みなさん、こんにちは。

やっとたどりつきました、帝劇千穐楽。

5月28日昼の部、帝劇公演のラスト。カーテンコールレポです。

 

 

 暗い中で撮影したので見づらいですが・・・

 2幕開幕間際の、上手(舞台向かって右手)の袖中。

 スタンバイ中の(左から)ガブローシュ/大矢臣くん、

 アンジョルラス/相葉裕樹さん、ジャベール/伊礼彼方

 さん、バベ/町田慎之介さん、レーグル/深堀景介さん、

 マダム/湊陽奈さん、クラクスー/土倉有貴さん、

 ファクトリーガール/島田彩さん、宿屋の女房/伊藤

 美咲さん。

 

 

 同じく2幕開演前の下手袖。

 左から あばずれ/小林風花さん、クールフェラック/今井 学さん、ジョリ/篠田裕介さん、若い娼婦/みいさん、

 カフェオーナーの妻/篠崎未伶雅さん、プルベール/藤田

 宏樹サン、司教/中西勝之さん、ファンテーヌ/知念

 里奈さん、病気の娼婦/桃菜さん、買入屋/般若愛実

 さん、かつら屋/桑原麻希さん、コンブフェール/鎌田

 誠樹さん。

 

 千穐楽も、2幕前の空舞台で旗振りの確認をしていた

 藤田プルベール。通りかかった鳩/木南清香さんと。

 

 千穐楽の2幕、開幕です。

 

 

千穐楽だからこそ、いつも通りに、と始まった公演。

1幕、2幕と静かな熱気に包まれながら進み、ついに終幕。そしてカーテンコールが始まりました。

 

幕前に出たバルジャン/吉原光夫さんは、

「・・・言うべきことがいっぱいあるけど(言葉が)出て来ない」

と、ひとつひとつ丁寧に言葉を選びながら、帝劇千穐楽を告げて、再び幕を上げます。

 

まずは、アンサンブル14名が前列に。

進行役のKENTAROさんは花道に控えて、アンサンブル代表で挨拶する工場長/伊藤俊彦さんを立てます。

「見る方それぞれが、その時の気持ち年齢、さまざまなポイントで感動した、響いたということがあると思います。演者も一緒で、キャスト、スタッフ、お客様、その日その日でドラマが生まれます。(これからの地方公演)アンサンブルは、前半後半で(分かれて)行くので、ツアーでは会わない人もいます。寂しいですが、みんなで創り上げた(作品な)ので心はひとつに、お客様の愛を胸に駆け抜けていきたいと思います」

 

 

 

続いて、大人に交じって頑張った子役ちゃんたちを紹介・・・しようとしたら、「大矢」と言ったところでジャベール/伊礼彼方さんに動きが。すかさずKENTAROさん、

「伊礼彼方で、スターズ!」

と言ったまでは良かったのですが、

「どうすんのよ(この空気)?!」

と苦笑することに。

 

気を取り直し、あらためてガブローシュの臣くん、リトル・コゼット、リトル・エポニーヌで交互出演の桑原広佳ちゃん、山本花帆ちゃんの頑張りを労いました。

 

 

 

続いてのプリンシパル挨拶は、KENTAROさんからでした。

「ずっと、何を喋ろうか考えていて・・・(自分は)1幕と2幕の間におにぎりを食べるんですけど、歯磨きしようとして(並べてあった歯磨き粉と)間違えて、洗顔フォームを付けちゃって」

と、今、洗顔フォームで非常にさわやかな息であることを告白。

役として舞台上で真摯に生きるがお客様への恩返しと思っているが、この千穐楽公演は、いろいろなことが上手くかみ合って、とても幸せを感じながら演れたのだそうです。

 

"素敵なスピーチ" と自賛 f^^;の後、

「大先輩、森公美子さん」

の紹介で、汗を吹き拭き、マダム・テナルディエ役の森さんが前に出ます。

「5月末というのに8月の暑さの中、また、某国大統領がお越しで警備が厳重な最中」と切り出した森さんは、公演中にマイクに不具合が起きたことをお詫びし、

「すべては私の汗のせい。こんなに(汗が)出ると思わなかった。もっと予防しとけばよかった・・・」

と猛省のご挨拶でした。

[ムラタ註:マイクが汗で "水没" して機能を失い、その後の衣裳替えの際にマイクを取り替えたのですが、

「くみさん、声大きいから(舞台中にいたキャストは)マイク飛んだの気がつかなかった」

とのKENTAROさん談アリ f^^;]

 

次に、2017年に続き、アンジョルラスとして帝劇に帰ってこれた幸せをかみしめる毎日だった、とコメントした相葉アンジョルラスは、9月までの地方公演に向け、

「革命の灯を絶やさぬよう進化して行ければ」

と、革命リーダーらしく挨拶を締めます。

 

 

 

続いては、同じく2017年からの続投となった内藤大希マリウス。

「この作品に参加することで、公私ともに沢山のエネルギーをもらって、経験させてもらって、学ぶべきことが多かった。支えてもらった」

と感謝し、

「これからも一つ一つ大切に演じて行きたい」

 

コゼット/生田絵梨花さんも、前回2017年に引き続きの出演ですが、

「これだけ演っていても、感じるエネルギーとか受け取るものが全然違うし、つかめたとか、正解とかも全くわからなくて。『レ・ミゼラブル』、ホントに終わりのない旅だな、と感じています」

と丁寧に言葉を紡ぎます。

「今、この作品を通して生きられていることが幸せです。感謝をこめて、まだまだ終わらない旅を続けて行きたいと思います」


次は、2013年からエポニーヌ役を演じ続けている昆夏美さんが挨拶に立ちました。

「2013年から今日まで、エポニーヌという役の土台に、毎公演で得られる感覚や発見で新しい層を一枚一枚作って、それを考えて行く、終わりのない挑戦をしながら過ごして来ました」

と、刺激的な日々であったことに触れます。

お客様に負けず劣らず自分も「レ・ミゼラブル」が大好きなので、作品に恥じないよう地方も頑張ります、と誓っていました。

 

 

その2へつづくよっ。