心理学のゲシュタルト療法のセッションの手法で
【エンプティチェア】と言われるものがあるのですけれど。
これは椅子を2つ用意して、
片方にクライアントさんが座り
もう片方は「空の椅子」にして、
クライアントさんに会話してもらうものです。
まずは、クライアントさん側から、空の椅子(例えば、理解してくれない親や、嫌な上司が座っていることと仮定します)に向かって
言いたいことを言い、聞きたいことを聞く。
クライアントさん側から話す訳ですから
「なんでわかってくれないの?」とか
「なんで理不尽なことばかり言うの?」とか
そんな会話になると思います。
次にクライアントさんに、空の椅子の方に移動してもらい、
問題のその人(例えば、理解してくれない親や、嫌な上司)になりきり、
今度は空になった、先程まで自分が座っていた椅子の方に、話しかけてもらいます。
どんな言葉が出るか、クライアントさん次第です。
「本当はもっと愛したいのよ、でもお母さんも未熟だったの、ごめんね」という
親の苦悩の言葉が出て
親の気持ちがわかったり
とんでもないセリフが出てきて
あー、こんなヒト相手にするの辞めようって
心から思えたり。
クライアントさん側に
何かしらの気づきがもたらされることが多いです。
もちろん、セラピストの誘導があるに越したことはないのですが、
もし、人間関係に悩んでる方がいる場合、
ご自身でエンプティチェアを試してみるのも
よいのでは?と思います。
もうひとつは
なりたい自分がわからないとき。
未来の自分とエンプティチェアで会話してみることもオススメです。
片方の椅子に座るのは今の自分で、
エンプティチェアに座るのは◯年後の自分。
◯年後の自分は、どうなってて欲しいでしょうか?
そこに理想の自分を座らせて話しかけてみる。
そして、その理想になった◯年後の自分から、
いまの自分に話しかけてみる。
こんなことも、引き寄せに効果のある手法なのです。
ぜひいちど、お試しください。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました