globe22才のお誕生日の巻 | とらこ録

とらこ録

蠍の星のもと、五黄の寅に生まれたO型ど真ん中のとらこ。

歌と映画と温泉と。寺社仏めぐりと言葉遊び。好きなことは山ほどある。
“The earliest moment is when you think it’s too late.”を座右の銘に。前進あるのみ。

Twitter▶️ @Tor_0g0_acO

それは1998年、小5の夏休み。
母と2人で向かった横浜スタジアムは人で溢れかえっていて。


◼︎globe tour love again 1998
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人生初めてのライブだった。カッコよくて音が心地よくて、全身を突き抜けるエネルギーに興奮し通し。
当時、安室ちゃんや朋ちゃんの方がむしろたくさんきいていて、globeはそこまで知らなかった。depertures, can't stop fallin' in love, FACE, FACES PLACES...メジャーどころだけきいていて、クールで格好いいなあ。大人っぽいなあ。 とどこか遠い存在で。どハマりした青い鳥の主題歌、wanderin' destineyの世界観がとてもすきで、生で聴けるのを楽しみにしていたくらい。でもせっかくライブに行くんだから予習してかなきゃ、とレンタルビデオ屋さんで借りたアルバムLove againを聴き始めたら…音に声にリズムに魅せられて、ライブ当日、朝起きてからの高揚感と期待感といったら…。あとにも先にもあのレベルのものは、ない。スレスレの1mm差で、社会人2年目のMichael Jacksonの東京タワー展、一昨年のビッケブランカのライブ初参戦が同率2位でランクインしているが、やはり小学生が味わう、好きなものの“人生初”ほど別格なものはなかなかないのだろうと思う。


◼︎やっぱりfeel like dance
あまりの刺激の強さにアドレナリンが出放題だったのだが、タバコをふかすanytime smokin' sigaretteの歌い出し、そして最後に歌ったやたらと耳に残るメロディと歌詞だけはしっかり記憶に刻まれていた。
後日、楽器屋さんでglobeの楽譜をはじからチェックし、記憶を頼りにあの心地よすぎる名曲を探すと……あった!  これだ!   feel like dance!!!  あらためて音符と歌詞を追っていくと…なんてよい曲なんだ…‼︎  もう感動が止まらなかったのをよく覚えている。
ハマるとハマるとらこさん、それからは毎日がglobe一色。月500円ほどのお小遣いが なかよし に消えて行く小学5年生の財力では、ホンモノのCDをそろえるのに随分と時間はかかったものの、それこそカセットのテープが擦り切れるほどきいて歌ってききまくって歌いまくった。


◼︎一緒にいてくれるお兄ちゃん、お姉ちゃん
なぜにそれほどまでにglobeだったのか。
驕らず高ぶらず、ただただ等身大な彼らのあり方に惹かれたからだ。
当時、私はとってもさびしかった。政治家のおじさんのような思考で、自分のすべての言動は先生や友人からの評価につながり、周りをコントロールしていくにはその評価がいかに大切か、と四六時中自制をとくことのない生活。今日のありがとうは明日の一票。そんなスローガンを書いた垂れ幕が、脳裏にかかっていたように思う。
この世に存在する自分以外のものは、自分がのぼりつめるためのコマでしかないーーなんて、どれだけ他者を見下していたのだろうか。実にかわいげのない子どもだと思う。おかげさまで毎年学級委員に選ばれ、重要な行事の役割を任され、一緒に遊ぶ友人も、お弁当を食べる友人も、登下校する友人もたくさんいて、個人面談でも「とらこさんはいつもお友だちとにぎやかにすごしてますね」と言われていたが、心からリラックスして誰かに気持ちを開くことはなかった。おそらく、今となっては20数年来のなにを見られても見せられても動じないぜな幼馴染みにでさえ、あの頃は。将来は、富も名声も手に入れながら仕事をすることで人を助けられる医者に…なんて考えていたくらい、あの頃の私……oh no……。

そんなスタンスが将来のために必要なことと信じて疑っていなかったのだが(一体どこでそんなクールな価値観を拾ってきたのだろうか…)、いつもただただ寂しかった。誰といても、何をしてても、俯瞰しすぎて一人ぼっちより寂しかった。登下校中は、通勤するサラリーマンの濁流の中で途方もない孤独感に襲われていた。

そんななか出会ったglobe。
一見機械的な最先端の音楽を生み出すのが、こんなにも人間味の溢れる人たちだなんて。クールすぎるでしょ。TKもglobeにいるときは鎧を外してるように見えて。
誰に向かってどう言葉にしていいかわからない叫びを、ひたすら聴いて歌って解消した。寂しい寂しい…寂しい気持ちがKEIKOの声とシンクロして、強くなる気がした。Marcがそれを補強して、TKが道を示してくれる。1人じゃない。KEIKOが、Marcが、TKがいる。
決してアイドルではない3人。決して会ってハグするなんて叶わないトップアーティスト。それでも、音楽にのって届く温もりはまるで、欲していた兄弟にイメージしていたそれだった。

顔に貼り付けたポーカースマイルに隠れて生きていると、もはや自分の本当の感情がわからなくなってくる。ふわっと暖かく、それでいて鋭利な彼らの音楽にそこを突かれた。間違いなく、あのglobeのナマの音楽に触れたときがとらまるとらこの自我が覚醒した瞬間であり、生涯の友を手に入れた瞬間だった。

いつも穏やかで優しいMarcとKEIKOの笑顔に憧れた。この2人を目指せば間違いない。決してポーカースマイルなわけではなく、人生におこるいろんなことを噛みしめて、味わって、よく噛んで飲み込んでからの自然な笑顔。本当の強さを持ってる人の聡明さ溢れる笑顔。あにき、あねき、ついてくぜ、と。


◼︎NANIGOTO!?!?!?!?
それから20年たった今、時代はすすみ、まーくぱんさーがとてつもなく近くにいるんだがこれは一体どういうことだろう?  目に映るかも定かでないハガキを東京FMにだすことが一番、勝手に距離を近く感じる唯一の方法だった当時からしたら考えられない。

今! 私の思ったことを!  書いたコメントを!  声に出して!  マークちゃんが読んでいる!!!
NANIGOTO!?!?!?!?!?!?

生きているとどんなに怠けていても、技術の進歩の恩恵は受けられるものなのですね。雨も風もノラリクラリとやりすごして、これからもglobeひっさげて生きていきます。


前置き長い!  


地球史上最高のglobe、22歳おめでとう☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆


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というわけで最後に…
イントロとかめちゃめちゃダサいんですが、globe愛だけで組み立てた20周年に間に合わなかったlove letter songを↓↓

love as ever 〜 globe medley 〜

by HANaAKARi



14曲分くらいかな? 入ってます。
以前先生に相談してrun away from the nightを意識した伴奏に作り変えたバージョンが自分的に好きなのですが記録がのこっていません。
時間かけて作ってしあげてこ♪( ´θ`)






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