26日夜の部、千穐楽カーテンコール、つづき、です。

 

斎藤司テナルディエの面白コメントで、客席のみなさんはもちろん、キャストもスタッフもいっぱい笑った、までは良かったのですが・・・。

進行役の工場長/石飛幸治さんも、ツボってしまって上手くつなげません。

それでも何とか、次の濱田めぐみファンテーヌを紹介。

 

ところが、濱田さんも笑い過ぎてしまったようで、

「何を思っていたか全部忘れた(笑)」

挨拶の途中でも、「千穐楽」を「卒業」と言い間違うなど、斎藤さんお笑いパワーの影響は大きく・・・f^^;。

濱田さんは、ずっと、「レミ」には縁がないのかなと思っていたので「最初に(自分が掲載された)チラシを見た時に、夢がかなうんだな、と思った」そうで、ファンテーヌ役を演じること、レミに出演することを本当に楽しんでくれているのが、とても伝わって来るコメントでした。

 

 

 

そして、ジャベール役の上原理生さん。

いつものように、低めの落ち着いた語り口で「えー、本日は」と話し出します。

アンジョルラス役で帝劇デビューして以来、ずっと赤いベストで学生を引っ張って来ましたが、今回はジャベール役ということで、幕が開くまで不安で仕方がなかったとか。

頑固者で融通のきかない頑固者ジャベールは誰からも愛されなかったけれども、実際に演じる中で、彼を演じる自分は彼を愛し続けようと思ったそうです。

 

 

 

最後はもちろん、ジャン・バルジャン、佐藤隆紀さん。

「ジャン・バルジャン役の」

と超低音で静かに自己紹介する佐藤さんの肩に、上原さんが後ろから、おいっ!とばかりに手を伸ばします。

 

 

「いや、良い声してるな、と思って」

と明るく挨拶を始めた佐藤さんでしたが、バルジャンを演じると決まってからの緊張は半端ないものだったようで、キャスト発表の前日には普段飲まないお酒を大量に飲んで寝たとのエピソードを披露し、そんな風に、ずっと緊張が続いていたんだけれども、と続けて、

「(歌稽古の初日に)アンサンブルのみんなの歌声を背中で浴びた瞬間、緊張なんかしてられない、バルジャンとして生きなきゃいけない、と教えられて、力を貰った日でした」

と語る際には、涙をこらえながら言葉を絞り出していました。

「まだまだ頼りないし、自分としても、バルジャンという役を掴みにいっても、掴んだようで離れていって、逃げていって、苦しみもがきながらやってきた」

と心情を吐露しつつ、これから続く地方公演へ向け、自分だけでなくカンパニー全員で精度を上げて進化していけるよう、日々本番を経ていくことで

「♪生まれ変わるのだ〜」

と力強く歌って締めくくりました。

 

 

幕が降りた後は、舞台中で手締めです。

佐藤さんの発声で、三本締め、を行いました。

 

 

 

そして最後に、26日夜キャストで記念撮影です。

 

 

 

残るは27日昼と28日昼!

 

実は今、御園座で、舞台稽古中です。

モニターからは、民衆の歌リプライズが流れてきてます。

急いでアップして、御園座初日に備えます!