2022年8月26日参拝
結構前の話になりますけど。
この日は富士吉田市に向かっていて、
途中で「ちょっと寄りたいとこがあるよ」と連れてきてもらったのが雛鶴神社でした。
御祭神は護良親王・雛鶴姫・綴連王です。
雛鶴姫は後醍醐天皇の皇子にあたる護良親王の側室で、
鎌倉で幽閉された護良親王の側にいることが許された唯一の女性でした。
創建縁起は雛鶴姫伝説(ざっくり)
護良親王が殺害されると雛鶴姫は首級を抱えて鎌倉を出ました。
あわただしい年の暮れに身重の雛鶴姫を休ませてくれる家はありません。
産気づいた秋山峠で分娩しますが母子ともに助からず、
残された家臣はこの地に留まり三人の供養をしたのでした。
祟りを畏れた郷人たちは門松の代わりに梻を立てて追善供養したそうです。
この地区に伝わる踊り念仏供養(無生野の大念仏)は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
綴連王については諸説あって、
①姫の産んだ子が実は生きていて家臣が郷人に乳をもらいながら育て上げたが12歳で他界した、
②賀名生で乱を起こした後に行方知れずとなった
興良親王(護良親王の皇子)が諸国遍歴の末に秋山へたどり着き住み着いた、
などなど定かではありません。
葛城宮顕彰の歌まで🤔
本殿・拝殿ほか境内は平成元年の再建です。
バブル時代にいいお金の使い方
それにしても「平成元年」なんてつい最近のような気がするけどもう33年も経っている🙄
雛鶴姫の石像が建つ横は盛り土になっています。
現地では雛鶴姫のお墓かと思ってたんです。
石をよくよく見たら〝葛城王綴連王奥津城 應永九年三月十六日薨去〟と彫られていたんですね。
葛城王を推していくスタイル。
雛鶴姫の没年の建武2年(1335)と應永9年(1402)じゃわけわかんないけどまーいっか。
次は山の向こうにあるというもう一社の雛鶴神社に向かいました!
◆雛鶴神社
山梨県上野原市秋山無生野12779
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・どーでもいいはなし
神社の前の原っぱに建ってる石碑になんて書いてあるのか見えなかったのが気になる!
視力下がったのかと思ってたら先日の健康診断で両眼とも1.5でした。