あの体験はかつてないものでした。
感覚的な体験なので
わかりやすくなるよう
順序よくお伝えいたします。
m(__)m
少しお話したと思いますが、
職場では色々なものを作っています。
詳しくは明記できませんが
多種多様なもので固定のジャンル
ばかりではありません。
さまざまな方々の
ありとあらゆる
生活や職業に密着し
お役に立ち続けているもので
必要とされる仕事内容に
責任と感謝
誉れを抱いております。
m(__)m
年末年始
ちょうど忙しくなっていた頃で
わたしは
ふたつの商品を担当していました。
仮にAとBとしましょう。
Aは、◯◯に関係するもの
手作業で
万単位の数を
集中し続けて作っていく商品です。
機械を使わない分
誰でも作業が出来そうですが
工程も多く
苦手なかたは苦手と感じる作業。
Bはわたしの本来の部署で
機械が必要です。
その道10年20年…
ベテランのかた2人と
ようやく〜年経つわたしの3人で
担当するメイン商品。
この時は
わたしともう1人で
担当していました。
どちらも受注があった頃は
納期まで
全く問題のない日数でしたから
Aを完了させてからB
で間に合う予定でいました
ところが
Bが途中追加で
倍の受注量となり
事情が変わったのです。
沢山の工程を経て作るので
色々な部署が協力して
動き出しました。
各部署、作業状況を判断し
手が空いている人に
社長が
工程の一部分一部分を割り振って
皆で作業していくこともします。
Aを終わらせてからB
は難しくなると判断しました。
これまでも会社は
Bが他と重なる時は
Bを優先する方針をとり
今回もそうでした。
そのため
ABを担当するわたしは
ミーティング時
「Aを半分目処に切り上げ
Bに行きますね」
と言いました。
社長は「そうだね、そうしよう」
と答えましたが
社長の内心は
果たして大丈夫?
Aは納期に間に合うか?
でした。
何故なら
Aを担当するのが
はじめて作業する
20代のかたと
その作業が「嫌い、無理」
と言っているかた
だけになってしまうからです。
周りも忙しいため
他の人が代わりに
作業に入ることは出来ません。
難しいだろうと感じたので
「午前と午後に分けて
様子をみて
わたしが両方入ることも
できますよね?……
と言った瞬間
Bから抜けるのはちょっと
無言のプレッシャーあり。
……いや無理ですね
やめておきますか」
ハキハキと
1人問答してしまいました
Aは細かな手作業ですから
目で見る判断
手先の正確性
作業を延々とこなす
集中力や持久力
も要求されます。
前工程の仕上がり状態や
素材の具合によっても
作業効率が大きく変動するので
かなり大変なのです。
受注量が倍になる前から
一緒に作業していましたので
ああ難しいんだなと
見て受け入れていました
感覚的なもの、性格、
感性や適性は
確かに影響しますが
慣れていくための経験が
今はただ少ないだけ
だと思います
ミーティング終了後
わたしはよしやるか
とスイッチを入れました。
Bが倍になる前は
ゆっくり教えながら
進めていましたが
目処以上に仕上げてから
Bに行こうと思いましたし
同じ部署のかたからは
そのかたが〜している間
その間だけ
Aを進めていて良いよ
と言われました。
Bの作業を
待たせることなく
Aを限られた時間内に
目処以上を仕上げる
と言う制約がかかる状態で
パフォーマンスを上げる
目標を掲げました。
体験の理由は
この
制約下での集中
だろうと思っています。
作業を始めたのは
ミーティング終了後すぐ
最初から最後まで
スピードを維持しながら
延々と確実にこなしていきました。
品質も良く
仕上がりも速く
は動作と動作の繋ぎ方や
流れ
見極める判断が
極めて大変ですが
やらなければならない経験を
沢山してきたので
経験上
出来るだけです。
進めながら
目処はクリアしたあたりで
もう少し速く出来る
まだ正確に素早く出来る
と
イメージしていましたし
はじめは時計を見て
開始したのですが
その後少し確認しただけ
(大体速い時で
〜をする作業に〜分と
ベストの作業スピードを
把握していて
一度時計を確認した後は
没頭していました)
わたしが抜けた後でも
無事
納期までに完了するためです
A
は反復動作が
非常に多く
作業を速めると
反復が重なりますし
指先の感覚と
状態を見る視覚
も集中して高めていきます。
ずっとずっと繰り返し
もっともっと速くを
延々と
続けている感覚は
長く感じたというよりも
苦痛には全く思わなかったですし
ある意味
より良い成果を
出したい楽しみもありました。
脳と身体は
オーバーヒートはしないで
動いていると思っていましたが
麻痺していたのでしょうか
あと少しあと少し
時間よ
もう少しチャンスを…
あと少しで
みたいな想いで
数を達成したいと考えていました。
それと
同時に
Bの方では
待たせられないことが押し迫る
期限があって
それが
近づいてきていることを
意識し始めました。
(◯◯さんは凄く速い)
だから
※もしかすると
少し遅くない?って
思っていたりして
と…この※部分の
Bに戻る時間を考え始めた時
そろそろ切り上げる必要があるか
と思い始めた
この時ですよ
何故かわからないのですが
その瞬間が
もう15時過ぎて
15時30分くらい
になっている
感覚がしたのです。
普通に疑いもなくですよ
🕰️
あの最初にあった
時間制約が
1日の作業リミットと
重なっていて
ギリギリだな
あと少し
あと少し進めたいと
頑張っていたのです。
でも、ふと
時計を見上げると
11時40分
うっそ
時計止まってる…
もうひとつの時計が
別の壁にあるので
それを見ても
ひー
こっちも
止まってる
みんな気づいて……ないの?
(真剣)
やっば……
時計
電池かえないとダメだな
あとで脚立出してきて…
なんてことも考えながら
作業を再開した時
ん?
あれ⁈
わ、わたし……
今日、お昼……食べた?
食べたの?
え……
まてよ
今日のお昼は
朝
オムライスを……作って
お弁当箱に入れて
飲み物は…
あれ
わかんない
…食べて…ないんじゃない?
食べた?
そうなった時
ぐわんぐわんと
目眩がして
ふらふらとしてきました。
何だか分からなくなってしまって
そして
少し
ふるふる……わなわな……
としながら
隣にいる◯◯さんに向かって
(少し離れたところで
別作業している)
「す、すいません
◯◯さん
た、大変❗️
みんな…
今日
お昼たべました?
みんな
今日
もう
お昼食べたの?
それとも
これから?」
あたふた
どうしようと
取り乱して
聞いてきた内容が
昼ごはん食べたかどうか
危険です⚠️
5歳年上のかたなのですが
優しく
「え?◯◯さん
おひる?
お腹空いてるの?
大丈夫
今ね
11時40分だから
んー
あと
20分くらいあるかな
あと少しで12時だからね
大丈夫だよ」
って。
続)