朝、玄関のドアを開けたら、蝉が死んでいた


仰向けになって、もうピクリとも動かない


小さな命


虫の命を人はこう言うけれど


この小さな蝉は精一杯生きたんだよね


短い命だけれど


後悔のないように一生懸命生き切ったんだよね


蝉にとっては大きな命


わたしたち人間だって


宇宙から見ればとっても小さな存在


地球や人類の歴史から見てもほんの一瞬の存在


でもね、この命ある限り精一杯生きたいよね


辛いことや苦しいことも沢山あるけれど


小さな楽しみや喜びを見つけながら


生き切りたいよね


小さな命 大きな命


本当は命に大きさなんて無いんだよ


蝉の一生も人の一生も同じなんだと思うよ


自分のこと、もっと大事にしよう


自分のことが大切に思えるようになったら


半径10メートル圏内の命のこと考えてみよう


長い、長い宇宙の営みの中で


わたしがここに存在していることの不思議と感謝



蝉くん 君が教えてくれたよ