国境って何だろう。
あの国の料理が食べたいと思い、この国で食べる。その料理は、既にあの国の料理ではない。だが、それでいいのだ。国境を越えて、料理は美味しくなる。そして、料理に国境は無い。
東京、目黒のスパイスカレー店、KERAKU(ケラク)。南インドのカレーを独自にアレンジ。野菜とスパイスをふんだんに使った、見た目も華やかな一皿。
「ケラク」の店名の由来は、仏教の言葉の「快楽」や「煩悩から解放されて得られる安楽」を意味しているとのこと。
3種盛り・3辛(ペースト)・パクチー追加。
注文してから待つ時間も愛しい。厨房の中の様子が見える。料理をする音も、はやる心に響く。
↑A:キーマスープダシカレー
いわしとさばの旨味と香り。豚挽肉と鳥なんこつの食感が楽しい。梅の酸味と紅生姜、ネギオイルの仕上げ。
↑B:ポークピンダルー
マリネしたジューシーなバラポークと、ソテーしたオニオン。エッジの効いたスパイスの辛味、リンゴの酸味とはちみつの甘みも、良き味わい。
↑C:シーフードカレー
エビ、イカ、あさり、そしてカキ。トマト、スパイスとハーブに、ココナツミルクのまろやかさ。出汁の旨味がプラスされた、リッチテイスト。
豊富な副菜も存在感あり。ホクホク豆のバイプレイヤーぶりよ。
カレーは、それぞれが個性的で座長級なのに、このメンツでユニットを組むとは、何と贅沢なことか。ひとつひとつを味わったら、混ぜ合わせ行く幸せよ。
食べ進む毎に、ジワジワと高まる快楽。五感で味わいたい。手で食べれば、なお良かろう。
ライス普通でボリュームあり。辛さプラスせずともまた良き。更なるトッピングも楽しそう。
あらゆる煩悩から解放してくれる、心も身体も喜ぶカレー。
心に満ちあふれる平和の心。
世界に愛と平和と美味しいごはんを。
世界平和は食卓から。
ごちそうさまでした!
Thank you♪
Bless you♡