先日にチラッと書きましたが、コマずらしって言葉がなぜ生まれたか?です。

 

その時のブログがコチラ↓

2024/1/30付

 

「効果が無いのにコマずらしって言葉が出ないだろ?」って思っている人達に向けて書きます。ウシシ闇村ブログです。

 

このトーションバーを見て下さい↓

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赤いトーションバーがハイエース用!

 

ハイエースのトーションバーが1200mmを越えていますが、短い方は900mmもありません。

 

「なにこれ?短い!かわいいドキドキそんなんじゃありません。ショック

 

短い方は、50・80・140系ハイラックスのトーションバーです。

 

今回は長さの問題では無く、コマずらしの”コマ”についてでは無く”スプライン”の部分に注目して説明しようと思います。

 

ハイエースは、スプラインが規則正しく入っておりますので溝さえ合わせれば何処にでも入ってしまうし、組付けできてしまいます。だからコマずらしができてしまうワケです。

 

「そんなのハイラックスでも同じでしょ?」

 

と思った、そこの人パーノンノンノン上差し

 

良く見て下さい。

 

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スマホで見ている人は、ズームして見て下さい目

 

それでもよく分かりませんよねダウン

 

これならどうだびっくりマーク

 

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規則正しく入っているはずのスプラインの溝が黄色の矢印の部分の間隔が広いでしょ?

 

もちろんもう片側のスプラインにも

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間隔が空いております。

 

って事はアンカーアーム側にもアッパーアーム側にもこの溝が入る為の溝が切ってあるワケです。※ハイラックスはロアアームです。

 

そうです!ハイラックス!コマずらせないんです!ゲロー

 

なのでかなりローダウンしていくとツジツマが合わなくなってしまう。トーションバーボルトの長さが足らなかったり、角度が著しく変化してしまいアンカーアーム部の地上高がめちゃ低くなってしまう感じと言いましょうか…。

 

 

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僕の車は軽く5インチは、ローダウンしてありますレンチ

 

溝が切ってあるトーションバーで5インチローダウンしようと思うと

 

・トーションバーボルトの長さが足らない

・アンカーアームがグラグラになってしまう

 

等の問題が発生して、過度なローダウンできないもやもやもやもやもやもやもやもや

 

で、どうするかと言いますと純正のトーションバーボルトよりも長い”ロングトーションバーボルト”が発売されていて、それを取付してローダウンしていたワケですよ!でもね…

右と左でアンカーアームの位置が違いますよね?

ロングトーションバーボルトに交換してもアンカーアームの位置がどんどん下方にきてしまい最低地上高が低くなってしまいます。

 

だったら、どうするか?と言いますとスプラインの溝を切り直して、もう一つ”溝”を作る!

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この溝を少しズラした所にもう一本増やしてズラしてアンカーアームに入れる事ができるようにする!

 

そうするとコマをずらすことができ、やっともう少しローダウンができるようになるワケです。

 

諸説あると思いますが、これが”コマずらし”の由来ですね!

 

そうすれば最低地上高を確保してローダウンができるびっくりマーク

 

昔の車は、この面倒な作業をしないとコマずらしできなかったんです。でもしないとローダウンしづらかったワケなんですねぇ~

 

20歳から四半世紀、25年以上トーションバー車ばかり触っていましたからねぇ~逆にコイル車は交換するくらいであまりよく分かりません滝汗

 

タイヤをなにかに載せてプリロードを掛けてトーションバーを組み込むって言っている人もいるみたいですが、トーションバーにプリロードなんか掛けれるワケないわいゲロー言葉が過激で申し訳ない

 

画像は、車用ではありませんがネジ式のサスペンションであればバネにテンションを掛け、同じ車高でプリロードを掛けた状態で車に取付できますが

 

車体を支える事が仕事のトーションバーを捻って入れ込むようなもんですからねぇ~捻れるワケない!

 

例え捻って入れれたとしても車高に反映してしまうので意味はありません。そうでしょ?

 

難しい言葉が出てきたりすると「専門家なのかな?」と信じてしまう気持ちはわかりますが、

 

棒はただの棒!角度を変えても硬さなんてかわりません。

 

ローダウンするとトーションバーの硬さは同じですが、角度変化によって力学的に柔らかくなってしまうのでトーションバーを太くするしか無いんですねぇ~

 

もちろん角度を変化させずにローダウンすれば柔らかくなりません。

 

ですから”ローダウンナックル””スピンンドル”等によるローダウンは、めちゃくちゃ理想的なんです上差し

 

今だとファブレスさんから、ハイエース用ローダウンナックルが発売されています!(2WD)

 

 
ローダウンナックルを使用すれば交換するだけで理論上はキャンバー角も同じで40mm(1.5インチ)車高が下がり、走行性能も損なわれないから理想的なんです。
 
80mm(3インチ少し)でローダウンするのであれば、トーションバー捻ってそのまま80mmローダウンするよりも
 
ローダウンナックルで40mm(1.5インチ)車高を落とし40mm(1.5インチ)分だけトーションバーを捻れば
 
80mmローダウンしてあっても40mm(1.5インチ)ローダウンの乗り心地なワケです上差し凄いでしょ?ウシシ
 
乗り心地は、実際に乗ってみないと見た目では分かりません。
 
乗り心地よく移動すれば運転も楽しいし、運転の疲労も軽減します。
 
ユーアイは、実用的でかっこいいカスタムをオススメしたいんですよねぇ~ウインク

 

僕のハイラックスも交換するだけで50mm(2インチ)下がるローダウンナックル(ドロップスピンドル)が入ってそこから更にボールジョイントの位置を変化させ車高が5mmほど下がり、そこからトーションバーを緩めてトータルで5~6インチくらい車高を下げている感じかな?

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まぁそんな低い車には見えませんが、6インチ以上は下がっている状態で一般的な道で腹下が擦るような事もほぼ無いし、新東名で警察に捕まるようなスピードで車線変更を繰り返すような走りをしても安定して走行できます。※しているワケではありません。

 

車は、やはりそうでないとあかんでしょ?ガーン

 

アメリカから仕入れて、ハイエースにもたくさん取付している”リアスタビ”も”LSD”も取付してまっせぇ~

 

エアサス入れてもっと車高を落とすことなんて全然難しい事でもなく、できるんです。

 

でもしないのは、走行性能を維持してローダウンしたいからなんです上差し

 

話が反れてきてますので軌道修正

 

コマずらしで事足りるなら、自分の車にわざわざトーションバー買って、色塗ってまで交換しないですし

 

コマずらしで事足りるなら、トヨタさんが2WDで4種類以上のトーションバーをわざわざ作らないDASH!

 

下のブログは、ハイラックスのトーションバー交換した時のブログなので読んでみて下さい。

2022/12/28付

 

興味ない人も多かったと思いますが最後まで読んでくれてありがとうございました。

 

では、またバイバイ

 

名古屋店より カミムラ