世界一好きなお弁当。それは崎陽軒・シウマイ弁当。首都圏に帰るたびに必ず買って帰ります。
今日はなんとうれしいことに、名古屋から出ずしてこの黄金のお弁当をいただくことができました。
◾︎黄&龍で最高のおもてなし
このばーんと黄色いパッケージを前にすると、蓋をあける前から胸が踊ります。ハマっ子としてはやはり、紐で巻かれた姿に1番グッとくるんですがね。こちらでいただけるだけでもうれしいから、そこはがまんがまん♪
そういえば学生のころ、よくお弁当に持って行きました。あと横濱チャーハンもお手頃価格で大好きです。結構いろいろ種類があるのですが、結局いつもこの2つのどちらかを選んでしまい、ほかのお弁当を食べたことがありません。
横濱チャーハンの魅力はまた機会があったら熱く語ることにして、崎陽軒のシウマイ弁当のどこがそんなにおいしいのか、お話しましょう。
蓋をあけると……ああたまらぬこの色バランス!
ため息と感嘆が同時に出てしまう感じ……わかりますか!!!!
ちょっと暗い写真ですが、まずはなんといっても白俵型ご飯。ベタつかない、硬くない……常温で食べるのがベストなご飯。この適度にもっちりとした食感は、シウマイ弁当でしか食べられません。どうやら「蒸気炊飯方式」ーー蒸気で炊くことによってこのもちもち感が実現しているんだそう。
俵型で食べやすく、ごま塩の分量も最適。たまにかじる緑の小梅と、おかずとのバランスも絶妙にして最高。このご飯なくしてシウマイ弁当は語れません。
天然木の容器がまたほのかに風味を残していて、桃ちゃん鬼ちゃん金ちゃん(浦ちゃんちょっと苦手)が食べてそうな竹の葉に巻かれたおにぎりのイメージがいつも浮かびます。なんとも優しい愛情のこもった手作りお弁当感……たまりません。
ちなみにこの天然木、「おひつ」の役割を果たしていてプラスチック容器と違って適度に湿度を調整してくれているんですって。だからあのベチャッとしない、硬くない絶妙なもちもち感がいつでも常温で楽しめるんですね。
プラスチックだとどうしても水滴がささささーっと流れて、その部分がほんの少し冷たく感じたりしますもんね。とことんこだわり抜かれたお弁当愛、感服です。
◾︎言わずもがな、横濱名物・絶品シウマイ
もちろんメインのシウマイだって負けていません! (っていうかメインと張り合えるご飯やっぱりスゴイ)
なんと冷めても生臭さがでないよう、貝柱を使っているんだとか。しつこくないのに、深みのある旨味はそのためか。適度なもっちり感、甘み、濃厚な出汁かげん……なにをとってもパーフェクトだし、もちろんなにかがぬきんでて主張するというわけでもなく、お互いが絶妙なバランスを保っています。優秀すぎるチームプレイ。
シウマイに小籠包ーー飲茶に登場する蒸し料理って、蒸気のたったできたてホヤホヤが1番! ですよね。そうです。つまりこのお弁当に入っているのはシウマイではありません。崎陽軒のシウマイなんです。(ちょっと暑苦しい感じですみません、つい……)
食べるときが1番おいしいとき。普通のお弁当では味わえない、でも「お弁当」でしか味わえない最高のぜいたくが、電車の中でも、ピクニックでも、学校でも会社でも自宅でも味わえる……素晴らしいこのうえありません。
運動会のお昼、家族で囲む家庭のお弁当、最高ですよね。あのレベルの最&高が黄色い蓋のなかには隠れているんです。
◾︎シウマイ弁当のおいしい食べ方
1. 蓋をあける
2. 眺める
3. おしぼりで手を拭く
4. 俵米の溝にお行儀よくシウマイを並べる
5. シウマイに好みの量のカラシをのせる
6. お醤油をカラシの上からかける
このときお醤油を全部かけるのもアリですが、今日のように興奮のあまり、勢いいまって全部かけてしまうとちょっと塩気が強くなります。本当は、シウマイに合う分量だけかけて少し残しておくのがミソ。
7. 余ったお醤油を唐揚げ・かまぼこ・鮪の照り焼きに少量ずつかける
以上、これがジャストフィットなお醤油の配分です。
(あ、でももし初めて食べるという方なら、おかずもそれぞれとてもおいしく味付けされていますから、ぜひ最初はなにもかけずにお召し上がりくださいね)
あとは、お米とおかずのバランスを見ながらイナズマ食べをしていくだけ。少しだけ、切り昆布&千切り生姜を残しておくと、シュウマイ弁当の余韻をしばらく楽しむことができます。
最後に甘酸っぱい杏を口に入れれば、大満足すぎるお弁当タイムの完成です。
……。
おっと大切な儀式を忘れていました。
8. お箸・お手拭きなどをパッケージに入れ、蓋を元どおりにしめる
9. 黄色の包み紙で元どおりにくるみ、紐で元どおりに縛る
はい。完璧です。
「持ち上げなければまるで買ったばかりのシウマイ弁当!」という状態にすると、なぜだから底知れぬ満足感に浸ることができます。
崎陽軒のシウマイ弁当……魔法のお弁当ですね。
◾︎【番外編】即席!! 一瞬でハマっ子になる方法
1. 大きめのレジャーシート、ブランケットフェイスタオル、帽子orサングラス、本、イヤホンを持って自宅をでる
2. 崎陽軒シウマイ弁当をかう
3. お昼頃を目安に臨港パークへ行く
4. 海を見ながら芝生に座ってシウマイ弁当を食べる
5. 食べ終わったらブランケットとサングラスをかけて、寒くなるまで寝る
※BGM: ビッケブランカ
さあ、関東の皆さんは明日のランチ、崎陽軒で決まりですね!
いーーーーぬぅぁーーーーーーーーぃ