超豪華客船ならぬ ポンポン船 あしゅか は

 

伊勢湾を華麗な航海ならぬ ヨタヨタ と

 

はな      あんたら へたってんと 網引かなあかんやろ

 

れおん     うぐぇー  おえー  

 

源三      れおんさん 大丈夫ですか

 

れおん     く く 口から腸が

 

うさ      出せるもんやったら 出してみい  おえーーっ

 

源三      言うてる うささんも 船酔いですか

 

でも ここにもう1匹  肥溜めみたいなのが

 

うさ子     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ミミ      汚物まみれになっていますやん 

 

はな      海にほり込んだり エサやおもて 魚 集まるんとちゃう

 

ごま      ワニ に皮はがれたら どうしますの

 

ミミ      因幡の白兎 ですね 

 

子うさぎ    お母ちゃん お空が急に暗くなってきたで

 

はな      ひと雨 来るんとちゃうか

 

どっかーーーーーーーーーーーーーーーーーーん 

 

うさ子     あにゃきゃぁーーーん

 

ごま      うさ子さんが 感電して吹っ飛びましたやん

 

はな      雷の電気は 侮れんからなぁ

 

ミミ      はなえもん 感心してる場合と違うでしょ

 

子うさぎ    お母ちゃん 誰かが煙幕張ってるで

 

はな      あれはな 四日市の煙突の煙やな

 

ミミ      はなえもん 嘘つきなはんな  あれは四日市港の船の煙でしょ

 

 

         鉄道唱歌 第5集 関西・参宮・南海編

 

      17  巌にあそぶ亀山の       いわおにあそぶかめやまの

 

          左は尾張名古屋線       ひだりはおわりなごやせん

 

          道にすぎゆく四日市      みちにすぎゆくよっかいち

 

          舟の煙や絶えざらん      ふねのけむりやたえざらん

 

 

      18  万古の焼きと蛤に       ばんこのやきとはまぐりに

 

          其名知られし桑名町      そのなしられしくわなまち

 

          日も長島の西東         ひもながしまのにしひがし

 

          揖斐と木曽との川長し     いびときそとのかわながし

 

 

      万古焼  (ばんこやき)

 

三重県四日市市の代表的な地場産業の伝統工芸品に指定されている 耐熱性に優れた特徴を持っている 陶磁器・焼き物のひとつです

耐熱性の特徴を活かした紫色の急須や土鍋が有名です  

 

 

うさ      師匠 生きてはりまっか

 

うさ子     くそっ えらい目に遭うたわい

 

燃料切れで 桑名に寄港した  あしゅか

 

ごま        船酔いの後は海に投げ込まれ 挙句の果てには落雷ですからね

 

ミミ      罰が当たったんですよ

 

 

        その手は桑名の焼き蛤

 

うまいことを言ってもだまされない  その手は食わないという洒落

 

さらに調子よく続けて「その手は 食わない(桑名の洒落)の焼き蛤」と言います

 

桑名の次の宿場が四日市であることから「その手は桑名の四日市」ともいう

 

木曽三川の淡水と海水が ほどよく混ざった汽水域では 

 

良質なプランクトンが豊富で 身入りの良い おおきな蛤がとれます

 

焼き蛤は 殻付きの蛤を枯れた松葉や松笠を燃やして焼いたものです

 

 

うさ       師匠 気分直しに パァーっといきまひょ

 

うさ子      桑名じゃ 桑名じゃ ハマグリじゃ

 

ごま      結局は何処へ行っても飲むだけでしょ

 

ミミ      じゃ やりましょうか

 

うさ子     下手な舞やったらせんでええで  酒がまずなるでのう

 

ミミ      何ですって!

 

はな      アホやのう オバハンも

 

源三      何も好き好んで 飛ばされんでもよろしいのに

 

れおん       海の次は木曽川で水泳ですか

 

ミミ      じゃ 邪魔するのがいないうちに やりますね

 

ごま      ご当地 グルメですね

 

 

ミミ      はぁーい  こんにちは  ミミのご当地グルメのコーナーです

 

        第2回目は ここ桑名の名物 はまぐり料理を紹介しまーす

 

うさ子     昔から 名物に美味いものなし というわい

 

うさ      師匠 もう余計な事 言いなはんな また飛ばされまっせ

 

ミミ      あんな ひねくれものは ほっといて

 

        ここ桑名は  それは桑名の焼き蛤 と言われるように

 

        焼き蛤 が有名ですね

 

うさ      師匠 どうでっか

 

うさ子     はふ はふ 酒とようあうわい

 

れおん     蛤のしゃぶしゃぶ も美味しいですよ

 

うさ      この 蛤串も うまいでっせ

 

ごま      ちょっと お姉ちゃん お酒のアテばっかりでしょ

 

ミミ      今回は 子供さんもいますから こんなのはどうかな

 

        蛤ちらし  蛤蒸し寿司  蛤のお吸い物  

 

        蛤のフライ  に  蛤 志ぐれごはん  蛤うどん

 

子うさぎ    わぁーい お寿司 お寿司  

 

はな      蛤 志ぐれごはん と うどん も美味しいやん

 

源三      フライも身が大きくて 美味しいですよ

 

子うさぎ    蛤料理美味しいですよ  お姉ちゃん ありがとう

 

ミミ      子供は正直ですね

 

うさ子     へんぐり はロクなもん無いからのう 珍しいだけじゃ

 

うさ      師匠 もう止めなはれ ミミのこめかみ ピクピクしてまっせ

 

ミミ      アホはほっといて 名物は美味い物だらけでしたね 

 

                        今回は桑名の蛤料理を紹介しました 

 

        それじゃぁ  次回もお楽しみに 

 

ごま      ミミさん  グルメの旅って 最高ですね  次が楽しみですよ

 

はな      みんな はよ乗船しいや 日が暮れるで

 

うさ子     そうじゃ またあの悪魔の あしゅか に乗らなあかんのかい

 

れおん     僕は嫌ですからね

 

ぼかっ

 

うさ      文句 言わんとはよ乗れ

 

源三      結局 蹴り込まれるんですから 素直に乗ればよいものを

 

はな      これが この子のええとこやんか

 

ごま      日が沈むのを見る 航海もいいもんですよ

 

ミミ      そうですね ごまちゃん

 

うさ子     日が沈んだら 漆黒の海に落としたるわい

 

でも  あーーーーっという間に

 

はな      もうじき 名古屋港やで

 

名古屋といえば  ネコの楽園

 

うさ      オッサンまた 名古屋民族に喧嘩売ってまっせ

 

源三      うささん そんな事言ったらまた クレームきますよ

 

うさ      書いてるのは オッサンじゃ わしゃ知らん

 

オッサン    わしゃ 大和民族じゃ それがどうした

 

はな      そら 奈良の人間は ええけど 都道府県で民族かいな

 

源三      じゃ ぼくは 広島民族で ごまさんは 大分民族 ですね

 

ミミ      なら 私は 京都民族で れおんは 道民 ですか

 

ごま      そんな事より 猫の楽園って 街中ネコだらけなんですか

 

うさ子     もうすぐ 分かるわい

 

子うさぎ    わぁーーい  にゃんこ  にゃんこ  

 

                                 みゃあ みゃあ  ぎゃあ ぎゃあ

 

名古屋の街を ウサギも歩けば  ほいさっさ

 

おみゃあ  何 当たってる ぎゃあも

 

にゃあにする  みゃあ

 

痛い にゃあ

 

そこかしこで  みゃあ みゃあ ぎゃあ ぎゃあ

 

うさ子     それで 猫の楽園 というらしい 

 

ミミ      ホンマ ええ加減にせんと えらい目に遭いますよ

 

ごま      今時 そんな事 言ってる人なんかいませんよ

 

流浪の番組 盛田倶楽部 の時間がやってきた ぎゃあも

 

うさ子     この番組 見てみいな

 

はな      いやぁ また なつかしいのん やってるやん

 

クイズ  キャッシュ か ティッシュ か

 

はな       わっ  このコーナー おもしかってんで

 

子うさぎ    わぁー  おちり振ってるわ

 

うさ子     どうじゃ これで  いいとも  いいとも  じゃろ

 

まっ  良かろうが  悪かろうが  そんなのは ほっておいて

 

うさ      せっかくでっから にゃごや城に挨拶しまひょか

 

ミミ      あきまへん

 

うさ子     おう おう あの金のおとと が食べたい言うて 

 

        ごててたん誰やったかいのう

 

ミミ      あらっ 何の事かしらね

 

どっかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん

 

うさ子     何じゃ

 

うさ      命中!!!

 

れおん     ありゃあ うささん 鯱 1匹 いわしましたよ

 

ごま      ちょっと お姉ちゃん 何しますんや

 

うさ      ミミに ぷれじぇんとや  次は 栄の塔 叩き折ったろかい

 

ミミ      うささん 止めなはれ

 

源三      ここで止めないと 名古屋を壊滅しかねませんからね

 

うさ      わしゃ B29かい

 

れおん     テポドンより タチが悪いですよ

 

子うさぎ    お母ちゃん おやつちょうらい

 

はな      これでも 食べとき

 

子うさぎ    わぁーーい  ういろうや

 

うさ      師匠 そういうたら昔 ケチのミミに 

 

        ういろう と きしめん 奢ってもらったことおましたな

 

ミミ      うささん ケチは余計でしょ

 

うさ      ところで 師匠 腹減ってきましたな

 

うさ子     グルメ屋 めしじゃ めしじゃ 腹減ったわ

 

ごま      グ グ グルメ屋ですか

 

ミミ      じゃ 紹介しますね

 

        皆さん 今晩は 今日は2回目の登場ですね

 

        第3回目は ここ 名古屋の美味しいものを紹介しますね

 

        名古屋といえば

 

うさ      ひつまぶし これでっせ

 

はな      うちは えびふりゃあ 

 

れおん     名古屋は みそですよ  でも このみそかつニオイません

 

うさ      ちょとぐらい 大丈夫じゃ 喰え 喰え

 

源三      うささんが 無理に勧める時は ロクな事がありませんよ

 

れおん     みそ って こんな味でした

 

うさ子     うさよ それ わしのピッピとちゃうんか

 

れおん     え”--  し し 師匠の ピッピですって

 

うさ      ミソ も クソ も一緒じゃ

 

ごま      お姉ちゃん 何したげますんや  大体意味も違うでしょ

 

源三      ミミさん そろそろ閉めた方がよろしいのと違います

 

ミミ      ええーー  どうやって閉めれば

 

うさ      わしが 首絞めたろか

 

れおん     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ごま      もう お姉ちゃん ええ加減にせなあきませんよ

 

源三      れおんさん お可哀想に ピッピ食べさせられた上に首絞められて

 

はな      白目剥いて ぶっ倒れてるやん

 

うさ子     閉めなんだ ミミの責任じゃ

 

ミミ      なんですって 元はといえば あんたがチビるからでしょ

 

子うさぎ    おばちゃんが チビった  チビった

 

ミミ      子供は正直ですからね

 

        何が何だか 解りませんけど  とりあえず

 

        名古屋の皆さん みそカツにはみそ うんこは絶対にダメですよ

 

        尾張 名古屋 だけに  おわり!

 

うさ      ほれ みなはれ ミミ怒っていまっせ

 

ミミ      うささん あんたも同罪です

 

さて 今晩はどうしまんのか

 

うさ子     とりあえず 名古屋脱出じゃ

 

あしゅか は母港の 焼津へお帰り頂き

 

御一行様は 特別列車で名古屋から

 

子うさぎ    わぁーーーい  夜行列車の旅や

 

特別列車は 夜の東海道本線を一路 京都へ向けて

 

ミミ      京都は あきまへん

 

源三      でも 山陰本線は京都からでしょ

 

ミミ      途中下車はさせまへんで

 

らしいですわ

 

 

それじゃあまた 逢えたらいいね

 

                 うさうさ  うさ子