矢野さんと出会ったのは、劇団ハートランドの「バリカンとダイヤ」という作品。それからハートランド、プレオム劇と毎年、年に一回はご一緒してきて…約10年になります。


毎年再会する大先輩に、少なからず「老い」みたいな、
1年という重みみたいなのを感じていた時期もありましたが…
最近の矢野さんは、今までで一番元気で、
エネルギーに満ち溢れてて、生命力を感じます。


撮影:ありせさくら



そして、こんなにもなりふり構わず自分と闘っている矢野さんを見るのは初めてで。

80歳になって、わざわざしんどい想いをしなくても良いのに、
果敢にも挑戦したいという俳優としての欲求が尽きない矢野さんの姿に、
私には何とも表現できない感情が湧き上がるのです。

矢野さんは稽古が始まった頃から、今も劇場でも、
「えずめ、出会わせてくれてありがとう。」
と言ってくれます。

そう思ってもらえたことが本当に嬉しい。
こちらこそ、ありがとうしかないのに。

今回は配信もないので、映像にも残りません。
今、下北沢の駅前劇場でしか、12日までしか観られません。

是非、劇場で目撃して頂きたいです。
ご連絡頂ければお席ご用意いたします。

▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎▪︎▫︎

TOKYOハンバーグ合同企画Vol.5+グランツ 
「しゃぼん玉の欠片を眺めて」
劇作・演出:大西弘記

2023年3月3日(金)~12日(日)
駅前劇場

■作品散文詩
若い夫婦が家を建てて暮らし始めた。
毎日を忙しなく過ごし、時が流れ、やがて親となり、子供と飛ばしたしゃぼん玉。
屋根まで飛んで、こわれて消えた。

中年の夫婦が家といっしょに呼吸する。
毎日がのんびりとなって、さらに時が流れ、たまに遊びに来る孫が飛ばすしゃぼん玉。
屋根まで飛んで、こわれて消えた。

一人ぼっちの老婆が家と生きる。
毎日は針が止まった時計のようで、静かに時は流れ、一人で飛ばすしゃぼん玉。
飛ばずに消えた、こわれて消えた。

■出演
矢野陽子
槌谷絵図芽
山本啓介
吉本穂果
飯田浩志 
坪田秀雄
加藤拓二
福寿奈央
小林風生子
鈴木暢海
橋本樹里
木下祐子
まどか
宇鉄菊三
照屋実  

■タイムスケジュール■ 
3月
7日(火)14時● 19時●
8日(水)休演日
9日(木)14時 19時
10日(金)14時
11日(土)14時 19時
12日(日)14時
●の部はハンバーグ割引
※未就学児童の入場はご遠慮ください。
※開場は開演の30分前、受付開始は開演の1時間前。

■チケット料金※全指定席
◆前売/4000円・当日/4300円
◆ハンバーグ割引(●の部)前売・当日/3800円
◆研究生割/3500円(養成機関)※要証明書
◆学生割/2000円(高校生以下)※要証明書

■劇場
駅前劇場
東京都世田谷区北沢2-11-8 TAROビル3F
京王井の頭線の方は、下北沢駅中央口改札より徒歩約3分
小田急線の方は、東口改札より徒歩約3分