それは、
これがないと生きていけない、困る!
という思考。
えと、この事を月曜日から書こうと思ってましたが
なんとタイミングよくいい事例が出てきたので…
うがい薬。
売り切れ店舗続出ということで
この買い占め現象って
集団心理というか強迫観念というのか、
まさに私が思う
「これがないといけない」思考の
典型的な例だなあと思って見ています。
うがい薬についての
現役看護師さんの認識については
私のお友達の記事を読んでみてください。
薬効などについては素人判断せず
専門の見解を聞くのが一番だと思います。
で、今まで生きてきた生活者としての
経験の積み重ねから言えることとして…
これがないと生きていけない
ってそんなにないよ
っていうことを言いたいのです。
うがい薬がなくたって
トイレットペーパーがなくたって
ココアがなくたって
極端な話、どうにかやりくりして生きていけます。
それなのに、
〇〇が~にいいらしい
↓
〇〇を持っておかないと
↓
〇〇がなくなる前に買っておかなくちゃ
↓
もう〇〇が売り切れてる、ヤバいぃぃぃ
って行程が経られているんだろうとは
思うんだけど
(それもわりと一瞬でね)
いやー、ほんとに
〇〇がないとヤバいの???
もう一度よくよく考えてみよ?
となんでそれがないとヤバいと思ったのかを
考えなおした方がいいように思います。
私の知る限り、
大阪府と病院が調査した対象が
すでに陽性が出ている人に対して、で
その人たちがうがいを続けていたら
陽性反応が抑えられた、という結果だけが
得られている状態なのに
そこから本当に
陰性の人もイソジンでうがいをしていたら
かからないかもしれない、になるのかまでは
検証されてないわけで。
(もちろん、これも推察でしか
判断出来ないものだから検証できないのも
ある程度は理解しています)
それなのにちょろっと会見を見ただけで
「コロナにイソジンが効くらしい!!」
とドラッグストアに買いに行ってしまう安直さが
とても怖いなと思うのです。
(大阪府知事が8/20までうがいしてくれ、とは
言ってたけどね。
大阪府として検証したい!という
ほんまのお願いなら大阪府が配ればいいと
個人的には思う)
こういう時こそ
出ている事実と専門家による見解と推測、
それと一般的に噂として流れるもの、
その辺をちゃんと分けて受け止めた上で
個人としてどう考え判断するのか
が大事なのではないでしょうか。
テレビで言ってるから~
みんなが買いに行ってるから~
なんかそんなふうなこと言われたから~
だけで
済む時と済まない時がありますからね、
特にこういった人の生き死に関わってくること
アルコールやマスクがなくなってしまって
手術が出来ないかも!みたいな
そんな事態を招くこともつい最近あったわけで
ポビドンヨードも昨日の発表のように
陽性の方のウィルス保菌率を抑えることができる、
と言うのであれば
まず今陽性の方が使えるように
陰性の人達が買い占めたりするのは控えるべきだと
思うのです。
一般の健康な人なら
イソジンを使わなくても
普通に水道水でうがいするだけで
コロナだけでなく、インフルエンザなども
予防するのに効果があるようなので
まずは水道水でやっても
充分効果のあるうがいの仕方を
みんなで実行してみませんか?
今あるもので出来ることはまだ沢山あるのです。
日々新たな発見もされていきますが
今の状態でも出来ることを
まずはやっていってみる、
それで不安
(あれが売ってない、それが手に入らないという)
を軽減していくことが
今の非常事態を生き抜いていくための
大事な行動なのではないかと思うのです。