パパの実家はアメリカにありますが。

お店はインポートセレクトショップからスタートしましたが。

私は、蔵があり、日本刀が床の間に立てかけてあり、勝海舟から先祖への手紙があり、持ち山に古墳があり、江戸たてもの博物館のガラスの中にあるようなものが普通に珍しくなく転がっているような古い家に育ちました。
娘が博物館に行っても、私の実家にあるものがなんで丁寧に飾ってあってみんなから観られるようになっているのか不思議だと言います😂💦

着物好きの母が、呉服屋さんで私に定期的に着物を仕立ててくれていました。
人間国宝になりうるような伝統工芸の作家が身内にいて、工芸品や作務衣、和服を着ている人も珍しくなく、、、。母もしょっちゅう着物姿でした。

無い物ねだりでしょうか。
全く着物にも和にも実家暮らしの頃には興味すらなく(書道や弓道や、母に連れられて単発的に華道や茶道はしていましたが)、
反対に、その作家の身内の家に沢山の海外のお弟子さんがいるということへ興味があり、
幼い頃から海外への憧れが強く、元気が欲しい時に、1人でも突然翌日NYへ行ってしまうような大人になりました(親になり、今はそんな突拍子もないことは恐くてできなくなりましたが(笑)。

それが、子供がインターナショナルスクールへ通い、実家が海外という環境になり、外から日本を見つめることが多くなると、逆に日本人は(私を含めてですが)日本のことをよく知らないということに気がつきました。
海外の人に聞かれても説明できない。
歴史で習うこと以外、日本の伝統的な事柄、物について説明ができない。
伝統工芸について説明できない。
昔の普段着であった和服の着付けができない。
和の楽器に触ったこともない。
下手すりゃ、海外の日本オタクから逆に教えてもらうこともあったりなんかして💦

そして、つまみ細工、和の雑貨製作をするようになり、日本の伝統的な物に強く惹かれるようになり、日本人という意識を強く持つようになりました。

昔、普通に身近にあって、古臭い。嫌だ。とさえ思っていた伝統的なものが、逆にクールだと感じるようになりました。

そして、日本人であるのだから、それら全てを体感してみたい。学んでみたい!と思うようになりました。
職人さんまでの習得は、一長一短にはできませんが、せめて、それがどのようなものなのか?どのようにできるものなのか?
見て聞いて、体感できるものは体感したいと思うようになりました。

そして、それは日本の教育を受けていない娘にも体験させてあげたいと思いました。

少しは、娘には世界を見させてあげているとは思います。まだまだ徐々にですが。
でも、世界を知る以前に、日本人であるという意識、日本のことを知ってもらいたい。

休みにはほとんど外出し、様々な体験をさせています。

春には陶芸に、

舞妓になったり、

京都の神社仏閣、
博物館に美術館で歴史を知る。

インターの長い夏休み〜継続中〜には、

群馬で胡桃彫りにカラリング

糸作りには蚕からの過程を見たり
富岡製糸場で糸車を回したり、
それをどう染めるのか、染めの工房で実際に染めをしたり


機織りは体験済み。
お琴に三味線。


地方へ行き藍染についてもお勉強

和菓子作り

次に画像アップします!明日は日舞✨
その他にも、
紫蘇のジュース作りや、味噌作り体験。
無農薬の野菜の収穫などなど。


これらは日本を知る!として、この夏休みだけで体験したもの。
合間に、洋の習い事、イベント、製作などや、遠出したりは平日と同じく継続していますので、毎日バタバタですが💦
とても充実した毎日を過ごしています😊
因みにお琴は娘が、以前から習いたいと言っていたもので、三味線と共に継続していく予定です。

娘も何かしら感じ取ってくれているようですし、とても熱心に、夢中になって取り組んでいます。

幼い頃からインターナショナルスクールへ通い続け、そのまま海外へ出てしまうと、下手したら日本のことをよく知らずして成長してしまいます。
中には日本人なのに日本語がうまく話せない子も、書けない子もいます。
それでよいという人はそれでよいでしょう。
それぞれの家庭環境もありますから。
でも私は、娘に思うことは、せっかく日本に日本人として生まれてきたのだから、自分のルーツや、日本の素晴らしいところを知らないでいるのはもったいないことだと思います。

これからも色々家族で体験して、日本を学んで行きたいと思います👍🏻