じです。


応募数が多い、ということは、当然作業量が圧倒的に多い、ということです。

オーディション実施決定 ⇒ 日程を固めて、募集要項の下案を作成 ⇒ 公募開始 ⇒ 募集締切、とまあ、ここまでの流れと業務量は、どちらの作品でもそう大差ないですけど、レミは、ここから先がもう…。
まあ、長くなるので、またの機会にしましょうか f^^;



明日から稽古場を引っ越します。
今度は稽古用のセットも入っていて、本格的な立ち稽古が始まります。

この何日かはスタッフも、稽古運営と稽古場仕込みの2手に別れての作業になり、いやもう…あっちもこっちも、結構ばたばたな日々で…稽古場写真も撮れないうちに、毎日、気づくと稽古が終わってる、という… f^^;
明日からは、精力的に(?)写真も撮りつつブログ書きたいと思います。
みなさん、「書け~!書くんだ~!」なパワー(笑)を送って下さい。お待ちしてます(笑)

ではまた~。