天理を出た特別列車は  櫟本  帯解を打ち過ぎ  奈良へと到着

 

鉄道唱歌では  奈良は帰りに残さまし  ですが

 

うさ子     帰りなんか 寄るか寄らんか分かるかい

 

はな      また 行くんかいな

 

ミミ        あんたー 先週 春日大社 焼き討ちにしましたやろ

 

うさ      そうでっせ  だいぶっつぁん も跡形もおまへんがな

 

うさ子      わしちゃうがな  どっちもやったん うさやがな

 

ごま       そうやった お姉ちゃんでしたわ

 

うさ子      しゃあないのう 奈良はパスじゃ パス

 

鉄道唱歌では 奈良鉄道(現 奈良線)で 京都へ行くのですが

 

ミミ        京都へは 行かせまへん

 

と いう事で木津から 関西本線を亀山へと向かいます

 

 

       鉄道唱歌 第5集 関西・参宮・南海編

 

     9  共仁の都の跡と聞く        くにのみやこのあとときく

 

        加茂を出ずれば左には      かもをいずればひだりには

 

        木津川しろく流れたり       きずがわしろくながれたり

 

        晒せる布の如くにて        さらせるぬののごとくにて 

 

 

         10     川のあなたにながめゆく

 

        笠置の山は元弘の           ①

 

        宮居の跡と聞くからに

 

        ふるは涙か村雨か

 

① 笠置山 元弘の戦い 

 

鎌倉時代後期の元弘元年(1331年)月に 山城国相楽郡笠置山(現在の京都府相楽郡笠置町)において

鎌倉幕府打倒を企てる後醍醐天皇側と 鎌倉幕府との間で行われた戦いである

 

 

後醍醐天皇 笠置山での霊夢

 

 

うさ子    えんやこらせー どっこいせ

 

はな     こりゃ おばはん 何で河内音頭やねん

 

うさ子    じゃかぁしいわ  文句 言わんと音頭とりさらせ

 

うさ     師匠 ここ 河内とちゃいまっせ  何 かましまんねん

 

れおん    どうせ 屁ぇ と違いますのん

 

うさ子    屁こきは はなえもん  わしゃ ピッピちゃんじゃ

 

うさ     師匠 屁ぇ でも ピッピでもどっちでもよろしいでっけど

 

         やりまんのかいな

 

うさ子    やる いうたら やるんじゃ

 

はな     かなわんなぁ   ほないくえ

 

あっ ほりゃ  えんやこらせー どっこいせ

 

うさ子

 

ええん さぁあては  この場の皆さまえー  よー ほいほい

 

     あっ  えんやこらせー どっこいせ

 

ちょいと  出ました わたくしはぁー  おみかけどおりの ああん  悪声でぇ

 

皆々様のーー   清きお耳を汚すのを お許し頂き願います

 

七つの膝をば 八重に折り  お願い申したてまつり 

 

これから ぼつ ぼつ 詠みあーげる

 

      そーらぁ よい どっこいさ さのよいやー さっさ

 

ええん  太閤記に 書かれたるぅーーー ううううう

 

後醍醐天皇 が この山に よー ほいほい

 

       あっ えんやこらせーどっこいせ

 

笠置の寺に  行在所を設けたが

 

       あっ  どした

 

自身の周りにゃ 誰 ひとり

 

       あっ  ほれっ

 

名のある武将が おりません

 

       あっ  こりゃ

 

思い悩んで寝ていたら  こんな夢を見ましたわい

 

「庭に南向きに枝が伸びた大きな木があり その下には官人が位の順に座っていた  南に設けられていた上座には まだ誰も座っておらぬ」

 

     じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃか   じゃん じゃん じゃん

 

そのー  せーきー は 誰の為の席  疑問に思った 天皇に

 

童子が現れ その席は あなたのために設けたと

 

言って 空に上って いなくなる

 

夢から覚めた天皇は 夢の意味を考えた

 

「木」 に 「南」 と書くと 

 

「楠」 という字になると気が付いた

 

    じゃかじゃかじゃかじゃかじゃかじゃか じゃん じゃん じゃん

 

寺~の 宗徒に このー 近辺に

 

「楠 という武士はいるか」 と尋ねたら

 

「河内の国 石川郡 金剛山に 楠正成という男がおる」 と伝えられ

 

急遽  楠正成を 笠置の山に呼び寄せた

 

これが 後醍醐天皇の 

 

笠置山の霊夢 でございます

 

       あっ  こりゃ

 

お聞き苦しい うさ子の唄を

 

最後の節まで ご清聴 

 

頂き 感謝感激致します

 

みなみな様の 健康 と 幸 をお祈り申し上げ

 

音頭人生 一区切り

 

それでは  皆さま  さようなら

 

        そーらあよい どっこいっさ  さのよいやーさっさ

 

 

ミミ     あんたー  これってまさか楠正成が出てきたからやったんでっか

 

うさ子    そうじゃ

 

はな     もう かなわんな それぐらいで

 

子うさぎ   えんやこらせー どっこいせ

 

             ちょいこーら  ホーイ ホイホイ  あらしもた 

 

うさ子     はなくそ わりゃ こんなんまで教えとるんか

 

はな       向野の盆踊り で悪ガキにでも教えてもうてんやろ

 

しかし  伊勢は24番で出てくるのです

 

このままじゃ いつ山陰線を走る事が出来るのやら

 

うさ     オッサンの事やし 残りの歌詞パスしまっせ

 

源三     でも はなさんのあの格好 

 

はな      お屁ん ねえさんだよ

 

うさ      とりあえず今日は 次を紹介して終わりにした方がよろしおまっせ

 

れおん     そうでしょうね

 

 

    11  水をはなれて六丈の

 

        高さをわたる鉄の橋

 

        すぐればここぞ大河原

 

        河原の岩のけしきよさ

 

やっとこさ 大河原までたどり着きました

 

でも  こんなとこ なぁーーーんも  おまへんで

 

 

それじゃあまた 逢えたらいいね

 

                うさうさ  うさ子