潜在意識と歌の不思議な関係 | 歌って笑って生きること

歌って笑って生きること

 ボイストレーナーユウコの歌と生きることへのヒント

こんにちは!

歌手でボイストレーナー、

フェルナンデスユウコです。

 

全く意図していなかったのに

歌ってて泣けてきてしまった話をします。

 

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大人の女性こそ

迫り来る中年の波に乗り

思い通りに歌って生きていこう!!!!
 

その波に乗るヒントや

自らの挑戦をお届けします!

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先日は我がコーラスユニットSOSのお仕事で美しいチャペルで歌ってきました。


その時の不思議な話です。 



 

私はライブやお仕事がある時は

その時々のメッセージやテーマを決めます。

 

ユニットでも必ずそうしています。

 

 

この日はトークライブ的な

要素も求められたこともあり、

より明確にテーマを伝えました。

 

 

テーマは「流れにゆだねる」

 

常日頃から私たちが大事にしていること。

 

 

全ては流れである。

愛と感謝をもって

その流れにのっていればいいだけ。

 

大いなるその流れに委ねればいいだけ。

 

 

私がメインパートを歌う大好きな曲で

今回こんなMCをしました。

 

 

    

日本のアニメ映画の最高傑作からの

1曲をお届けします。

 

 

 

この曲を聞くと人の生死や

自然の巡りを強く感じます。

 

 

コロナ禍を通して私たちは

「死」を身近に感じました。

 

一方楽しみや喜びを制限され

「楽しむために生きる」というより

「生き延びるために生きる」

を選択しなければならなかった、

そんな期間が長く続きました。

 

 

 

それも当然です。

今までずっと「生き続ける」

ということにこそ価値がある。

そういう価値観で生きてきました。

 

 

一方でこんなふうにも思います。

 

 

5年前に兄を亡くし、

今年の2月には父を見送りました。

 

でもこれで終わったとは思えない。

 

 

いなくなった後でも

もっと彼らと繋がってるし

生きてる時以上に
身近に感じることもある。

 

これが終わりとは全く思えないのです。

 

 

とてつもなく寂しいけど

「死」とは嘆き悲しむことでは

ないのかもしれない

 

そんなふうにも感じました。

 

 

これから歌うこの曲も

自然の中の生死のサイクルを

歌っているように感じます。

 

生きることも

死ぬことも

悪いわけではなく、

 

ただ大きな流れのなかで

私たちは一生懸命生き、

別れを経験しまたもどる。

 

その大きな流れに身を委ねるのが

大切なのではないか・・・

 

そんなふうに感じました。

 

生死に関する考え方は

人それぞれですし

正解もありません。

 

皆さんはどんなふうに

思われるでしょうか?

聞いてみたい気もします。

 

では聞いてください。

 

「いつも何度でも」

 

 

このイベントはクローズだったので

動画のシェアなどはできませんが、

去年ユニットで歌った同じ曲、

少しここでもシェアします。

 



2022年の10月のイベントにて。



この歌のMCを終えた時
父や兄の話をしたとはいえ
私は全く悲しみや寂しさを
感じていませんでした。

思い出して泣きそうになることも
過去を振り返ってるつもりもなく
ただ目の前にいる90名ほどの皆様に
集中して伝えたい曲のメッセージを
淡々と話していたつもりでした。

でも歌ってみたら・・・

私、泣いてたんです。

涙こそ流れてませんでしたが
目頭は熱く声は震えて
泣き声になってました。

そこに気がついたメンバーが
同じく胸が詰まり声を乱したことに
私自身も気がついて、
今度は自覚的に泣きそうになるという(笑



涙の込み上がる予兆を

全く感じなかったのに

こんなに泣けていたのは

歌に限らず初めてのこと。


私の潜在意識が

もっと泣きたかったのかもしれないなと。

  



5年前に亡くなった兄のことは

もうだいぶ心の整理がついていました。

 

今年の2月に見送った父も

急ではあったけど

体調や年齢踏まえると

絶妙なタイミングだったので、


もちろん亡くなった当日や

葬儀のお見送りの際は涙が出ましたが


悲しみよりお疲れ様の気持ちや

感謝の方が大きかったくらいで

引きずることはありませんでした。



 唯一号泣したのは

葬儀を終えて実家から自宅に戻る際のこと。


1人で帰宅中に

父の存在感や優しい思い出が

胸を埋め尽くし続けてしまい

駅を降りた瞬間

声出して泣いてしまい


帰宅しても寝るまでずっと夫に見守られながらぐずぐずしてました。


でもこの1日だけ。

スッキリしたかのように

次の日から気持ちが切り替わりました。

(兄の時は全く違かった〜、時間かかりましたね。)



でもやっぱり

わたしまだまだ寂しかったみたいで。


歌ってる時も

父の顔が思い出され

ああ、そうか,泣きたいのか


とわかりました。


もちろん歌はすぐに立て直し

その想いは歌の中で昇華させたつもりです。


でもこんなふうに

うちなる思いが歌に出てしまうのは

長年歌っていても初めての経験でした。



もちろん、MCで話した通り

悲しいことだとは思ってない。

でも不在の寂しさは確実にあります。


その寂しさはきっともっと

しっかり出していった方が

自分のためにも良いです。



私たちの気づかない想いや

潜在意識がこんなふうに

歌に表れて教えてくれる時まであるんですからね。



・・・

そう考えるとやっぱりもっと

歌った方が良いよね、私たち。


自分の気持ちに気が付かず

苦しんでることたくさんあるわけですからね。


みんな、もっと歌っていきましょ!