またやらねばならない組み合わせ with NONA REEVES!! | TRICERATOPS 15TH ANNIVERSARYのブログ

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ハロー♪ 和田唱です。仙台から連日続くライブ。いよいよ俺達は浜松へ!今回の2マンのお相手はNONA REEVES!! グレイプバインとはまた違った意味での同期。別に違った意味ってこともないんだけど。バインは本当にデビューした日にちが近い事と、当時よく同じイベントに出てた事、よく比較をされてきた事などから「同期感」を自分らですら植え付けられてきた(笑)いやもちろんその事をとても光栄に思ってる。かたやノーナはデビュー時期も近く、知り合って随分長いにも関わらず、単純に比較をされたりしなかったからだろうか?あまり俺達を同期扱いする人がいない(笑)イベントでの共演も言うほど多かったワケじゃない。意外に思う人もいるかもね。あまりに「マイケル・ジャクソン・ファンの日本人ミュージシャン代表」としての郷太君と俺のカップリングそのものが有名になり、もちろん実際に仲が良いことも手伝って、俺ですら「ノーナ×トライセラの2マン」は何度となくやってきた様な印象がある。でもやってないのだ。そしてついにこの2組で行う初めてのLIVEが浜松で実現したってわけ!

とはいえ約15年間の友達で、お互いのライブに何度も何度も足を運んできた俺達。サウンドチェックの時点から、体が「場」にスッと馴染む。不思議なもんだ。これは長年の蓄積・・じゃなくて、音楽を通じた友としてのキャリアが成せる技だ。

ノーナは本当に気合いの入ったライブを展開。ノーナはどんどん良くなってる。素敵なことだ。俺らもそうありたい。今回のツアーでは2マンにおける相乗効果を何度となく味わったけど、この日は特に感じた。ホントね、こういう時の「出番が2番目」って大変だよ。いや、楽しいかな!両方だね。「おっしゃー!!やるぞー!!」って感じ。体に悪いよ(笑)

そう!ノーナのステージに俺、出ました!ギタリストとして。曲は"SMOOTH CRIMINAL"。もちろんマイケルの。ノーナの"SMOOTH~"はロックテイストになっててすごくカッコいいんだ。奥田君とちょっとしたギターソロの掛け合いもやった。奥田君とは過去、土岐さん(麻子)のBillboardのライブにゲストで出させてもらった時も共演したけど、彼とギターを弾き合うのは最高だ。同世代で委ねられる人って奥田君しかパッと思いつかない。 



じゃあ今回もちょっと俺達のステージからのカットを何枚か。楽しんでくれぃ!!


俺達もすごくいいライブができたと思う。そして!アンコール1曲目は俺と郷太君の2人だけで、やはりマイケルの"HUMAN NATURE"。俺がアコギを弾いて、2人でボーカルを分け合う。これは何度か経験済みってこともあって、すんなり「いい感じ」。こういうのはエレクトリックのラウドなサウンドのコンサートの中にポツンと入れるととても良い。オススメ。みんなやった方がいい!!

そして今回の目玉、ハイライトは何と言ってもアンコール2曲目でしょ!ノーナと俺達、6人によるプレイだ。もちろんこんなの初!!曲はこの一週間ほど前、郷太君がメールで希望曲(全部トライセラ・ナンバー!!)を挙げてくれて、その中から決めた。うん。バッチリ、ノーナとやるなら最高の選曲だったと思う。"WARP"だ!いつもの俺達の編成に小松君がミニドラム、奥田君がギターで入って、郷太君と俺でボーカルを分け合う。あぁ~最高だったな。奥田君はまたもやイカしたギターフレーズを随所にちりばめてくれたよ。しかしノーナとはなんでこんな自然に演奏できるんだろう?



終演後、小松君がさぁ、ホント彼は最高なんだけど、目にいっぱい涙を浮かべて、「俺、今日のトライセラ見る為にここまでやってきてホント良かったって思う!」って言ってくれて・・もう自分らの全てを肯定したくなる瞬間だった。ホントありがとね!!

ノーナはとても優れたミュージシャンの集まりだ。優れたって言うと固いね。「魅力的な」の方がいい。三者三様なところは俺らにもHOME MADEにも通じる。そしてあの日本人離れした、けど取っ付き易い音楽性とGROOVEに俺はとてもシンパシーを感じてる。そう、共通点があるからだ。とてもある。だって郷太君と俺の音楽的バックグラウンドはとても近いんだから当然ちゃ当然だ。そしてお互い止まらずにやり続けてる。この世界に入って、ごく初期にできた友達が今でも一緒に走り続けてる。なんて素敵な事だろう。呼び寄せ合うってこと?ノーナが日本の音楽シーンにいてくれてとても心強い。

だから俺達はこれをまたやらなきゃいけない。東京?大阪?まだ分からないけど、そう遠くない未来に実現させなきゃ。何はともあれ今回一緒にできて嬉しかったよ!参加してくれてありがとう、NONA REEVES!!(La.mama編に続く)


和田 唱



写真 山本倫子