西遊記について、ご紹介中です(・ω・)ノ



さて、孫悟空は、

花果山の石の卵から生まれました。
 



この、花果山。

西遊記では、

『東勝神州傲来国(ごうらいこく)の沖合にうかぶ、火山島である花果山』

と紹介されています。






西遊記では、南瞻部州を中国と見立て。

大海を隔ててその東に東勝神州、

海路または陸路から行ける西の浄土を西牛賀州、

夷の住む北の荒れ地を北倶盧州、


と想定した世界を構成していると言う説があります(・ω・)ノ






…と言うことは…



東勝神州。



中国の東の国であるなら、


日本である可能性がある!




…と言う説があります。



本当でしょうか??


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東勝とは、東に勝つなのか、東が勝つなのか?





神州とは、

  1.  神国。日本で自国を誇っていう。
  1.  中国で、自国の美称。
  1.  神仙のいる所。

と、いう意味があります。





東勝神州を日本だとしたら、

中国で、自国の美称とし、神仙のいるところである文字をつけるのかなぁ?

と、思ったら、かなり違和感を感じました。




1274年、1281年の元寇・蒙古襲来時、

当時中国を納めていたモンゴル軍は神風のせいで、二度に渡って敗退します。


そのおかけで、日本が美化されたのでしょうか?



…見たこともない、東の国をこんなにも讃えていいのでしょうか?



では、南瞻部州とは、なんでしょうか?


ウキペディアによりますと、

バラモン教・ジャイナ教では世界の中心に位置する円形の大陸のこと。 仏教では須弥山の周囲にある4つの大陸(四大洲)の1つ、だそうです。


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4つの大陸とは、

東にはヴィデーハという名前の大陸(Pūrvavidehadvīpa、弗于逮: ふつうたい、東勝神洲: とうしょうしんしゅう)、

西にはゴダーニーヤという名前の大陸(Aparagodānīyadvīpa、倶耶尼: くやに、西牛貨洲: さいごけしゅう)、

北方にはクルという名前の大陸(Uttarakurudvīpa、欝単曰: うつたんわつ、北俱盧洲: ほっくるしゅう)があって。



南に位置する三角形の大陸をジャンブー・ドヴィーパ(閻浮提 …えんぶだい)と呼び、


実在の玄奘三蔵以降の新訳では瞻部州(せんぶしゅう)と訳され、


南方にあることから、南閻浮提(みなみえんぶだい)、南瞻部洲(なんせんぶしゅう)ともされています。


南瞻部洲には、 大きな森があり、そこに閻浮(Jambu)樹と呼ばれる常緑の大きな木があることから、閻浮提とも、よばれています。


インドの地をモデルにしたもので、

雪山(Himavat、せつせん)という山の頂に、

アナヴァタプタ(Anavatapta)という名前の池(阿耨達池: あのくだっち)があり、

四方に大きな川が流れているのだそうです。



その後、そして現在にいたるまで、

南閻浮提は人間が住む世界を指すようになったのだそうです。






もともと西遊記が、

この四大州の考え方に沿っているのなら…

中国の東にある国、東勝神州が日本に当たるのでしょう。


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また、「西遊記」内の如来(=仏陀)の言葉によれば、


東勝神洲の人々は信心深いが愚昧で真言を理解しない。


北倶蘆洲の人々は好戦的で薄情だがそれゆえ悪人は少ない。


西牛貨洲の人々は求道に長け長寿。


南贍部洲の人々は欲望に弱く争乱が多いと言います。




これを読んだ限りでは、

南瞻部州を中国と見立てるのはあっていると思うし、

東勝神州は日本人の気質にあっているのかな? とも思います…



ところで。



悟空の故郷、花果山は、猿の楽園です。


滝があり、食べるものも豊富な密林なのです。

しかも、火山(・ω・)ノ




しかも、中国の東の島!!


…と、したら、





うさ吉…


花果山は…



位置的には日本をイメージしているけれど、


意外に近くをモチーフにしているのではないかとも、考えています。






長くなったので、続く。




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