<TOKIKO NOW> 新曲「広島 愛の川」のレコーディングしました! | 加藤登紀子オフィシャルブログ「Tokiko Kiss」Powered by Ameba

<TOKIKO NOW> 新曲「広島 愛の川」のレコーディングしました!

4月7日、「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さんの残された詩に山本加津彦君が曲をつけた「広島 愛の川」の公開レコーディングがあり、たくさんの報道陣が取材してくれました。スタジオには中沢さんの奥さんが来て下さり、ゆっくりとお話が出来、中沢さんが少年ジャンプの連載の後も「はだしのゲン」を書き続けるために (完結までの10巻) どれほど頑張られたか、ということや、この作品に盛り込む歴史的な事実や政治的な問題も、徹底的に調べる人だった事、それから、歌がとても好きだった事など、そして被曝のためか、目を悪くされて絵が書けなくなった晩年の事などもお聞きし 、中沢さんをとても近くに感じました。



「広島 愛の川」は島健さんのオーケストレーションのアレンジで、ストリングス、ホルン、ティンパニーなど勇壮な熱い曲になりました。詩はシンプルだけど行間に込められた思いが凄くて、歌い進むほどに見えてくる世界が広がる不思議な歌。
6月25日の発売を楽しみにしていて下さい。



7月には12日のオーチヤードホール、27日の広島での「愛と平和コンサート」で歌います。今回は、同じ「広島 愛の川」のピアノソロと一緒に「語り」をレコーディングしました。「はだしのゲン」の中に詳細に書き込まれていた言葉から構成した「核の時代」。どうして広島に原爆が落とされるようになってしまったのか、そのいきさつと、人類が決定的な運命の扉を開けてしまったことへの痛恨の語りです。
島さんのピアノが素晴らしかった!

さて週末の13日(日曜日)は、テレビ朝日の「サンデースクランブル」(11:45~12:55)に出ます。午後は鴨川からのバレー公演「里舞」、3時から品川きゅりあんで開催されます。(http://sato-mai.com/works.html)私の長女の旦那の舞台姿を見るのが楽しみ。彼はもともとバレーダンサーとしての活動をしており、鴨川に移住してから再びその活動が始まったことが、とっても嬉しいです。
皆さんもぜひ見にきてください!

先週の土曜日、NTT東日本東京吹奏楽団との素晴らしい共演があったのですが、来週末のアースデーには、今年も一緒に出演します。今年は「貝殻のうた」「青いこいのぼりと白いカーネーション」、それにキャプテンハーロックの挿入歌「愛はあなたの胸に」が新しくレパートリーになり、代々木公園でも歌います。



さあ、お花見気分もそろそろ終わり、なんだか慌ただしい季節になってきました。
皆さんも新生活など始まったのではないですか?
花粉症には私も戦々恐々ですが、どうやら「アドレナリン」の分泌が多ければ治る、らしいよ!
幸せを感じるセロトニン、誰かを守ろうとすると分泌されるオキシトシン、そして興奮した時のアドレナリン。この三つあわせて「トキシトシン」はどう??

登紀子