4月19日に起きた池袋乗用車暴走事故について、連日多くのメディアで報道されています。

犠牲となったお亡くなりになられた方々のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
お怪我をされた方々にお見舞い申し上げます。

犠牲者のご家族の方の会見、あまりにも深い悲しみの中でお話をされている姿に、言葉が見つかりませんでした。

事故現場の割れた自転車をメディアで見て、当時の車のスピードと衝撃の強さ、一体どれほどのものだったのだろうかと思います。
私も、子どもを乗せて毎日自転車に乗ります。
子どもをどうしたら交通事故から守ることができるのだろうか。

ジェロントロジストとして、考えています。
ジェロントロジーは、いつまでも若々しく健康で毎日を快適に過ごすことを追求する学問。

人間は、20歳を過ぎたころから、徐々に老いがはじまります。運転に主に関係するのは、視力、聴覚、認知能力でしょうか。
視力は、徐々に衰え、視野も狭くなります。
聴力も衰えます。
認知能力も衰え、判断力や記憶力の低下など、脳の機能も衰えてきます。特に、65歳以上では衰えが進みやすいです。

免許の更新時には、これらが運転に足りうるかをチェックする場だと思うのですが、現状の3年に1回では、衰えのスピードに追いついてチェックできませんね。
高齢者には、更新頻度を高めるとともに、審査基準も厳しくする必要があるかと思います。

自治体によっては、自主免許返上に対してのメリットを設けているところもあり、タクシーや飲食店の割引、交通機関パスの割引など様々対応できるかと思います。


今後も、社会全体として、高齢化社会での自動車運転についてはしっかりと考えなければなりません。

私も、40歳過ぎて今は自転車に乗る側ですが、日々、体は確実に衰えています。自転車運転についても、加齢とともに考えなければならないと思っています。

みなさんも、今は若いから、年老いるのはまだまだ先のことと思っておられるかもしれないです。
20歳を過ぎたころから老いは始まっており、65歳を超えたころから加速することを認識してください。

ジェロントロジストとして、できることを考えていきます。