ふと思い立って、モンパルナス駅左、大時計の下のチャペルで開かれるというコンサートに行ってきました。


石井友子さんと神谷美恵子さんという2人のソプラノ歌手に、ピアノ伴奏は内田由美さん。

プログラム前半は、場所がチャペルだけに?C.グノーやP.トスティ作曲の「アヴェ・マリア」など7曲。(ひゃ~、アヴェ・マリアってこんなにいっぱい曲があるんだぁ。知らなかった)


後半は、プチ・オペラという感じで、トリノオリンピック金メダリスト荒川静香さんがこれをバックに演技したプッチーニ作「トゥーランドット」、同じくプッチーニ作「トスカ」、ヴェルディ作「ラ・トラヴィアータ」などからの選曲で、オペラ初心者の私でも、どこかで聞き知ったメロディだったので、楽しんで聴くことができました。


神谷さんは、ときにステージ上を移動したり、全身を使ってのパフォーマンス。コミカルな役もお得意そうで、表情豊かに演じていらっしゃいました。


一方、石井さんは立ち姿に存在感があって、声で演じるというのかな~、とにかく「聴かせてくれる」方でした。声量が豊かで、フォルテッシモはもちろんですが、ピアニッシモのときの声が絹糸のように綺麗でした。


ピアノの方も含め、素敵なお三方の写真を載せられたらよかったのですが、ちょっと叶わなかったので。。

パリ発日本語情報誌『bisou』編集長 江草由香さんのブログ に石井友子さんの記事が載っていましたので、ご覧くださいませ。


それにしても、こんな素晴らしいコンサートもEntrée libre(ご自由にお入りください=入場無料)です。

日本の街中に溢れる、聞きたくもない音や音楽の代わりに、

心を豊かにしてくれる音楽がいたるところに存在しているところが、パリの良さなのかなぁ。