じくきりサシメロン(挿し芽の方法)です。




(  トウカエデ  )(平成28年5月10日掘り出しました)



超ミニ盆栽ファンの皆様には 実生する場合は

軸切り挿し芽を推奨していますが




そんな面倒な作業は必要なの?




と私も思う方でした。 最近になって方針変更したので

実際に経験したことをお話できずに 進行形でお伝えしますので

やっぱり 余分な作業となってしまうかもしれません。




繰り返しになりますが 超ミニ盆栽の幹から出る

一の枝を低い位置に出来る方法です。

希望なら足元から芽を出させて 双幹樹形も自由に

できます。















(トウカデ)(昭和28年4月5日に軸切り挿し芽)(平成28年5月10日 掘り出しました)



前の写真は軸切りをしていません。




双葉から根までの長さが4センチ 1センチ土に埋めると

3センチ腰高の盆栽になります。



超ミニ盆栽の樹高はおおむね3センチ以下としているので

この素材で超ミニ盆栽は難しくなります。




下の写真は軸切り挿し芽をしました。




双葉から根までの長さが2センチ 1センチ土に埋めると

盆栽の鉢土のところから芽が出るので

双幹や3幹を作ることもできます。







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↑上の写真では左下の鉢がトウカエデの軸きり挿し芽です。

双葉が目立って 本葉はまだ小さいです。(4月15日挿し芽)























超ミニ盆栽の素材は同じ種類で同じ挿し木があると

初心者は大きくて元気な苗木を選択されますが

本当は小さくて丈夫な素材を選んでほしいです。




1.節間の狭い木(枝数が多い木)

2.根張が良い木で根数が多い木

3。葉性が良い素材




軸きり挿し芽の素材は 一番下の節間が短くなります。




10年経ってもどうにもならない木を育てるより

自分で良くなっていく良い素材を選ぶのが大切です。




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左下クロマツの軸きり挿し芽4月5日実施。

右上のイヌシデ・右下のクマシデ軸切り挿し芽は4月15日実施。







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軸きり挿し芽の注意点




1.モミジやカエデは何処で切っても 切口から

発根していますが 発根は葉があった場所の

ほうが発根しやすい樹種もあるようです。




2.モミジやカエデは軸切りする位置は 植えた時に

葉の位置が土の表面になるような位置で

切って下さい。




3.実施する時期は実生した苗木の幹が茶色に

なったり 双葉が落葉する頃が適当です。




4.実生苗が成長しすぎている場合は 芯をとめたり

葉切りをして挿し穂の負担を小さくします。







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今年は初めて全種類の種まきを

軸きり挿し芽して見ました。


クロマツ トウカエデ タイワンヤマモミジ

イヌシデ クマシデ ノムラモミジ ムクノ木


足元から2本出て双幹にできる素材



足元もしくは足元から1センチのところから枝が出る素材




腰高でない超ミニ盆栽を作ります。



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