令和4年1月8日参拝
日輪寺のすぐお隣にある宗吽寺へ。
こちらも城下町の拡張で移ってきたお寺さんのようです。
立派な鐘楼門の上層には上がることができませんでした。
可愛い小坊主さんの「ようおまいりです」。
もちろん両面になってて帰りは「お気をつけて」でした。
小さなお堂に掛かる額〝清涼大師〟とは弘法大師のことらしい。
銘板に「左右とも弘法大師さまのお姿である」と書かれているけど曇りガラスで中が見えないのだ
手のひら形の腰かけはおしりすっぽり座りやすかったです。
宗吽寺は真言宗智山派の寺院で本尊は大日如来です。
歴代上田藩主の祈願所としての役割を果たしていたそうです。
本堂にひらひらとカラフルな旗にはびっしりとチベット文字のような経文が書かれています。
チベットにおける祈祷旗とは旗が風に吹かれるたびにお経を唱えたのと同じ功徳を得られるそうです。
チベット人はいつもマニ車をぐるぐるして功徳を得ようとしていると松本の西方寺で教えていただいたっけ。
なんだこりゃ〜な石もの(下の写真)は石幢といって、
よく見るとお地蔵さまが彫られててお厨子+笠塔婆みたいなものらしいのですが、
お厨子としても妻入りというのが非常にめずらしくて上田市の有形文化財に指定されているそうなんです。
南朝の年号で正平ニニ年(ニは横に並ぶ=四年)と彫られてたようだけど日当たりよくて見えなかった!
銘板によると日月窓を誰かが彫って改造しちゃったのと後づけでヘンテコな置き台に乗っけられちゃったのがなんだこりゃなポイントみたいです。
しかしそれだけのハンデを背負いつつも文化財指定なのすごいなって思いながら現地で見てましたw
庫裏を訪ねたらお忙しい時間とのことで、
わかりました〜!ってさわやかに立ち去り後で行くの忘れて東京に帰ってきちゃったわ。
またいつか上田に来たら寄りまーす
■海堂山宗吽寺
長野県上田市中央2-14-6