$ミラネ~ゼ トッシ~ナの通訳日誌

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イタリアの医薬原料産業はとても活発で、ことAPI(Active Pharmaceutical Ingredients 医薬原体)に於ては、全世界の11%を生産している。製品のクオリティー、製造能力、テクニカルスキルなどの評価は世界的に高レベルで、厳しいFDA(米国食品医薬品局)の規制を受けるアメリカ市場を始め、西ヨーロッパ、日本で確固たる信頼を得ている。生産高の85%が輸出されており、そのシェアーはアメリカが40%、西ヨーロッパ37%、日本17%、その他が9%になっている。

厚生労働省、経済産業省、日本医薬品原薬工業会、日本製薬工業協会など医薬品原料関連団体の後援で、2013424日(水)~26日(金)まで、東京ビッグサイトにて"CPHI JAPAN 2013 国際医薬品原料・中間体展が開催された。イタリアからは伊医薬品庁の後援のもと、ASCHIMFARMA アスキム ファルマ(イタリア医薬原料工業会)と、CPA チピア(イタリアジェネリック医薬原料工業会)のオーガナイズにより、イタリア最大手の原薬開発製造会社、ミラノから7社、ヴィツィエンツァから1社、パドヴァから1社のトータル9社が来日。
海外出展社としては中国に次いで2番目の規模となった。

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イタリアの医薬品原料製造産業の強みは、環境に優しいグリーンケミストリー省エネバイオ触媒の活用など、バイオテクノロジーへの積極的な取り組みであり、研究開発や安全性、プロセス・イノベーションにも力を入れていることである。
1990年から2012年にかけての医薬品原料の出荷額は、ユーロの停滞や経済市場の厳しい今日であっても、前向きに着実に成長し続けている。即ちそれが本当の意味でのイタリア人のフロンティア・スピリットに繋がっていることは言うまでもない。

イタリアの化学者や技術者は『安全性』を最優先して、生産者協会は国際ハーモナイゼーシュンに向けてEUの関係機関に働きかけ、更なる『品質向上』『信頼性の確保』に日々邁進している。"We are not born for ourselves!" は、ラテン語由来の諺で、"人は生まれながらにして他人の役に立つよう努力する能力が備わっている"と言うもの。有難う、イタリア人博士たち!

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3日間、理系イタリア人の通訳業務に勤しんだトッシ~ちゃん、改めて『尊い命』を大切にする彼らの熱意を感じた!! お疲れさまでしたね。展示会最終日は出展者のリクエストで、イタリア系アメリカ人、クエンティンタランティーノ監督が映画"キル・ビル vol.1"のロケに使用した居酒屋権八で打ち上げパーティだった♪
理系のみなさま、また来年ねぇ~~~チャ~オ!