風の便り6月号 町田ひろし 

  

 あっという間に5月が終わり6月へ!

数少ないながらも保育士研修会での会話や久しぶりに会ったつながりあそび・うたの仲間たちから聞こえてくる保育現場からの問題課題は山積みの底なしです。 

 

 まずは保育士自身が”楽しい””楽しむ”ことは大事前提なのですがその楽しさを仲間たちとなかなか分かち合えていなかったり共感しにくくなっている…、とか。

さらにはその楽しさがなぜかその先生が独り暴走していたり?こどもそっちのけ?!になっていたり…、とか。聞いてないんでぇ/そうだと思ったんでぇ…はしょっちゅうで?…とか。

伝え方や言葉遣いがこどもたちへもおとな同士へも乱暴?言い方がキツい?…、とか。もちろん他にもあれこれあれこれ…、とか。 

 

 きっといつの時代もこういうことはあるのでしょうし保育士である前に人間ですからねぇ。

その人間関係は十人十色。きっとどの職種もどの分野もそりゃまぁいろいろあることも想像できますけど…。

 

 個人的に最近思うことはなにかその人の性格や性分だけではない気がしているのはぼくだけでしょうか?根本的なヒトのこころの土台?根っこ?のようなものが本人の問題だけではなく外部からのねじれたチカラで崩され壊されている気もしますねぇ。 

  

 モラハラ?なんて言葉があふれている昨今では強い言葉と自分のもっている知識と情報でマウントをとる、少し前に流行った言葉を使えばいわゆる論破ってやつですね。

でも、裏を返せば相手に対して強い口調と言葉遣いで虚勢を張らないと、そのお方もしかしたらそれまでの自分をまもれなかった?のかもしれませんね・・・。



 見方を変えればその方・・・かわいそうにねぇ・・・。本当は孤独なのかも。仲間と一緒にいてももしかしたら孤独に感じているのかもしれません。相手を受け入れること、ありのままの自分を受け止めてもらうことがうまくいっていないというか???とは言っても!そういうぼくだってそんなに器用ではありませんしいつも万全ではありませんょ(笑) 

 

 発信した言葉は時に相手を深く傷つけていたり相手や自分も心病んでしまうこともあります。相手を死に追いやることすらあるのですから・・・丁寧な言葉を意識して届けて欲しいと願います。まさに言霊です。 

  

 コロナ禍になって研修会や講習会がネットやオンラインが中心にならざるえなくもなったこともあってか、その情報の広がり方の勢いは加速されている気もします。

 

こうするといい!この方がはやい!これは便利!と一見聞きはいいのですが、本当にそこにこどもが存在するのだろうか?と思えたり例え存在していたとしてもこどもたちがノリノリだったとしても?喜んでいるその姿は、ぼくらが本当にこどもたちへと伝えたいこと?届けたいこと?共感しあいたいことなんだろうか?と日々自分自身にもあらためて問いかけたり疑ってかかるときがあります。 

 

 いつの時代も保育に答えが存在するわけでもありません。ならば日々その自問自答を仲間たちとも繰り返し考え続けていくしかないのですよね。まだまだ、日々学びです