こんにちは
咲多 美唯喜です
のつづきを書いています
その前にちょっと気になったので
誤解のないように・・・
昔はいろいろな感情がありましたが、今は、
「結婚」も「離婚」も
人が出逢って愛しあう延長線上にあるもの
特別な感情はあまりなくなりました
私は、うみの母と、育ての母と
2人の母に出会いたくて
この人生を選んだのだとおもっています。
さて
父に あんなに はっきりと
自分の幼い頃のことを聞いたのは
初めてでした
考えてみたら
私の夫も、2人の子どもたちの誕生の瞬間に立ち会い、
へその緒も切ってくれましたが、
2人の生まれた時間までは
覚えていません
父が私の誕生時間を覚えていなくても
ちっとも申し訳なく思うことなんてないのです
でも
あの電話をして残ったものは
なんでも知りたがりやの私が、
自分の誕生時間を知ることができない、というがっかりしたきもちと
同時に
最後の望みがなくなった潔いきもち
そして
穏やかに暮らしていた父の気持ちをかき乱してしまったのではないかという胸の痛み
でした。
その後、私と父の間では
あの電話は「なかったこと」になり、
お互いふれることはありませんでした
あの電話から9年。
私は、ある学校に入りました
学びの終盤に
今まで生きてきたすべてが
積み上げてきた何もかもが
ガラガラと音を立てて崩れていくような
実際、ありとあらゆる
私を守ってくれていたアイデンティティーが崩壊して
全く心にも身体にも
力がはいらなくなってしまう出来事がありました
「一回死んだようだ」
と表現してもらい、
ああ、ほんとうに。
と納得したものです
ありがたいことに
1回死ぬことができたおかげで、
私は、「新たに誕生すること」
ができたのです
それは本当に
苦しいことだったけれど
同時に楽になること
でもありました
私が、本当の私とつながるために
大切なプロセスだったのです
そして、同時期に
大切な方との出会い
や
や大切な場所に導かれるように出かけたこと
不思議なことがたくさんありました
そのどれもが想像以上に幸せで
どこにもいても、
歓迎されているように思ったのです
その素敵な出会いについては、いつかまた綴りたいと思います
そのときに
はじめて思ったのです
私は、この世界に望まれて生きている
めちゃくちゃに愛されて生きている
私がこの世に生をうけて
そして様々な人やもの、ことに出逢い
今まで、こうして生きてこられたこと
全てが祝福されていたのです
最初から 丸ごとすべて愛されていたのです
どんなに悲しく感じらた出来事も
どんなに嬉しく感じられた出来事も
ぜんぶ、ぜんふ、祝福だったということ
それならば、
それならば、
私がこの世に生をうけたとき
その瞬間に、
私をこの地にお迎えしてくれた産土の神さまにお礼を言いたい
会いにいきたいと思ったのです
この目で見てみたいと思ったのです
9年前の迷いはありませんでした
すぐに父にメールをしました。
どうして知りたいのかも、正直に伝えました
産土の神さまに
お礼を言いにいきたい
ご挨拶したい
だから、私がうまれたときに住んでいたところについて
詳しく教えてください。
と伝えました。
父との関係は、9年の間に
おかげさまで
ぐっと歩み寄れることができて
父の子どもとしてうまれて幸せであること
心から感謝のきもちを伝えることができていました
そのためか、
今回は心臓は飛び出しませんでした
やっぱりメールの返信には
父が父自身を責めるような言葉を書いていたけれど
40年も前の記憶を引き出して
親身になって教えてくれました。
記憶を懸命に辿って
覚えていることはすべて伝えようとしていることがよくわかりました
私は、生後3ヶ月のときに
両親と当時2歳の姉と引越しをしたそうです
そのときの住所は覚えていないけれど
ある駅と駅の境にあって、
川沿いのアパートに住んでいたこと
丁寧に綴られた 父からの返信メールを
読みながら
若かりし頃の両親が
まだ小さな私たち姉妹と
暮らしていた情景が
ありありと想像できて
涙があふれました
生後3ヶ月の私と、
2歳の姉を連れての引越し
さぞ大変だったことでしょう
③につづきます
今日も、あなたとあなたの愛する人が
幸せでありますように
心からお祈りしています