陽はまた昇る[第1回]|真矢みきはドロンジョか | テレビドラマに夢中!

陽はまた昇る[第1回]|真矢みきはドロンジョか

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2011年7月21日 - 9月
木曜日21:00 - 21:54(54分)
制作局 テレビ朝日・MMJ
脚本:井上由美子
音楽:江口貴勅
演出:秋山純(テレビ朝日)、今井和久(MMJ)
プロデューサー:黒田徹也
オフィシャルサイト:www.tv-asahi.co.jp/hiwamatanoboru/

* cast
遠野 一行 (48) - 佐藤浩市
宮田 英二 (22) - 三浦春馬
湯原 周太 (22) - 池松壮亮

第1293期 警視庁警察学校訓練生
遠野教場〈クラス〉
 松岡 博敏 (32) - 高橋努(教場長)
 関根 尚充 (22) - 南圭介
 瀬尾 泰正 (22) - 冨浦智嗣
 上野 哲也 (23) - 北村友彦
 内山 由隆 (22) - 伊阪達也
 藤岡 瑞樹 (22) - 中川真吾
 中仙道 彰 (23) - 相葉裕樹
 荒屋 翔 (24) - 佐伯大地
 水上 祐介 (22) - 康本将輝
 和泉 寛太 (22) - 久保勝史
 永田 純司 (23) - 石田亮介
 下村 幸輝 (22) - 福谷孝宏
 神崎 礼音 (22) - 大楽聡士
 蔵前 源太 (22) - 四家聡
 茂原 大樹 (23) - 二階堂修
 里見 政志 (22) - 深井邦彦
 児玉 友治 (25) - 菊池拓人
 平田 信博 (22) - 浦坂佳右
 高畠 賢人 (22) - 尾形直哉
 恩田 孝明 (24) - 山本哲平
 栗原 聡史 (23) - 安岡新八
 深堀 秀明 (23) - 田中稔彦
 原野 三郎 (23) - 居垣寿典
 大森 敬吾 (23) - 杉山健一郎
 長谷川 康秀 (22) - 井上仁徳
 近江 翔太郎 (22) - 鐘ヶ江佳太
 松谷 健志郎 (23) - 三浦俊英
 沼尻 豊 - (22) - 矢部智之

その他の訓練生
 小宮山 チカ - ホラン千秋(入校式 任命辞令訓練生代表)
 新田 茅乃 - 菜葉菜

その他警視庁警察学校職員
 白石 大地 (32) - 波岡一喜
 立花 琴美 (38) - YOU
 簑島 佐和子 (45) - 真矢みき
 内堀 清次郎 (60) - 橋爪功

その他
 田中 里美 (47) - 石野真子
 田中 みずほ - 大野百花
 遠野 奈津美 (38) - 斉藤由貴
 安西 雄哉 (36) - ARATA
 杉崎 孝夫 (48) - 六角精児


テレビドラマに夢中!-陽はまた昇る

48歳の遠野一行は捜査一課刑事から一転、警察学校の教官として新たなスタートを切ることになった。主任教養部長・簑島佐和子は、格段に落ちた生徒の質を嘆く佐和子は、警察の信用を取り戻すために、現場で培った目で不適格者を見極め、入校式までにクビを切ってほしい、と言う。遠野が受け持つ遠野教場の新入生・宮田と湯原が口論で一触即発の状態に。遠野は全員クビだと言い渡す。学生たちは遠野教官の容赦ない指導に反感を募らせる。そんな折、学校近くのレンタルビデオ店に猟銃を持った男が立てこもった。警視庁時代の上司・杉崎から犯人説得の応援を頼まれた遠野は、訓練生を事件現場に同行する。佐和子は大反対するが…。


本作の導入ドラマとして、「最後の晩餐 ~刑事・遠野一行と七人の容疑者~」が5/11に放映されたというのだが(そのドラマのラストシーンが警察学校の門の前で、佐藤浩市と、三浦春馬・池松壮亮がすれ違ったというのである)、寡聞にして知らなかった。

冒頭、真矢みきが新入生を相手に実演入りの講義をして拍手を浴びるのだが、一人だけ茶色の靴を履いているのが三浦春馬である。そして画面が切り替わると、妙な色に髪を染めた佐藤浩市が大写しになり、この茶髪が異常に強調されていると感じられる。佐藤浩市といえば「カロヤンジェルローション」のコマーシャルでお馴染みで、その髪の異様な多さで逆にヅラではないかなどという陰口も叩かれているようなのだが、どうしてあんなに茶色くしなければならないのかわからない(屋外シーンが多いので、なおさら茶色く見えるのだろうが)。

さて、舞台が警察学校というだけで、いわゆる学園物の変奏という趣のあるドラマだが、ここでいちばん楽しいのは、やはり真矢みきのツンデレ鬼教官ぶりだろう。ほとんどドロンジョのパロディかと思うぐらいなのだが、真矢は真剣に演じていて、こんなことができるのはこの女優ぐらいしかいない。

三浦を見るのは脚本がさんざんだった「大切なことはすべて君が教えてくれた」以来である。今回も、“折れやすい今様の若者”の役。髪型かっこわる…というのがもっぱらの評判らしいが、そうでもないと思った。

ところで、番宣で、朝のワイドショーにゲスト出演している佐藤と三浦を見たが、役者というのはそんな場でいつも居心地悪そうにしているのが常だとしても、佐藤と三浦は、とても朝まで飲み明かすような間柄には見えなかった。佐藤が背中で三浦の弱みを押さえているかのように見えるのである。

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