みなさん、こんにちは。
昨日、5月26日(もう日付変わってますが)は昼、夜ともに、帝劇マイ楽日、のキャストがいました。
まずは昼の部、テナルディエ/橋本じゅんさんが、一足お先の千穐楽、を迎えました。
ゴールデンウィーク明けに初日を迎えたばかりの橋本さん、あっと言う間に帝劇の終わりが来てしまいました。
一昨年2017年公演の際の帝劇千穐楽は、その後の地方公演には参加出来なかったため、ご自身の大千穐楽ということで、とても寂しい思いをされたそうですが、今年は9月の札幌までとあって、全く違う気持ちでの千穐楽となったようです。
開演前のカンパニーの全体発声の時間では、まずは、橋本さん楽日をお祝い。
歌唱指導のスタッフから、全体的にすごく良くなっている、揃ってきているところはあるけれど、と前置きがあった上で、
「もう一度(原点に)立ち返ってしっかり言葉を届ける」
「(歌っている途中で)エネルギーを途切らせない」
というノートが出ました。
これを受けて、レミ歴の長いキャストから出た、
「休符にこそ意味がある。ただ休む、ブレスする、のではなくて、何故そこに休符があるのか、どんな意味があってそこに休符が入っているのか、しっかり考えて歌う、芝居することを忘れないようにしてほしい」
というアドバイスにみんなが真摯に向き合います。
開演前の円陣でも、バルジャン/吉原光夫さんが改めてこの言葉を取り上げ、しっかりやっていこうと檄を飛ばしていました。
昼の部は無事に終了し、カーテンコールで吉原バルジャンが、橋本テナルディエが千穐楽であることを告げます。
橋本さんは、お客様への感謝の言葉とともに、次のような挨拶をしました。
「(一昨年は)帝劇公演のみで、ツアーに出るみんなを見送って、まるで時計の針が止まってしまったような2年間だった。(今回は)忘れ物を取りに来るような気持ち」
「役者をやっていて良かった、と。奥底で宝物にしている作品です」
そして、
「10回くらいしか(今回、帝劇で)演らなかったので、東京でお会いできなかった(ご覧いただけなかった)お客様がたくさんいらっしゃると聞いています。大きい事を言いますが、近い将来、また帝劇でみなさんとお会い出来たらと思っております」
橋本さん、帝劇はみんな(劇場全体)で作品を作っている手作り感あって好きな劇場、なのだそうで、是非また帝劇に戻って来ていただきたいですよね。
そして挨拶の最後、今年はみんなと一緒にツアーに出るということで、
「行っていってきます、と言ったら、皆さん、恥ずかしがらずに "行ってらっしゃい" と言ってもらえますか?」
と客席に呼びかけ、満場のお客様から、
「行ってらっしゃ〜いっ!」
の言葉をいただいて、満面の笑みでの楽日となりました。
カーテンコール、橋本テナルディエのご挨拶
この後、最後を締めるはずの吉原バルジャン。
帝劇後は名古屋・大阪・博多・札幌と公演が続く、という話から、今日の北海道の帯広が37℃という記録的な暑さに触れ、
「みなさんもTシャツ1枚で」
そしてこの後、是非見に来て下さい、と続くのかと思いきや何故か、
「裸一枚で」
と言い直してしまい、これにはご本人も「裸一枚?」と笑いながら首をかしげ、お客様とカンパニーは爆笑、となってしまいました。
「お客様も来てくれるかな?」
「いいとも〜」
という "時代"?"世代"?を感じる締め括りとなった、橋本テナルディエ千穐楽カーテンコールだったのでした。
*詳しい模様は、東宝公式youtubeに映像がアップされていますので、まだの方は是非お楽しみ下さい。東宝演劇部twitter または レミ公式HPーMovie で映像、探せます。
終演後、橋本テナルディエを中心にみんなで記念撮影。