特別企画。久保田の短編実話小説 | とろサーモン久保田の正直バログ(ブログのもっと上という意味)
知り合いの社長さんに誘われ六本木。

繰り出す宮崎出身の田舎者は

いつしか東京いや東狂になれだし

今じゃ札付きの頭狂。

六本木の夜の店の席につけば、

花の都のすましたキャバ嬢に

繰り出すボケの連打。あの頃ファミコンで

ラスボスを倒すために必死で連打したBボタン張りに。

それさえ笑わず高飛車どまりの鼻高女。

積み重ねた話芸などものの数秒で

積み木崩し。

きずけば灰皿交換いや気遣い灰皿交換。

頼むわ神さん、無言の喋らず化粧女交換希望。

初節句のお雛様見てるのが

まだまし。

イラつくカロリーはMAX。牛丼3杯分ぐらいか。

誰かが言った。

ホステスは夜の蝶。

よく言うよ。

最近の店の女は太ももに蝶やなく

虎や蠍のタトゥーのオンパレード。

夜の蝶いや、太もも動物園のが

現代例えと言ったところか。

耐え忍ぶ時間、それはもう修業。

瀬戸内寂聴の本一冊分の内容の精神の

高め方はしてる。

しかし根底から呼び起こす魂は

バイ返しMAX返し。

俺についた

横の女の煙草の煙が空中で見える。

ここまで感性研ぎ澄ますと、見えてくる。

煙草の煙が文字みたいに。

Killyou

思考は煙りさえも文字に変換し俺を覚醒。

一言も喋らない女は俺見てはずれ顔。

目の前の酒のグラスは俺以上に汗をかき

飲み干せというグラスからの要求。

じゃあそんな社交場行かなければいい。

読書の思う気持ちに答える。

そんな考えとっくにすててる。

大人になれば思った事は簡単に口に

だしたらいけないと教えた真面目な

当たり障りない生き方して大切な

自分を捨てたあいつみたく捨てた。

行く理由は喋っときたい。

喋り倒したい。すべて自分の仕事に

置きかえてるつもり、カッコつけんな!

何言われても構わない。

カッコつけて14年やってるが

モテ期なんてない。

山から村におりた鬼の様な14年の生活

こういう時は呑みながら走馬灯の

様に生きて出会った良い人を脳裏に

よぎらせ自分の今の現状と

照らし合わせる。

受験勉強にいそしんだあの頃のプリント

の問題を解き解答を照らし合わせた

みたいな。

現状と宿命を憎み明日への糧にしたり。

横の女は葉巻ばりにプカプカプカプカ。

一言も喋らず洋画に出てくる

マフィアのボスぐらい煙りとオーラを放ち。

時給という高額な金だけを持って帰る

まさに邦画版女指名手配マフィアと

言ったところか。

話しは少し飛ぶが良い例えが

浮かんだから書いてみる。

目の前に短冊があれば、

横の女どうか誕生日に財布とか

落としますように。

三枚書いて短冊に飾りたい。

みんなもおきずづきだか、

そんなにいらない例えだった。

時間はさしせまり閉店お店を出るとの事。

男四人とそこに居た女マフィアと

数人の女性が次の店に来るとの事。

いわいるアフターと言うやつだ。

ドラクエばりに列をなし店に向かう俺の

HPは今いくつなのか?

振り返ると女マフィアはまだ

煙草を吸うてるいやもうここまで

なると煙草を食べてると

言った方が正しい。

店に着くと雰囲気のある

いわいるみんなが楽しめるBAR到着。

カラオケのはじまり。

でんもくの履歴はほとんどチャゲアス。

なにかと旬な物をいじりたがる

この国の糞風習。

入れたやつはわからないが

今からそいつを殴りに行こうか。

横の席から聞こえる仕上がりも

してないのに歌うアナと雪の女王の歌。

ありのまま歌えば許される事やない。


歌ははじまり皆が上機嫌。

朝まで期限の上機嫌。

女マフィアに歌えばと言うと、

「そんな無理やし」と一喝。

中2の反抗期ばりのものの言いぐさ。

反逆を考え続ける俺はまさにテロリスト。

とうとうきた今だ。

面白くない空気読めてない何をするの?

というハードルが上がり1番恥ずかしい

歌。

それにピッタリな歌を入れた。

「だんご三兄弟」恥ずかし目を味わえ!

女マフィアに爆弾投下だ!

絶対に歌わす。恥をかけ!

久保田をなめないでほしい。

さあ、セカイノオワリの曲が終わり

お店は最高潮のテンション。

いよいよきたぞ。

すかさず俺が大声で言う、

「この方が歌うみたいです拍手をー」

そうもちろん女マフィアだ!

女はこう言う。

「は?歌うわけないし」

空気が悪くなる。

絶対歌わないといけない状況

どおすんだ女マフィア見たかこれが

倍返しだよ。(心の声)

その時空気を切り裂く社長の一言

「久保田くんが歌いなよ」

予想もしてない味方の

ロケットランチャーは俺に命中。

きずけば俺が歌いだしてる。

芸人が洒落たBARで誰も

興味ないだんご三兄弟をうたってる。

何かあんじゃないの?客の期待は裏切り。

滝の様に背中を流れる火汗。

まさにピエロ。デスピエロ。

歌い続けた。頭を馬鹿にしてね。

でもまだ根底に残る執念。

最後の、だんご!と言う所だけは

必ず歌わしてやる。

一緒に地獄に連れ行ってやるよ。この

恥鬼様がね。

チラッとそいつを見るとずっと俺に

ガン飛ばしてる。やっぱり反抗期だ

まわりは素人ばっかで、

俺につっこんで良い

のか様子を伺ってるみんな

何か言いたそうだ。

1人のお客が、恥ずかしいやろー

もう、閉めろ閉めろ。

分かってる恥ずかしいのは俺も

でも、

もうロックオンしたんだよ。

閉めろていわれてもこれで最後の曲で

終われるわけがないだろが!

心の中でいろいろ思い。


歌詞のフレーズは最後のだんご!

の部分に。

今だミサイル発射!

なぜだろう、女マフィアにマイクを

振る時間がゆっくり見えてる。

車にはねられる瞬間の様に。

これでお前は終わりだ。最後こいつに

言わせて恥をかかせる。マイクを向けた

女は俺を睨みつけながらマイクに言うた。
。。。。。。。
「おまえチャックあいてんじゃん」

店の客1人1人が笑いを殺し下を

向き肩だけ揺らしクスクスしてる。

嘘だろ嘘だろ。ゆっくり下を向くと全開

のチャック。


頭をバットで殴られたかのような衝撃

曙ばりに前のめりに倒れ

たかった。恥ずかしいやろー

閉めろ閉めろ。今きずいた。もう遅い。

顔面を真っ赤にして

何もなかった様に店を出た。

1人空を見上げると小雨が降りだしてる。

こぼれそな涙は雨が流してくれるだろ。

今日降りてこなかった、

笑いの神様はどこかで俺をまた面白く

してくれるだろと信じ、

傘をさした。まじか、

こんな事あるんだな

急に突風が吹き

こんなことに。

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それを見たのは後輩1人。

いやどのタイミングで神様おりてきてんねん

糞!