こんにちは 咲多美唯喜です
先日、尼僧さんをわたしの車の助手席にお乗せしたのです
数日経った今も、心がじんじんとおだやかなしあわせを感じるので
ここにも書いておこうと思います
💫
いろいろな用事を済ませての車の帰り道。
いつもの細い路地を曲がるとすぐに、バス停があります。
大変険しい山道を走ってくれる、
ありがたいバスルート。
わたしも何度もおせわになっています。
なんせ、電動自転車でも登れない坂道なのです。
バスが通っているのは、大変貴重なのです。
いつものように、わたしが路地を曲がろうと、
右折のサインを出していると、
そのありがたいバスが、反対車線から、路地に入って行きました。
わたしは、その後を追いかけるように、
右折で曲がりました。
すると、バスが発車する後ろを、
袈裟を羽織られたお坊さんが、追いかけておられるのです。
帽子を脱がれて、走り出したバスに向かって、
大きく手を振られています
ああ…
間に合わなかったのね…
とっさに、助手席の荷物を後部座席に移動させながら、
途方にくれたようにふりかえったお坊さんに
身振り手振りで、どうぞどうぞ乗ってください!と合図を。
すると、お坊さんは、助手席側にこられて、
「いいのですか?ありがとうございます」
と手を合わせてくださいました。
どこでも、近くでおろしてください。とおっしゃるお坊さんは、
わたしもよく知っている、氏神様の近くにあるお寺さんで
日夜、お祈りをしてくださっている、尼僧さんでした。
わたしは、お寺さんまで、送らせていただきます。
とお伝えして、車を走らせました。
幸い、後ろから、車も来ていなくて、
慌てずに乗っていただけました。
お寺さんまでの20分ほどの道のりを、
いろいろなお話を聴かせていただきながら走りました。
この地へ呼ばれてきたこと
夢枕に立つ、この地の魂のお話。
そして、祈り続けてこられて、浄土となること。
不思議なお話も、すーっと心に染みて
胸がいっぱいでした。
そうして、お寺さんに着くと、
わたしの名前と住所を聞いてくださり、
「お祈りしかできないですが、祈らせていただきます。
ほんとうにありがとうございます」
手を合わせ、深々とお礼をしてくださいました。
こちらこそ、ありがたい、とてもありがたい時間でした。
💫
実は、こちらの尼僧さんのこと、
よく存じ上げているのです。
氏神様の神社さんにも、太鼓を叩きながら、いつもおまいりしてくださっています。
家に戻ってから、思い出したのですが、
わたしがまだこの地へ越してきたばかりの頃。
電動自転車の前のチャイルドシートに、
幼かった長男を乗せて
(まだ次男は生まれていなかった)
氏神様へ初めてご挨拶に行こうとしていた時のこと
まさか、まさかの険しい坂道に、
ゼイゼイしながら、登ってくるわたしに、
こちらの尼僧さんが、
やさしい笑顔で声をかけてくださったのです
多分、お寺さんのお庭にも入らせてくださって、
手を合わせてお祈りさせていただいた記憶があります
まだまだ長男が小さくて、
引越し疲れも残っていて、
お腹の中の赤ちゃんが天に還ってしまった後で、
電動自転車で、あまりにもきつい山道を登ってきた私を
優しく、あたたかく、包んでくれた尼僧さん。
ここは、極楽浄土ですか?とつぶやきたくなったのは、
もう、10年も前のこと。
💫
その尼僧さんを、
10年を経て、子どもたちも大きくなって、
こうして車の助手席に乗っていただいて、
いろいろなお話を聴かせていただくなんて。。。
なんて、なんて、ありがたいのでしょう。。。
尼僧さんの
「お祈りしかできないですが、祈らせていただきます」
という、ありがたい言葉が、
今も胸に響いています。
いつも、お祈りしてくださって、ありがとうございます。
心からわき上がってきて、私も手を合わさせていただきました。
💫
(photo by Yurika Nozaki)
💫原点回帰💫
ただただ、祈らせていただきます。
10年経った今、さしだされた「祈り」。
私にできること
ただただ、させていただくこと。
ああ、原点回帰ですね💫
数日経った今も、
助手席に、尼僧さんの息吹を感じて
胸があたたかくなります。
どちらがしていて、どちらがさせてもらっているのか
ほんとうに境目なんてないですね
ありがたい、ありがたい時間でした。
いつもありがとうございます✨
💫
2020年秋分の日🐬
個人セッションから、グループセッションへ。
心うごく方は、一緒にドルフィンエナジーに満たされて旅しましょうね✨
あなたと、あなたの大切な人が、
今日もしあわせでありますように🌈