2012年12月27日(木)
SAHARA Desert (ラクダ)
宿泊:ベルベル人のお宅
宿泊:ベルベル人のお宅
夜は月が明るくて星があまり見えなかったので、
五時半に起きて空を眺める。
満天の星空って、まさにこのこと。
三脚とかないし、写真には撮れなかったけど、
しっかり心のシャッター押してきました。
小学生の時に習った、
カシオペア座や北斗七星から北極星を見つける方法を思い出したりしてみました。
で、一時間ほどまた寝た後、
今度は日の出鑑賞。
ここでようやく砂漠とご対面。
朝日を浴びてオレンジ色に染まる砂漠は、
もうどう表現していいか分からないくらい美しい。
砂のオレンジと空の青と、
ただそれだけの、たった二色の世界。
砂漠の砂を持って帰りたかったので、
スークのスパイス屋さんで買っておいたガラスの小瓶に詰める。
タッセルもモロッコカラーにしてみました。
この朝、きっと生涯忘れません。
その記念に。
テントに戻ると、
ハサンが朝ごはんを用意してくれてた。
いつものモロカン・ブレックファストに、
手作りのオムレツも。
美味しかったー。
食べた後はハサンといったんお別れし、
ハサンのファミリーだと言う若者ハサンの案内で、
またラクダに乗ってブラックデザートへ。
こちらのハサンは男前だけど、
極度にシャイ。
たまにCa va? と聞いてくれるくらいで、
あとはほぼ無口でした。
昨日と違って日中移動なので、
砂漠を満喫しながら進みました。
3時間ほどでブラックデザートに到着。
砂漠というより、荒野という感じ。
ここにあるノマドの民(砂漠の放牧民)のおうちに一晩お世話になる。
しばらくまったりしてたら、
モロカンサラダのランチが出された。
正直苦手なので、パンをおおめにいただく。
その後は、水汲みを手伝ったり、
あっという間にもう夕焼け。
正直、朝日とあんまり区別がつかないかも。
でも、傾いた太陽にオレンジ色に染められた砂漠は、
やっぱり美しい。
反対側の黒砂漠の空がピンクに染まり、
今日もまんまるに近い月が登ってくる。
この頃、朝ラクダに乗って見た、
ヤギの群れが帰ってくる。
特に誰も先導するわけでもないのに、
どうやって帰ってくるんだろ。
小屋にいた子ヤギたちも、
一斉にママのところに群がって、乳を吸ってる。
ノマドのお父さんが一日中望遠鏡で見てたのはこれだったのか。
ご冥福をお祈りします。
その後、クスクスを夕飯にいただいたあと、八時には就寝。
寝る前にトイレ(青空)に行った際、
月明かりの明るさに驚いた。
しっかり影ができるくらい。
明日もきっと良い天気。