浪人する人向け~予備校編~(4/3更新) | 仮面浪人医学部合格の記録&医学部生の受験勉強法解説

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都内国立工業大で仮面浪人した末、
都内国立医学部に合格することができました。
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@igakubu_teacher

(2012.04.03更新)
とっしーです。
今回は浪人する(している)人向けに記事書きます。

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[予備校選びと受験勉強において持つべき意識]

最近、

「○○コースで、○○大学は受かるでしょうか?」

みたいな質問されるんですけど、
正直言って、そういう考えを改めない限り、その人は○○大学は受からないと思います。
というか、○○大学に受かるような人はそんな考え方で予備校行ってないと思います。

そもそも、入試で受かるためには、合格最低点を超えることだけが必要なのであって、
どこの予備校のどこのクラスだから受かるみたいな保証はないです。
だから、「このコースなら○○大学は受かるか」と聞いてくる時点で、
その人は予備校の存在意義をどこか勘違いしていると思います。


はっきりいって、予備校に通うだけで成績が合格レベルまで上がるなんてことはないです。
予備校は、あくまでも、リアルタイムで解説してくれる参考書みたいなもんであって、
ただ通うだけでは合格レベルの成績向上は一切期待出来ないと思います。(微量の向上は期待できますが。)



とにかく、どこの予備校に通うとなっても、

「自分の今している勉強は何の力を伸ばしてくれるのか」

ということを意識して勉強しない限り、成績は伸びません。
独学で学ぶ人にもいえます。これを意識しないとどんなに量こなしても成績はなかなか伸びません。
毎日12時間勉強しても、それに見合う成績は見込めないと思います。
俺も経験しているのでこれは断言できます。

「信じる者は救われる」
これは得点絶対の受験勉強においてはです。信じて勉強しても分析しない限りは救われません。

とにかく、勉強の目的を間違えないようにしてください。
「受験勉強」のひとつひとつは、「問題を解くのに必要な学力の向上」のためにあります。
そして学力が向上した結果、「合格」するわけです。
勉強をしたら直接合格するわけではないです。

「何をやれば自分の弱点を克服できるのか」
「何をやればより得意になるのか」
「この勉強は何の力を伸ばすのか」

こういうことを常に意識しなければどこの予備校にかよっても、戦況は厳しくなると思います。
予備校について色々思っている人はまずはこれを理解すべきです。そうしたうえで予備校を吟味すべきです。

とはいえ、大手の場合、吟味したところで、駿台に行こうが河合にいこうが代ゼミに行こうがあんまり関係ないと思います。
どこの予備校にも東大京大医学部等の合格者はいますから、自分がそれになればよいだけの話です。
さらに大手予備校に通う大半が市販の有名参考書もやっているという現実がありますから、
実際合格者の間の勉強内容に大差はないです。

とにかくクラスや予備校気にする暇があったら、

都市部医学部なら全統記述75センター9割
地方系医学部なら全統記述70センター9割

を目指して勉強していく方が賢明だと思われます。



あ、ただ医専予備校通うって人は、なるべく大手の医専がいいと思う。
複数年の累計合格実績を掲載したり、私立医の一次合格も掲載するような弱小医専予備校は道徳的にどうかしてるし、教育の質もひどいだろうからおススメしない。
医専通う人は実績あるとこのがいいかも。

まあそんな感じです。

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[予備校の授業効率と使い方]

前項で、

「何をやれば自分の弱点を克服できるのか」
「何をやればより得意になるのか」
「この勉強は何の力を伸ばすのか」

ということを意識するのが大切ということを書きました。

まずはこの観点を踏まえて予備校の授業の効率について書いていきます。



結論から言うと、予備校の授業は、ある程度学力がある人にとってはかなり「非効率」です。

数学を例に挙げてみます。
某塾の授業では90分で4題の問題を解説します。そしてその授業の前準備に予習、後に復習をする必要があります。大体合わせて180分以上の時間が割かれます。

つまり、予備校の授業を利用した場合、

一問あたり45分

の時間がかかります。実際にはもっとかかるでしょう。
しかし、独学で進められる人なら予習復習解説に要する時間をすべてセットにできるので、
180分フルに問題を解き進めることが出来ます。180分あれば、やさ理レベルなら上述のことを意識しながらでも、最低6問は解けるでしょう。

要は、できる人にとっては予備校の授業は案外、邪魔になったりします。
効率のいい自習に比べて燃費が悪いです
なので、「成績のいい人」は皆勤賞を狙うより、
必要な授業だけ出て、いらない授業分は自習に充てる、
という使い方のがいいかと思います。
成績のいい人は、何が必要で不必要かをわかっていると思いますので、いちいち無駄な授業を取る意味はないと思います。

ただ、成績がわるく、自習するほどのノウハウがない場合は、予備校の授業出た方が無難です。
ノウハウもわからず漫然と勉強するような人はまずは予備校に頼った方が無難です。
いずれはノウハウを掴まないといけないのですが。
とりあえず俺なりの勉強のノウハウは記事に色々書いてあるので、参考程度に参照していただけると幸いです。


まあ、そんな感じです。


あと、予備校に通うと講師に質問ばかりする、いわゆる「信者」みたいのが発生しますが、俺的には信者になるのはすすめません。
というのも、講師に質問ばかりするのはあまりにも無駄な時間が多いし、あんまり解決できない事が多いからです。
講師を探して、長蛇の列を待ちながらボーっとして、2,3分の質問をしてなんとなくわかった気になるということが大半な気がします。
ですから、講師に質問するのは最小限のことだけにとどめましょう
意外に考えようとすればわかることもたくさんあります。
あと、どうしても質問したいなら30分とか1時間とか長時間質問できるような人を作った方がいいと思います。
俺は河合塾にいたときはよくフェローに1時間物理教えてもらってました。
長時間指導は講師に数分教えてもらう場合より、自分で考えられる時間がある分意味あります。

まぁとにかく講師に質問するくらいならフェローとか優秀な家庭教師頼んだ方が良いです。
講師に質問するのは、ほんとに大事なとこだけ!
これは大事です!


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[予備校に通ううえでの注意事項]
今度は前項で述べた予備校の非効率についてさらに掘り下げていこうと思います。


1.授業を出っぱなしにしない
…予備校はそもそもビジネスであって、講師は基本的には生徒からの人気で飯を食ってくわけですから、掴みの説明はうまいです。なので、授業中は「なんかわかったぞ!!」みたいになることが多くなるし、信者も増えてきます。しかし、実際問題を自力で解けるようになるのと授業に出てわかった気になる間には大きな壁があると思います。授業はあくまでリアルタイムで解説してくれる参考書みたいなもんであって、予備校の授業に出たからといって成績が合格レベルに達するということはないです。
なので、授業に出るからには絶対に復習しまくりましょう。ただ、アドバイスとしては初めから完璧を目指さないのが大事だと思います。上位コース在籍の人に特に当てはまるのですが、予備校のテキストは単科医とか旧帝とかの入試でも難問題レベルの問題を多く掲載してます。しかし、実際はそこまでのレベルの問題が必要じゃない人がたくさんいると思うし、旧帝受ける人にも必要ないような問題もちらほらあったりします。したがって、予備校に通う人は初めから全問完璧な復習は目指さず、不必要な問題はいったん後回しにするみたいな感じで効率よく復習するといいと思います。全部を一度で完璧にしようとするよりもできる量を何度も復習する方が効率がいいですし!ただ、まぁ不必要って言いすぎて後回しにしすぎても良くないんで、そこは気を付けてください。



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