令和4年5月21日参拝
広尾駅から徒歩5分くらいだと思います。
この日はヤボ用で南麻布に行くのに天現寺橋というバス停で降りたんですね。
寺号が停車場や地名に採用されてるお寺はなるべく行っておきたいと思うんだよね。
その前に、
高所恐怖症のわたしがこの長〜い歩道橋を渡ってきたのほめてほしいよ〜‥ ヒー
早く歩道橋撤去してーっ
天現寺は臨済宗大徳寺派の寺院で本尊は毘沙門天です。
小日向箪笥町にあった普明寺が前身で、
享保4年(1719)現在地へ移転してきました。
火消し組合の設置に伴う移転か?
聖徳太子作と伝わる本尊の毘沙門天は多田満仲の念持仏として代々源氏が信仰していたもので、
阿部信盛まで渡ったところで水野家出身のお母さまが霊夢を見てなんだかんだ天現寺開山の良堂さんのもとにやってきました。
家康の本陣に祀られたなんて逸話もあるし関わってきたメンツからしてパワー全開な毘沙門天なのでした(๑ ' ϖ '๑)
これって水野忠邦なのかしら!
7月ということは毘沙門天開帳の時期に関係するのか、
幕南広尾 原天現寺 毘沙門堂 石水盂一基
天保十二年七月 濱松城主 水野氏置
とても質素な水盤に大きな願いが込められているような気がします‥。
毘沙門天をお祀りしているから虎がいます。
かわいい吽虎さんは前足が破損している。
明和3年(1766)相模屋長兵衛
これ、日本最古の虎なんじゃないのって話もあるみたいです。
背中に哀愁‥🍂
『東照宮守本尊』
この場合の東照宮とは家康のことよね。
『四神碑 麻谷了善銘 烏石山人書』
本堂の虎は神楽坂毘沙門天とそっくり。
武州でよく見かける顔がドでかい狛犬に通じるものがあるのでみんな同じ石工なのかもしれません。
年代は天保6年(1835)です。
御朱印は住職がいらっしゃる時だけいただけるそうです。
「住職いつもいるんですけどねぇ」とのことですがなかなかお会いできませんでした。
訪ねてはフラれて、
そのたびにじっくり石もの見学。
ある時は墓所の洗面台を洗って帰ったり。
令和4年6月2日再訪
この日も住職とは会えず。
「いつもいるが今日はたまたま」
たまたまが連チャンとはわたしって引きが強いんじゃない。
虎に会いにきたと思えばOK!
令和4年8月4日再々々訪
とんでもない土砂降り⚡️
激しいカミナリに怯えながら天現寺へ。
この天候なら住職さんいるでしょ〜!
いただいた御朱印がこちら✨
大毘沙門天王.*・゚(*º∀º*).゚・*.
「大変な日にいらしたねぇ」
次は御開帳の時に行こうと思いまーす。
■多聞山天現寺
東京都港区南麻布4-2-35