友達に対して、強い嫉妬や怒りを感じて苦しんでいませんか？ それには、トラウマがかかわっている可能性があります。今回は、その症状と原因、対処法をお知らせします。
まとめ
【１，強い嫉妬や怒りに苦しんでいたら、専門家の助けを借りよう】
強い嫉妬や怒りで苦しんでいる方は、大切な人間関係をこわしてしまうことがあるかもしれません。
もし、あなたが、身近な人や、大切にしたい人に、怒りや嫉妬をぶつけてしまう(ぶつけてしまいそうになるくらい強い感情がわく)ならば、トラウマにくわしい専門家の助けを借りてください。
強い怒りや嫉妬の感情には、トラウマが大きくかかわっている可能性が大きいので、トラウマにくわしい医師やカウンセラーの助けを借りる必要があります。
【２，トラウマを癒すことで、嫉妬や怒りの苦しみが楽になるの？】
怒りなどの感情が制御できないのには、ADHDなどの発達障害の可能性もあります。
しかし、そうではなくて、明らかに、トラウマがある場合は、トラウマを癒すことで苦しみを減らし、楽にすることができます。
(逆に、発達障害など、もともとそのような脳だった場合は、トラウマ治療をしても、あまり改善しません。ADHDなどそのものが治るわけではないからです。ただし障害があるゆえに受けたトラウマ由来の二次障害の部分は軽くなる可能性があります)
【３，トラウマの原因になった人ともう会うことはないけれど、改善するの？】
原因となった人が、もう、この世にいなくても、あなたと会うことがなくても、あなたの怒りや嫉妬の苦しみは改善します。トラウマの原因になった人を変えるわけではないからです。あなたのトラウマを癒すことであなたが楽になっていきます。
直接、相手に向かって言ってやらなくてもいいのです。
出さない手紙を出すこともできます。手紙は、ほんとうに相手に渡すわけではなく、書いたら破って捨てます。
【４，相手に伝わっていないのに、本当に、よくなるの？ なぜ？】
相手が存命の場合、あるいはまだ実際の関係がある場合、直接相手に伝える、という方法もあります。
しかし、相手が、あなたが望むように、あなたを傷つけたことは本当に悪かった、と反省し、謝ってくれることに、期待しない方がいいでしょう。
人の気持ちを変えることは難しいからです。
あなたは、ほかの人に、気持ちを変えるように言われてきたかもしれないです。
なので、ほかの人の気持ちを変えようと努力したいかもしれません。
ですが、本来、その人の気持ちを、ほかの人が変えることはできません。
【５，私だけが変わらなければいけないなんて、私が悪いってこと？】
もちろん、あなたが悪い、というわけではないです。
あなたを傷つけた人が間違ったことを言ったりしたりしているのであったら、相手が悪いのであって、あなたが悪いのではないです。
あなたは、怒っていいのです。
たとえそれが、親であってもです。
嫌なこと、間違ったことを言われたりしたら、怒りを感じたり、怒りの感情がわいたりするのは当然です。
傷つけられて怒るのは当然です。
あなたの命を守るために、あなたは生き物として当然の反応をしているまでです。
ですから、あなたが悪いから、あなたが変わりなさいという意味ではありません。
【６，トラウマは保存され、怒りや嫉妬としてあらわれる】
あなたを傷つけた人とあなたの関係は、目に見える部分では、終わっているかもしれません。(もう会わない、他界した、など)
しかし、あなたの心の中では、過去のできごとが、まだ終了していないのです。
それがトラウマです。
トラウマ(心的外傷)は、何十年も、あなたの中に保存され続けることができます。
強い怒りや嫉妬の苦しみは、そこにトラウマがありますよ、とあなたに教えてくれているのです。
【７，怒りを感じることと、怒りをぶつけることは違う】
強い怒りや嫉妬を感じて苦しいのには、トラウマが関係していると書きました。
あなたは、怒りや嫉妬を感じても、おさえようと努力するでしょう。
そのような感情を外に出すことは、よくないことと教わったかもしれません。
嫌なことをされたり、不公平を見聞きして、怒りや嫉妬を感じるのは当然です。
ただ、その感情を感じることと、感情のままにぶつけることとは違います。
あなたは、親から、怒りを、怒りの感情のままに、ぶつけられてきたかもしれません。
あなたが、ほんとうのことだと思って、信じて、傷ついたことの多くは、制御されていない親の怒りをぶつけられただけ、だったかもしれません。
そのような人は、怒りを出すことも、怒りを感じることすらも、怖くなったり、よくないことだと思ってしまいがちです。
怒りも、ほかの感情も、本来は、いっとき強く感じても、感じきれば消えていくものです。
落ち着いて、安全な環境で、自分の気持ちを味わってみましょう。
そうすればマイナスの感情も、だんだん減っていきます。
嫌な感情を見るのが怖い時、一人では難しい時は、専門家の人といっしょに、少しずつ感じていきましょう。
そうすれば、嫌な強い感情も、だんだん少なくなっていきます。
ほんとうに感じていること、あなたのほんとうの感情を感じることを禁じられていると、自分のほんとうの感情がわからなくなってきてしまうことがあります。
また、怒りの下にこそ、本当の感情が隠されています。
【８，私だけが変わらなければいけないなんて、不公平だと思う！】
「私だけが、トラウマを癒すために努力するなんて、不公平だ！」
と思うかもしれません。
ほんとうですね！ トラウマを癒すのには時間もかかるし、勇気もいります。
自分の感情を見つめたりすることも必要になります。
しかも、あなたががんばって働いたお金を使って傷を癒すなんて。
あなたが悪いのではないのに。不公平に感じますよね。
でも、そのことで、あなたが生きやすくなり、今よりもっと、素晴らしい人生をこれから送れるとしたらどうでしょう。
あきらめて、ずっと怒ったり嫉妬したりして生きますか？
まとめ
あなたには、素晴らしい価値があります。
ほかの人の誰とも違う、価値があります。
あなたは、困難があっても、とても、がんばって生きてきました。
苦しいことがあっても、毎日生きているあなたは、素晴らしい人間です。
レイキヒーリングとカウンセリングで、本来のあなたを輝かせるお手伝いができます。
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〈:宇宙うさぎ〉
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