永年預かりMさんの場合 | ツキネコ北海道 ブログ

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NPO法人 猫と人を繋ぐ ツキネコ北海道のブログです。
イベント情報や保護猫レスキューなど日々の活動をブログで発信します。


ある日

永年預かりMさんからお辛そうに連絡が入りました。

*あかつきニャンコさんから託された元《シラミカワスジコ》を
永年預かりで家族に迎えてくれていました。


その子が体調が悪くなり病院へ行って検査してもらうと、
鼻の間に辺りに腫瘍ができていて癌との診断でした。
すぐに様子を見にご自宅を訪ねると、現在は🍓《いちごちゃん》という可愛い名前をもらって
それそれは可愛がっていただいている様子が伺われました。
担当病院は昨年譲渡会で参加させてもらった、石狩市の
ルル動物病院さん。
とても丁寧に診断していただいていました。





いちごちゃんの顔は腫瘍のせいか腫れていました。

今後どうしていきたいかお話しを聞くと、自身では車もないしタクシーで病院まで
行かなければならず、どこまで治療して行かなければならないか不安な様子が見て取れました。

いちごちゃんはとても頭の良い子で、Mさんがタクシーを呼ぼうとすると
すぐにどこかに連れて行かれると察知して隠れてしまうとのこと。
本当に可愛い子で手放したくない様子でした。
ただ、このままだと楽しいはずの猫との暮らしが病気との向き合わなければならず、
気力や体力面から見ても厳しい局面になると判断して、ツキネコに戻してもらい
治療することをお勧めしてすぐに連れ帰りました。

その足で担当医のところへ連れて行き、今後の治療方針を相談。








現在は抗がん治療をスタートしています。
ツキネコではたくさんの猫達を保護している為(現在約300匹)
高額な医療行為は行わず、お世話になっている各担当医院で保護猫価格での治療と
自分達で試行錯誤しながら『手当』を心がけています。

それから2週間ほどしてMさんから連絡が入りました。
『あまりに寂しくてペットロスになっている。
自分のところで面倒を見たい』とのことでした。
私も辛そうないちごちゃんを見ていると、看取りでお家に戻してあげた方が良いのか迷いました。。。

ただ、いちごちゃんはご飯を自力で食べれていないので、毎日の様に点滴や強制給餌が
必要で1週間ごとの通院もあります。
抗がん治療の効果も少しで始めています。
そこで、いちごちゃんが回復するまで違う猫を預かってみませんか?と提案してみました。
その時はすぐに答えは返ってきませんでしたが、昨日どうしても寂しくなって会いにきてくれました。




すぐに膝に乗せていちごちゃんに言葉をかけながらブラッシングしてくれました。
いちごちゃんも安心して身体を委ねています。




ふとその足元に1匹の猫が寄り添ってきました。
先月、小樽のボランティアさんからバトンを引き継いだ《スパイス》です。


同じ名前の猫がいたので、小樽の温泉の♨️名前から《オスパ》に変更。



健康チェックをしたところ口内環境に問題があり、すぐに抜歯手術を行いました。

◉デンタルドネーション
https://tsukineko.thebase.in/items/78866771
1口 1,000円からサポート頂けます






数日はご飯も食べれずにいましたが、あっという間に保護部屋でイタズラし放題なぐらいに

回復しました。



他のメス猫との折り合いが合わず、ツキネコのケアルームに移動





すっかり元気になりました〜









その《オスパ》がここぞとばかりのアピール。
笑えるくらいです。
いちごちゃんの容態が安定するまでお返しできないので、
どの子か一時預かりをお願いしようと思っていたところだったので
渡りに船です。

なんと!Mさん
元々、飼っていた猫がハチワレですぐに気に入ってくださり
オスパをお願いすることになりました。



この日のお洋服までハチワレだったので、
これは間違いなく引き合ったとしか思えませんね😆

後日オスパをお届けすることになりました。

【永年預かり制度®️】はサポートが大変と思われるかもしれませんが、
皆さん自分の猫として考えてくださるので、こちらは親戚みたいな感じで
相談を受けてアドバイスしたりな程度です。
この制度はノーリスクです!
これからの時代はシニア世代に猫を託すことに目を向けてみませんか?
現在、各メディアや全国各地の個人ボランティアさん達から
たくさんのお問い合わせが来ています。

   代表 吉井



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○月虹山荘FBページ


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