- 1 神国。日本で自国を誇っていう。
- 2 中国で、自国の美称。
- 3 神仙のいる所。
南に位置する三角形の大陸をジャンブー・ドヴィーパ(閻浮提 …えんぶだい)と呼び、
実在の玄奘三蔵以降の新訳では瞻部州(せんぶしゅう)と訳され、
南方にあることから、南閻浮提(みなみえんぶだい)、南瞻部洲(なんせんぶしゅう)ともされています。
南瞻部洲には、 大きな森があり、そこに閻浮(Jambu)樹と呼ばれる常緑の大きな木があることから、閻浮提とも、よばれています。
インドの地をモデルにしたもので、
雪山(Himavat、せつせん)という山の頂に、
アナヴァタプタ(Anavatapta)という名前の池(阿耨達池: あのくだっち)があり、
四方に大きな川が流れているのだそうです。
その後、そして現在にいたるまで、
南閻浮提は人間が住む世界を指すようになったのだそうです。
もともと西遊記が、
この四大州の考え方に沿っているのなら…
中国の東にある国、東勝神州が日本に当たるのでしょう。
また、「西遊記」内の如来(=仏陀)の言葉によれば、
東勝神洲の人々は信心深いが愚昧で真言を理解しない。
北倶蘆洲の人々は好戦的で薄情だがそれゆえ悪人は少ない。
西牛貨洲の人々は求道に長け長寿。
南贍部洲の人々は欲望に弱く争乱が多いと言います。
これを読んだ限りでは、
南瞻部州を中国と見立てるのはあっていると思うし、
東勝神州は日本人の気質にあっているのかな? とも思います…
ところで。
悟空の故郷、花果山は、猿の楽園です。
滝があり、食べるものも豊富な密林なのです。
しかも、火山(・ω・)ノ
しかも、中国の東の島!!
…と、したら、
うさ吉…
花果山は…
位置的には日本をイメージしているけれど、
意外に近くをモチーフにしているのではないかとも、考えています。
長くなったので、続く。