ゴールデンウィークでフィリピンへやってきた会社員。

ニノイアキノ国際空港から、
フィリピン人のガールフレンドの家へ行く途中で、
刺殺されたというショッキングな事件が4月28日に起きた。

亡くなったのは藤永勝重さん、茨城県に住む会社員、60歳

ガールフレンドはカバナトゥアンに住む、32歳

共同通信は、

「藤永さんは4月28日に日本からマニラ空港に到着。

拘束された3人のうち1人が運転する車で、
知人のフィリピン人女性宅に行く途中、
フィリピン人の男に襲われ、
約32万円相当の現金を奪われた。
運転手は共犯の疑いが持たれている」

と報じた。

空港へ迎えに来たのは、
フィリピーナガールフレンドの差し向けた車で、
運転手は藤永さんを自宅まで送るように頼まれていたという。

藤永さんは、迎えに来てくれた運転手に、
ピックアップしてもらって車に乗った。

カバナトゥアンへ向かう途中、午後7時半頃、
ブラカン州サンミゲルの民家のないところで、
車がいきなりストップ。

トライシクルに乗った男たち4人が
車の中へ入って来たという。

逮捕された男はこう供述した。

「計画では藤永さんを傷つけないというものだった。
彼のキャッシュと貴重品を奪うことだけが目的だった。
バッグを奪おうとしたら、
藤永さんが抵抗したので刺した」

両刃のキッチンナイフ、アイスピック、バタフライナイフで、
藤永さんの身体を複数回 刺したという。

この事件のことを、
マラテのKTVで働くフィリピーナに話すと、
こう言った。
 
「それあるよ。去年も日本人がタクシーに乗ってて、
男が乗って来たんだって。

お店の女の子もバクラランで、
タクシーがいきなり停まって男が乗ってきて、
バッグとられただって」

 乗っていたタクシーがいきなり停止し、
ぐるになった男たちが車に乗り込んでくるという手口は
フィリピンでは珍しい手口ではないようだ。

 藤永さんの場合、空港についたばかりだったから、
現金32万円やパスポート、パソコンなど、
すべてが入ったバッグを持っていたので抵抗したようだ。

フィルスター紙によれば、
1万円札が26枚、5千円札が2枚、1000円札が3枚、それに1万8000ペソを
所持していたという。

フィリピンで商売を営む、現地在住の邦人はこう話した。

「現金32万円も持っていくんだったら、
持ち運びにはもっと工夫すべきだったね。

たとえば靴下の中に現金を入れておいて、
財布には何千ペソかだけ入れておいて、
すぐに渡せる状態にしておくとかが必要。

バッグをどうしても守らなければいけない状態に
しないようにしておかないと。
何事も、備えあればうれいなしだよ」

運転手は、彼女の雇っているドライバーだったようだ。

「欠勤したらひどく減給されたということで不満を持っていたということらしいが、
やっぱりフィリピン人のドライバーを100%信じるのは避けたほうがいいだろう」(前出の現地在住邦人)

フィリピーナ彼女とは10数年前に知り合ったとある。

「ちょっと交際期間が長すぎるね。
何か2人の間で結婚できないような事情があったんだろうね。

60歳で還暦を迎え、来年、会社を定年退職するので、
彼女と結婚してフィリピンに住もうとしていたのかなぁ」(前出・現地在住邦人)

車の運転手、運転手の義理の弟、トライシクルの運転手の3人は逮捕されたが、事件への関与が疑われる2人がまだ逃走中という。


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