パリは9月中は小春日和が続く良いお天気だったのですが、昨日から急に寒くなりました。しかも、雨が降ったり止んだりのグリグリ(仏語で灰色のことをグリといいます)空。

そんな寒い日にはやっぱりラーメンでしょう!というわけでパリのラーメン激戦区「ピラミッド」駅界隈の「ZEN」というラーメン屋さんに行って来ました。(ホント、三歩あるけばラーメン屋に当たるってくらいラーメン屋ができたのにはビックリ!)


以前、昼間にフラっと入って美味しかったので、今回は晩ご飯食べに行ったのですが、「ZEN」っててっきりフランスでも流行の「禅」のことだと思っていたのに「一日一善」の「善」だったんですね~~~↓↓↓(うつわに「善」と書かれていました)。

 

「JALPAK」パリ支店のサイトによると『自家製麺は粉や水の配合に試行を繰り返し、ようやく完成させた旭川ラーメン。「海外で食べるラーメン」の概念をくつがえす美味しさ』とありました。 おお、生まれ故郷の旭川ラーメンだったのかぁ。

まぁ、概念をくつがえすかどうかは別として(笑)、フツーに美味しいラーメンです!硬麺が好きな私には少し柔らかめなんだけど、スープはかつお出汁と鶏ガラの(たぶん)スタンダードなお味です。私がいただいたのは醤油ですが、他に味噌・塩・ワカメなど種類あり。ラーメンに欠かせない餃子もあります。


お昼どきに行ったときは、仏人と日本人が50/50って感じでしたが、本日は夜だけに、仕事帰りらしい20名ほどの日本人サラリーマンとそれ以外はフランス人の妙齢のマダムがひとりだけ。

マダムもお食事が終わると酔ってノリノリのおじさま達のパワー?に圧倒されたのか、さっさとお帰りになっていました。


「おねえさ~ん!ビール追加ね。あと、枝豆ある?」と注文しているおじさまたちの光景をボーっと見ながら、「ああ、日本の居酒屋にいるみたい」と自分も梅酒片手にほろ酔い気分でいたら、「11名だけど席あります?」と団体さんがお店に入ってきました。

こちらは、いかにも業界系というかクリエィティブなご職業につかれている方たちのご様子。。(なぜって、みなさん揃って黒っぽいお洋服に、なにやらジャラジャラしたものをつけていたのでbyわたし的判断基準)


そうやってしばし日本の居酒屋気分を味わい、身体もすっかり温まって、満足して帰途につきました。。。(今日はオチもなく、と思いきや)帰りのメトロで初体験!!

噂に聞いていた「検札」にあったのです。いきなり、制服を着た係員(男女一組)が乗って来て「○○←聞き取れなかった、シルブプレ」。それを合図に周りの乗客がゴソゴソと切符を出し始めたので、私も買ったばかりのカルト・オランジュ(1ヶ月有効の定期みたいなもの)を誇らしげに見せました。オホホ。

で、内心、「誰かキセルしてて、罰金取られないかな~」なんて意地悪なこと期待したけど、みなさん、お利口さんでした。ちょっとガッカリ!?