うさ よう儲かりましたな
うさ子 流石は はなくその子じゃ よう働きよるで
ミミ これ うさぎだから良い物 人間ならドえらい問題になりますよ
子うさぎ 僕ら 小さい時から お母ちゃんに仕込まれてたんやで
はな そやけど 旅に出て一廻り 大きゅうなったわ
ごま さて ミミさん今度は私達の番ですよ
ミミ こっちは 舞妓さんもスタンバイ お毛ー ですよ
うさ子 菊よ おまんも頼むで
菊ちゃん 任せとき いつでもええで
おかん お客さんも楽しみにしてるから よろしゅう頼みますよ
清二 心配しなはんな 松島から女給も呼んでいまっせ
うさ子 別に大阪から連れてこんでも 電話１本でなんぼでも来るがな
ミミ あんたー アホちゃいます 売春宿と違います
清二 そうでっせ姉さん 給仕のお手伝いでんがな
朝吉 別府の親分衆も 楽しみにしてるからの
ごま そうですよ 祇園のお座敷遊びなんて初めてですからね
じゃまずは 舞妓さんと 祇園一の芸妓 ミミ姉さんの舞からですよ
ごま 皆さま 本日はご多忙ところ お越し下さいまして
誠にありがとうございます
いよっ 若女将 日本一！！！
ごま 祇園の舞妓さんと祇園一の芸妓 ミミ奴姉さんの舞からご覧下さいませ
ちゃんちゃちゃんちゃん ちゃちゃちゃちゃちゃん ほいほい
♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬ ♬
1.
月はおぼろに東山
霞(かす)む夜毎(よごと)のかがり火に
夢もいざよう紅桜
しのぶ思いを振袖(ふりそで)に
祇園恋しや だらりの帯よ
２．
夏は河原の夕涼み
白い襟(えり)あしぼんぼりに
かくす涙の口紅も
燃えて身をやく大文字(だいもんじ)
祇園恋しや だらりの帯よ
3.
鴨(かも)の河原の水やせて
咽(むせ)ぶ瀬音(せおと)に鐘の声
枯れた柳に秋風が
泣くよ今宵(こよい)も夜もすがら
祇園恋しや だらりの帯よ
4.
雪はしとしとまる窓に
つもる逢(お)うせの差向(さしむか)い
灯影(ほかげ)つめたく小夜(さよ)ふけて
もやい枕に川千鳥
祇園恋しや だらりの帯よ
朝吉 ミミちゃんの舞はいつ見ても惚れ惚れするわ
親分衆 朝やん えらい惚れ込みようやのう
朝吉 当たり前じゃ 舞妓さんの時からの知り合いじゃ
うさ子 そうじゃ わしの軍団じゃしのう
朝吉 別府のぅ 手ぇ出せるもんやったら 出してみ
清二 間違いなく 〆られまっせ
ミミ 朝吉さん そんなにビビらせたらあきまへんで
菊ちゃん 清やんは 違う意味で〆られとるわのう
親分衆 このあと 祇園のお座敷遊びもあるんやろ
ミミ へぇ まずは 金毘羅さんからやりまひょか
親分衆 どうやってするんや
ミミ ほな 舞妓さんに お手本見せてもらおまひょか
♬ ♬ ♬ 金毘羅船々（こんぴらふねふね）
追風（おいて）に帆かけて
シュラシュシュシュ
まわれば 四国は
讃州（さんしゅう）
那珂の郡（なかのごおり）
象頭山（ぞうずさん）
金毘羅大権現（こんぴらだいごんげん）
一度まわれば
うさ子 どうじゃ 朝やん わしとするか
朝吉 嫌じゃ 清二 ワレしたれ
清二 親分 堪忍しとくんなはれ 何ぞ仕込んどるの目に見えてまんがな
いでぇ 何じゃこれっ 画鋲 刺さったぞ
清二 ほれ見てみなはれ もう餌食になっていまっせ
さて これだけ悪役が集まれば
うさ子 朝やん 閻魔堂で一席設けてるで
これにて ややこしいメンバーは 強制退席
ごま じゃあ次は 菊ちゃんの浪曲歌謡ショーですね
♬ ♬ ♬ えんやこらせー ほいさっさ
♬ ♬ ♬ 月が 出た 出た 月子が出た あー こりゃ こりゃ
♬ ♬ ♬ 逃げた尿膀にゃ ？？？
うさ 菊の奴 また変な歌 うとてまっせ
れおん でも お客さん大喜びですよ
源三 今度の興行 大成功ですね
お客さんもしなくてもよいのに アンコールの嵐
うさ子 アンコールいうとるわい わしの出番じゃのう
はな おばはん アホな事しな止めとき
菊ちゃん 頼むし アホな歌だけは堪忍してや
でも 酔うてる客ばかり 酔客に受けるのは やっぱり
うさ子 ほな 逝きまっせ よろし おまん〇
〇の中味は何じゃろホイ な or ま・こ
ごま もう言うてますし
菊ちゃん こんな時は 男より女の方が過激やど
れおん たしかに 男やったらセクハラ言われますけど
源三 女やったら 逆に拍手喝采ですよ
うさ子 ♬ ♬ ♬ 今宵 こうして飲めるのも お客様のおかげです
♬ ♬ ♬ お客様よ ありがとう お客様のおかげです
♬ ♬ ♬ ぼったくりされても じぇに払う お客様のおかげです
ミミ あんたー 何 訳の分からん事 言いますんや
ごま そうですよ うちは明朗会計なんですよ
客 そんなんどうでもええわい 次 逝け 次
うさ子 ♬ ♬ ♬ 娘１７・８は パン屋でござる
♬ ♬ ♬ 月に一度はジャムをだす ホイッ
アルプス一万尺 もこんな変な歌詞をつけられて
客 おばはん お前にゃ もう縁無いやろ
うさ子 じゃかましいわ
客 無いもんは無い わしも無い
客 何 自慢しとるんじゃ 中村主水 （種無しかぼちゃ）
ごま しかし もうムチャクチャですよ
うさ子 ♬ ♬ ♬ 一つ出たホイの よさホイのホイ
一人娘とほにゃらにゃにゃ
ぼかっ
うさ子 いってー 何するんじゃ
ミミ アホー 止めなはれ
客 やれ やれ もっとやれ
うさ子 くっしょー こうなったら最強の奴 やったるわい
♬ ♬ ♬ 〇〇〇 好きなむっしゃ 何の虫 ほいほい
♬ ♬ ♬ 一番電車に乗り遅れ 二番電車は満員で
♬ ♬ ♬ 三番電車は貨物車で 四番電車は貸し切りで
客は やんや やんやの喝采
れおん じゃ僕は 五木ひろし やります
♬ ♬ ♬ 横ハメ 縦ハメ ホテルの小部屋
♬ ♬ ♬ あのー人は 逝って 逝って 逝って しまった
では皆さん ご一緒に
客 みこすりはん で
いよー 兄ちゃんもやるやんけ
オッサン ちょっと 待てい わしも飛び入りじゃ
うさ オッサン 飛び入りやいうてまっせ
うさ子 あれ やりたいんじゃろ さしたれ
オッサン ほな しゃじゃん やりまっさ
客 しゃじゃん やのうてサザンやろ
オッサン せんしゅうじん は ろれろちゅ が回らんのじゃ
ミミ あー また泉州に喧嘩打っていますし
オッサン ♬ ♬ ♬ナイトクラブで 男も勃つでぇ
♬ ♬ ♬匂う女の股の中
客 お前 もうあかんやろ
ごま お母さん お客さんもえらい乗りですね
おかん これだけ喜んでもらえたら 大成功やな
と ミミちゃん監修の 春歌歌謡ショーも大成功！！！
ミミ わたしは 祇園のお座敷だけです こんな変な歌は しりません
知る 知らん はさておいて あとは悪名の 賭場を実況中継せんと
れおん 野球は 北海道日本ハムファイターズ 司会は れおん
さて ここ閻魔堂は凄い熱気に包まれています
さあ 半方ないか 半方 丁半 駒揃いました
ほりゃぁ こいこい 猪鹿蝶 月見で一盃 花見で一盃
三十坊主じゃ アオタンじゃ アカタンじゃ
ツーペアじゃ ロイヤルストレートフラッシュ
チンチロリン の ホイホイ
れおん カジノなど目じゃない ここではありとあらゆる博打がある
はっけよーい のこった
れおん 流石は 博打神社と縁の深い 大相撲まで開催されている って
双葉山
れおん ふ ふ 双葉山ですか それに次の取り組みは 大鵬 と 柏戸
うさ子 おー 疲れたわい 栄養補給せなあかんわい
清二 姉さん それシャブでっしゃろ
うさ子 ここはサツの手入れもないしやりたい放題じゃ のう閻魔よ
閻魔大王 ここで暮らすんやったら構いまへんけど
戻ったら尿検査でパクられまっせ
うさ 検査逃れやったら あしゅか に聞いたらよろしいでんがな
清二 なるほど その手がおましたな
はな もう止めときや これ以上書いたら またガサ入れ喰らうで
れおん おぉーっと はなさんが現実に戻した
ミミ 当たり前でしょ 神戸地検の監視対象ブログなんですから
オッサン もう外れたんとちゃうか
れおん これにて 閻魔堂からの実況中継は終了します では さようなら
これにて 今回の企画は終了ですよ
ごま お母さんどうですか お姉ちゃんの 人脈ならぬ兎脈は
おかん うさ アホやアホや思てたけど すごい兎脈 持ってるんやな
ごま うさ子さんの 最後の弟子なんですって
おかん 閻魔大王まで あのアホに敬語 使てたしな
ごま それで お母さん この先どうしましょ
おかん 旅館は大丈夫やし 一緒に旅を続けたらどうや
うさ 何じゃと
ミミ また ごまちゃんと旅が出来るんですか
ごま いずれ旅館 継がないといけませんし もっと勉強したいのですよ
はな うちも この際 子供に色々 勉強させよかな
子うさぎ お母ちゃん ホンマか
はな もっと 商売の勉強してもらわんとな
うさ子 ガッポ ガッポ 儲けるんやで
うさ 師匠 これで飲み代には困りまへんで
おかん アホー お前も働いて 金儲けするんやで
うさ 死にぞこない わしも玉乗りして じぇに儲けしとるわ
ごま 結局 最後までこれですか
今晩は別府 最後の夜です
ミミ ゆっくりと温泉にでも 浸かりましょ
うさ 師匠 まずは一献
うさ子 おう おう うさよ すまんのう
さて 明日からは 新シリーズになるのですよ
次は一体 何処へ行くのでしょうか
うさ子 わしにも よう解らんわい
それじゃあまた 逢えたらいいね
うさうさ うさ子