オランダの日常生活 | オランダ在住フルート奏者 武良静枝のDear my flute
ブログには書きそびれていましたが、
年末年始〜2月は、一時帰国しておりました日本

海外に住んでいて、
しかも昨年からのコロナ禍…にも関わらず、
父の最期をきちんとお別れすることができ、
悲しい、寂しい思いはたくさんありますが、
感謝もいっぱいです。
一時帰国できて、本当に良かったと思っております。


さて、このご時世。
オランダに戻るには(注:3/3にまた変わりました)、
居住許可証必須、
フライト72時間以内のPCR検査と4時間以内の抗原検査、2つのコロナテスト陰性証明を持って飛行機に乗ることができました。
とにかく静岡からは、いつも思うが成田は遠すぎる……。
行きは羽田空港から静岡に帰りましたが、
飛行機の欠航もバンバン増えるし、心配すぎるのでやはりKLM直行便。
ひとりで息子ズを連れて、約80キロの荷物、おみやげ(笑)で
無事!オランダに戻ってきました飛行機

検査の為に前泊した成田で、
これで陽性反応でも出て、ふりだしに戻ったら…とか考えて
何度かぞっとしまいましたガーン
(いたって私も息子ズも健康だったんですが)



海外からオランダに戻ると、10日間の自粛生活をする必要があり、
やっとあけて、オランダのコロナ禍の日常生活が過ごせるようになりましたチューリップ
(実は政府のコロナルールは例外などがたくさんあり、それを数日、間違えて解釈していたのですがアセアセ汗)


久しぶりの幼稚園や、スーパーの買い物や、
あとは長男の病院通いも予約が溜まりに溜まっています。
年末に日本に行く前までは、
オランダに2月後半に戻ってきたら、クロッカス休暇中だから幼稚園ないので、病院!!
と詰め込んでいたものの、
コロナルールが変わったので、全部予約を変える羽目になったわけですタラー



長男の生まれつきのとある症状なのですが、
生まれた時に病院で質問しても、病気として診断されず、
度々ホームドクターに打診しても繋いでもらえず、
昨年やっと、大学病院で専門チームに診てもらえるようになりました!大きな進歩に本当にほっとしました。

今週は遺伝子検査。
これから、耳鼻科、口腔外科、整形外科、歯科、言語聴覚士との面接…たくさんの診察が待っています。

コロナルールで、子どもの通院も保護者ひとりまでしか一緒に行けないので、
今のところ、ひとりでオランダ語で乗り切っているものの、、医療の専門用語やら細かいニュアンス、、、
心がめげそうです(泣)

けど、、今回、3歳が大量の採血をよく頑張っていましたので、
私もがんばりますグー


エラスムス大学病院の小児科にある、この病気の専門チームからは、
ここから息子が22歳になるまで定期検診と、必要に応じての治療を受けること、
それから保険会社からは、その検診や治療が保険でカバーされる通知がきました。


近い家族のなかで、同じ症状は誰もいないのですが、
今回の遺伝子検査の問診をしてくれた医師からは、
「とっても軽度だから、生活に支障はなさそうだし、ほとんど心配はなさそうだけどね」と
言われたところで、ほっとはしていますが
(だから、3歳になるまでほっとかれたわけだけど)、
正直、何の役に立つのか親としてはわからない遺伝子検査をするわけです。

そんな本心も話しつつ、今後の希望や、いろいろな問診の中で、
今月で10年になる、福島の原発事故の話になりました。

放射能の影響で、事故から数年経つとこの病気の子どもが増えるのは知っていたけれど、
医師も因果関係を証明するのは難しいけど、
と言いながら、
私の夫は報道記者で、原発事故当日に応援取材で福島にいたことなどを話すと、
熱心に聞いてくれてPCに打ち込んでくれました。


話をしながら、そうか、10年か。
と、長くもかんじるし、もうそんなに経つ?
って短いかんじもします。

未来にどんな社会を繋ぐか。

目の前の子どもたちを育てながらも、
昨年からのコロナ禍からみえる世界のこと、
この広い地球について、
考えさせられます。


オランダに戻ったらこの季節イエローハーツイエローハーツクロッカス畑!


うちの裏はこんなかんじ。下の階のネコさんがお散歩してました。
私が子どもの頃に飼っていたのと同じ白ネコちゃん。

家族で近所をお散歩する日々。
運河にとまるクラシカルな舟がかわいい。



リビングはひな祭り用に、ピンクでまとめたフラワーアレンジにしました。



もうすぐ誕生日だー!花束