平成29年7月8日参拝
立寄る予定のなかったお寺さんなんだけど、
国道18号の〝海野氏菩提寺〟という看板に誘われてしまった (*´ー`)
海野氏といえば真田家の本家!
これはお参りに行かなきゃです。
総門
興善寺は曹洞宗の寺院で本尊は釈迦牟尼仏、
開基は海野氏初代の海野幸明公です。
静岡県袋井市の可睡斎を開いた如仲天誾禅師が海野氏の出自というご縁で永正3年(1506)可睡斎五世に開山を仰ぎ開創されました。
可睡斎が本寺だけあってこちらにも秋葉三尺坊大権現像が安置されています◡̈
参道から見た山門
真田家との繋がりは‥?
第56代清和天皇の孫にあたる善淵王が信濃国小県郡海野荘を統治し滋野姓を名乗り始め、
のちに滋野氏から派生した一族は居住地名から海野姓を名乗りました。
天文10年(1541)小県郡に侵攻した武田・諏方・村上連合軍に敗れ28代海野小太郎幸義公(真田幸隆の兄)が神川において戦死、
海野氏が滅亡すると。。
真田家を興した幸隆公は武田氏に属し次々と手柄を立てて旧領を取り戻し、
新たに上田まで拝領したのでした ٩(๑′∀ ‵๑)۶
昔は35,000坪の広大な寺領を有するかなり力のあるお寺だったそうです。
今でも大きなお寺ですよ ( ̄д ̄;)
興善寺の御朱印です!
〝海野氏菩提寺〟に加え〝信州本海野〟の添書きがすごい♡
真田昌幸が一帯の住民を上田に招き海野町を作ってからこの地は本海野と呼ばれたそうです。
では海野氏初代幸明公のお墓参り٩( ' ω ' )و
天皇陵の拝所みたいに立派です。
ここからまだ墓石は見えてません。
手前の石標には 人皇五十六代清和天皇苗胤 當寺開基海野小太郎幸明公墓所 の銘。
奥へ進むと右側に古い墓石がありました。
友達が「保存のために台座に乗せたのでは?」と言ってた (・∀・)
書院と庫裡もプライベートな空間のような気がして撮るのを控えてしまうよ。
この近くにある白鳥神社は海野氏の氏神さまらしく、
またこの辺に来たらお詣りしようと思います。
■瑞泉山 興善寺
長野県東御市和1557