先日、


小児科医で、絵本作家の


細谷亮太先生の講演会に行ってきました(^ ^)


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今回は、この講演会のご紹介をしますね。



細谷先生は、お子さんが生まれた時から絵本の読み聞かせをしていたのだそうです。



素晴らしいイクメンですね(^ ^)



お子さんが絵本を自分で開いて読んでいるので、

「字を覚えたんだな」

と、思っていたら。




「アメリカに住んでしばらくして。

英字や数字の看板やナンバープレートに、かなり近づいて見ていたので、

おかしいね? と、妻が言いまして。

調べてみたら、先天性の遠視だったんですね。



先天性の遠視の見え方は、水の中にいるような見え方をするので。

目にあった眼鏡をかけた時の顔は、とても良い笑顔でしたね。


でも、絵本が全く見えていなかった訳なんですが、よく見えていないのに喜んで絵本を読んでいたわけで、
そっちの方が、私としては驚きでした」



そんなある日の事、友人からアメリカで、こんな絵本が出ているよ、と、教えてもらったのが、


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“チャーリー・ブラウン  なぜなんだい? ーともだちが おもい病気になったときー”


だったそうです。


小児科医の目で見ても、あまりにも素晴らしい内容だったので、日本に紹介したいと思ったそうです。


でも。

スヌーピーのシリーズの訳は、谷川俊太郎先生がすべて手がけていたのですが、

内容が内容だし、絵本だから、医者が訳しても良いんじゃない? と、考えて、

ダメ元で出版社から問い合わせていただいたそうです。


「いろいろ大変だったんですが、OKが出まして。出版されました。


この本の何が素晴らしかったというと…」




1、白血病という病気をわかりやすく説明している事。

2、白血病に対して偏見を持っている人がいて、その偏見を正すように求めている事。

3、病気で苦しんでいる子だけでなく、兄弟たちの辛さも書かれている事。


…だ、そうです。




とても、暖かな眼差しで、子供たちの成長を見つめている方なんだなぁ…と、感動しました。






スーザン・バーレイ作「わすれられない おくり物」を、意識不明で脳死となった子の兄弟に、

読み聞かせた話は、とても泣けました。


「『何もわからない状態なのに、なぜこの子は神様に召されないのか。はやく天の国で、安らかになって欲しいのに…なぜ天国の門の前で立ち止まっているのかを考えたら、兄弟たちが、がんばれがんばれと応援していた。
だから、その応援をやめるように話して欲しい』と、お母さんから頼まれまして。

この本を読んだんですよ。

そしたら『この本みたいに、天国へいったら、弟は元気な時みたいに、走れるようになるのなら、その方が良いよね』と、言ってくれまして。

がんばれと言わなくなってすぐに、その子はトンネルを抜けて行きました。


この本の真髄は、実はこの部分にあるのです」




なんと!

うさ吉が一番好きな場面が、

真髄だったとは…(((o(*゚▽゚*)o)))




この本が伝えたい事は、

「肉体は滅んでも、その人が残したものは繋がっていく事にある」

と、思っていました。



そうですよね…

一番印象深い部分が、その本の真髄ですよね…。




とても、勉強になりました(^ ^)


1時間半の短い時間でしたが、とても有意義でした。




また、細谷先生のお話を聴きたいですね。





ではまた。