「気遣いは、細部に宿る」けど細部って? | 今宵、眠れないペンギンへ

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昨日は、ビジネスがうまく回るコツは、

 

細部に気遣いできているかどうか、

 

ということについて概念的なお話をしました。

 

今日は、細部ってどういうこと!?について

 

少し具体的にお伝えしますね。

 

 

たとえば、美容サロンの場合。

 

カットやカラーリングのスキルは高いのに、

 

リピーターが増えなくて、思うように売り上げにつながっていない

 

という状態だとしましょう。

 

理由がわからないと、新しいメニューを増やしてみようとか

 

料金を見直そうとか看板を変えようとジタバタするかもしれません。

 

でもね、新しい何かをプラスする前に、

 

まずは現状をじっくり分析してみることをおすすめします。

 

そのときに何よりも大切なことは

 

  お客さま目線

 

です。

 

窓ガラスはくもっていませんか?

 

お客さまから見える範囲に余計なものを置いていませんか?

 

タオルやケープ類などは清潔ですか?

 

ヘアスタイルは気に入ったし、スタッフも愛想がいいけど、

 

タオルが臭くて掃除が行き届いていないし、ちょっと不潔な感じがしたから

 

もう行かないと、お客さまに思われてしまうようなポイントはないでしょうか。

 

細部、とはまさにこういう視点です。

 

こうして書いて説明すると、当たり前のように感じられるでしょう。

 

でもね、自分のことになると

 

意外と気づけないものなのです。

 

どうしてなのか。

 

自分の感覚と他人の感覚は違うからです。

 

掃除が苦手な人からすれば、まぁ、こんな感じかなという状態では

 

仕事としてはNGなことが多いです。

 

組織ならば指摘してもらえますが、個人経営やフリーランスでは

 

よっぽどのことがない限り、教えてもらえないものです。

 

だから、気づけないままにチャンスを逃してしまっているということです。

 

そういう私だって、ダメダメな面はたくさんあります。

 

どこまで本当に気遣いできているのかわからないので

 

いままであまりお伝えしてきませんでした。

 

でもね、客観的にその方と接すると見えてくるポイントがたくさんあることに

 

最近気づく機会が多く、

 

私にできる範囲でお伝えしていこうと思ったというわけです。

 

その方にしかない「強み」を活かして仕事をしていくことは素晴らしいです。

 

でもね、その強みの足を引っ張ってしまうような「弱点」に対処することで

 

さらに強みを高めて、いい結果に結びつけることはできますよ。

 

たとえば、方向音痴で目的地へなかなかたどり着けないという方。

 

実は、私もそうです。

 

方向音痴で地図も読めません(苦笑)。

 

だからと言って、いつも打ち合わせに遅刻していたとしたら・・・

 

誰からも信用されませんよね。

 

その弱点を意識すれば、

 

・初めての場所へは早めに出かける

 

・事前に場所を確かめておく

 

など対処ができます。

 

もし、お掃除が苦手なら得意な人に頼んででも

 

お客さまを迎える空間はきれいに整えておくべきでしょう。

 

人に対しての目に見えない気遣いも、おなじです。

 

こちらの方が、もっと感覚の違いが出やすいでしょうね。

 

もったいないぁ、この点にもう少し気を遣えば

 

もっと上手くいくのになぁと

 

密かに心で感じることも多いです。

 

本当に、言われてみたら、そんなこと!?と

 

感じるかもしれないささいなことかもしれません。

 

でも、大きな違いにつながります。

 

それだけは確かです。

 

もし、仕事で壁を感じているならば

 

一度立ち止まって分析し、第三者の意見も聞いてみるといいですよ。

 

  100のノウハウより

 

  ひとつずつの小さな気遣い

 

そんなマインドを大切にして、思い通り、

 

いえ、それ以上の成果へ結び付けてくださいね。